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2006/12/21

来年度予算財務省原案―税収増のいまこそ歳出構造改革を

来年度予算案の最後の決定過程に入りました。財務省原案が発表されましたが、報道されているように、景気が回復過程にあるなかで税収が増えていますから、そういう中で国債の発行額を抑えるという予算案になっています。

ただ、私はこういう税収が増えている時期にこそ、歳出の構造改革をしっかり行うべきだと思います。景気がまた後退局面になると、なかなかそういうことは難しいからです。

今回の予算案を見たときに、例えば公共事業予算を3.5%カットするということになっています。(毎年1~)3%カットという(閣議決定)の中で、それをより深掘りしたことは評価できますが、しかし、単に数字を抑えただけだという見方もできます。

やはり重要なことは、計画そのものを見直していくということです。例えば、整備新幹線について、これからどこまで造るのか。そういったことについて全く見えません。道路特定財源の議論も先送りされました。

重要なことは、歳出を単に量的に抑えるのではなくて、構造を変える、仕組みを変えるということであって、そういう観点で見ると、今回の改革論議は極めて不十分だったと言えると思います。

そうったことは、これから予算委員会でしっかり議論していきたいと思っています。

コメント

阿頼王

岡田先生 毎日ご苦労様です。

先生の仰る“歳出の構造改革”と言うのが良く見えてこないのですが、その辺りをもう少し具体的にお教え願えればと思います。それは、特定財源を完全に一般財源化して、必要なところに必要なだけ割り振りする…とかいうことでしょうか?

個人的な考えなのですが、財政の赤字はやはり何らかの形で清算しなくてはならないと思います。それが最終的に“ハイパーインフレ”とか“借金の棒引き”とか言う国民へのつけの転嫁であってはならないと思います。景気が回復しつつある今、確かに景気に水をさすような政策は問題外でしょうが、ケインズが言うように、“常態化した公共投資は景気回復の手段にはならない”と思います。そこにメリハリが必要なのだと思います。日本にはケインジアンが多いようですが、本当にケインズを理解している人は少ないと小室直樹先生などは指摘されています。個人的には、いかに政府の赤字体質を変えて行くかは大きな問題だと思います。民主党が政権を担当した時、どのような財政政策をとり、この赤字体質を脱却するのかを示して欲しいと思います。先生の仰る“歳出の構造改革”でそれが達成できるのであれば、国民の一人として大歓迎です。小泉さんの“痛みに耐え”た先にあるのが“政府の赤字の国民への転嫁”であるのであれば、これはもう背任行為と言えるのではないでしょうか。

先生の仰る“歳出の構造改革”を理解しないままに自分の思うことを書いてしまいました。もしも、わたしの考えのポイントがズレているのであれば、どうそご容赦下さい。先生のご活躍を期待しております。

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