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2008/01/23

代表質問――国家目標はいまの日本の政治にはそぐわない

昨日で衆議院の代表質問が終わり、いまは参議院の代表質問中です。これで一当たり本会議は終わり、これからは予算委員会ということになります。

予算委員会の日程は、私は衆議院予算委員会の筆頭理事ですから、前原理事とともに、与党の議員といま折衝中です。(23日午後時点)

私たちとしては、いま一部に言われるような、1月に租税特別措置法改正案を強行採決してしまう、3月一杯までに法案を通すためにそういう強硬手段に出る可能性があるときに、補正予算の審議にすんなり入っていくわけにはいかない。

少なくとも、そういうことはない、月内に租税特別措置法改正案について採決することはないということを明確にすべきであるといったことを申し上げながら、いま日程の協議をしているところです。

基本的にはしっかりとした良い議論をしたいと思っていますが、すぐ近くで強硬手段に出る可能性が取り沙汰されているときには、やはり、その可能性を排除したうえで、きちんとした議論をすべきだと、当たり前のことを申し上げているつもりです。

さて、代表質問ですが、我が党は衆議院は鳩山幹事長と古川元久さん(税調副会長)が非常に良い議論をされたと思います。そういう中で、あまり報道されていないことで、私が割と面白いなと思った点が1つあります。

それは、自民党の伊吹幹事長が福田さんに「総理としての国家観を語れ」ということを大上段に最初に質問しました。それに対する福田さんの答弁が非常に面白いなと思って聞いていました。

福田さんが言われたのは、「明治維新のときのような、国家として欧米列強の攻勢の中で生き残っていかなければいけない、富国強兵という国家目標、あるいは戦後敗戦の中で豊かになろう、国民が一致して豊かさを目指した高度成長期のような、そういった単純明快な国家目標というのはすでに豊かになってしまった日本においては難しい」ということをはっきりと言われたことです。

大上段に振りかざした伊吹さんから見ると、完全に肩すかしを食らわされた思いだったかもしれませんが、統一的な国家目標を政治が掲げて、そして国民を鼓舞して同じ方向を向かせて進んでいく、いまやそういう政治ではないんじゃないか。成熟した、多様な価値観を認めていくいまの日本にあっては、そういう国家目標というのは適切ではないんじゃないかという趣旨のことを、福田さんはおっしゃったと思いますが、これは私の感覚ともかなり近いものです。

もちろん、国の政治ですから、日本が将来どういう日本になっていくのか、その方向性を示すことは大切だと思いますが、それで国民が皆同じ方向を向いて進んでいくべきだという、いわば「国家目標」というようなものはいまの政治にそぐわないと私は常々思っていましたので、福田さんの答弁を、ある意味非常に共感を持って、面白く聞いていました。伊吹さんとは相当考え方が違うなと感じたわけです。

コメント

斜家庵

福田さんの意見を、ある意味理解され共感された岡田さんは平衡感覚がすぐれていると、失礼ながら思いました。最近は、どっちかこっちか白黒で分けようとする傾向があって、さっぱりはするのでしょうが、人間・政治・あらゆる部分、結論ありきとなる場合が多いように感じます。矛盾も無駄も時にはあって当たり前。その間を埋めようと努力するから民主主義なのでしょう。

辛口中年

「富国強兵」のような国家目標は不要です。ただ、行政(含む財政・公務員・国会)構造改革及び地球環境問題を優先して取り組むという、国民共有の目標は必要だと思います。(また、掛け声だけの中途半端な見せ掛けの改革でなく、真の改革の中味・手法が具体的に合意されるべきですが、今の与党(民主党の一部ですら)では真の改革は無理です。従って、先ずは行政庁に緊張感を与える意味でも、政権交代が全ての改革の第一歩です。)道路特定財源問題でも、全ての道路整備を必要としたり、そのためまた10年暫定税率を延長するようなことは、許されません。真に必要な道路とは何なのか、という議論と国民的な合意が財政規律の下で確立できなければ、財政再建など覚束ないでしょう。国会議員の県会議員化はストップすべきです。民主党の一部議員の動きは嘆かわしい。なお、日銀総裁人事についての岡田さんの議論に賛成です。もっと踏み込んで申しあげれば、財務次官の立場にあった方は、与党とともに今の無茶苦茶な財政状況を作り上げることに直接の責任があったと言え、それもうやむやにして今度は金融政策のトップに就任というのでは、余りに大甘で高負担に喘ぐ国民一般の納得は得られないのではないでしょうか。早稲田の榊原先生(元財務官)は「(その方を)小沢代表に推薦している」と昨日お話でしたが、万一そういう結果になるようでしたら、民主党にも余り期待できませんね。

地球人

福田さんも、財務省のひも付きでなければ、よいのですが。
財政再建増税主義の財務省と一心同体のお方ですから。
東国原氏や、石原氏、大阪府知事候補の橋下氏などのような、乱暴、粗野なのも、いただけません。
でも、民主党選挙足腰弱いですし、行動力もいまいち。
衆議院候補も、勝手連頼みみたいなのは、落選するのでは。
政権なんて、取れるのでしょうか。

地球人

つなぎ法案どう思われますか。
福田は、人のよい岡田さんが思っているようないい人ではないと思います。
もすこし、お人悪になったほうがよい、岡田さんは。
塩崎さんが、新聞にエプロン姿で出ていましたが、岡田さんが、男の料理なんていって、エプロン姿でアピールするのも、見たいものです。
塩崎さんの作ったものは、なんか、増税という毒が入ってそうで、ちょっと・・。

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