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2008/08/05

民主党代表選に対する私の考えと対応について

先般(7月30日)、日本記者クラブでの私の講演の際に、民主党代表選挙についての考え方をお話いたしました。そのことについて、今日は皆さんにもご説明しておきたいと思います。

代表選挙は9月に予定されていますが、これをどうするか、私自身どう対応するかということについて、いままでは「ノーコメント」ということで通してきました。

しかし、いつまでもノーコメントで済ませるつもりはない、どこかの時点で私自身の考え方をきちんと説明する、ということも申し上げてきました。

日本記者クラブという公の場での機会でしたので、お盆前にははっきりしたほうがいいだろうと常々思っていたこともあり、私の考え方を示させていただいたわけです。

1カ月くらい色々考えさせていただきました。そして、私自身の経験、私自身の様々な考え方を整理するなかでの結論ですので、賛否両論あるとは思いますが、是非ご理解をいただきたいと思っています。

私が申し上げたことは、まず、代表選挙そのものはどんどんやったほうがいいと、一般論として、そう申し上げました。

特に、総選挙になれば、参議院選挙のときと比べて、より政策についての具体的な議論が求められます。もっと言えば、メディアも、そして与党も民主党の政策を厳しくチェックしてくる。そういう中で、例えば、財源の裏付けが十分ではないのでないかという疑問はすでに提示されているわけです。

そういったことについて、あるいは改革の中身、どのようにプライオリティーを付けていくか、そういったことについてきちんと説明ができるようにしておかなければいけない。そのためには、代表選挙というのはいい機会ではないかと考えたわけです。

したがって代表選挙は、我立つべしという方がいればどんどんやったほうがいいと考えています。

そして、しかし私自身については、「現時点で代表選挙に立候補しようという強い意欲は持ち合わせていない」と申し上げました。もちろん、まだ選挙までの時間がありますから、断定はしませんけれども、「現時点で強い意欲は持ち合わせていない」。

その理由は大きく言って2つあると申し上げました。

1つは、私が総選挙を戦うとすれば、当然2004年の参議院選挙、2005年の総選挙と同じように、マニフェスト選挙になる。具体的な政策、それに伴う財源、いつやるかという期限、そういうものを明示して、具体的な政策を選挙で問う。そういうやり方をいままでもしてきましたし、私が代表であれば、今回もそういう選挙をすることになる。

しかし、あの2005年の選挙で、そういうやり方が国民の皆さんからご理解いただけず、郵政民営化賛成か反対か、その1点を問うた小泉自民党に大勝を許してしまったのは、私が代表のときの総選挙だったわけです。

もちろん、民主党に対しても、2480万人の方にご支持いただいたわけですが、しかし大きく負けたということも事実。では、そのときの国民の意識が大きく変わっているか、政策本位で選挙をやろうというふうになっているかというと、私はまだそう大きくは変わっていないのではないかと思います。

やがてそういう時代が来るということは確信しています。しかし、まだ現時点で、具体的な政策を率直に、正直にお話しをして戦うという選挙が、いい結果を生むという十分な自信が、いま私にはないということです。

したがって、私が代表になってマニフェスト選挙をする、そのことが政権交代につながるとは考えにくい状況にあるということ。これが1点目です。

もう1点は、2005年の選挙の敗北の責任を取って、私は代表を辞めました。次の総選挙が終わるまでは自重すべきであると、基本的にそう考えてこの3年間行動してきました。

もちろん、状況が大きく変わればそうでないということもあるだろうと思っていましたけども、現時点で振り返れば、やはりあの総選挙敗北の責任は、次の総選挙まで基本的に私が常に考えなければいけないことだと、そう思っているわけです。

そういった理由で、「私が代表選挙に出る強い意欲は現時点で持ち合わせていない」という風に申し上げたところです。

早く言いすぎたのではないかとか、あるいは、勝敗を度外視して出るという選択もあったのではないかとか、いろんなお考えをおっしゃっていただく方は多いのですが、やはり早く言わないと、出る意欲を持ちながら、全体の状況を見極めることができなくて躊躇しておられる方もいらっしゃるかもしれません。したがって、なるべく早く明確にしたほうがいいと考えたわけです。

是非、私自身の考え方についてご理解いただき、そして、民主党に対して変わらぬご支持をいただければ大変ありがたいことだと思っています。

コメント

GAJU

ここ数年のご努力が実るといいですね。
代表なんかならなくても
「民主に岡田あり」です。

W.T

代表選に対するお考え、ものすごく良く理解出来ます。早く明確にしようと苦悩の日々だったであろうと何だか胸が痛みました。あの小泉劇場型のお祭り騒ぎに便乗した国民は今どのように思っているのでしょうか?そういう状況の中岡田当時代表は本当によく頑張られたと、その後の行動など拝見していて、一層尊敬の念が沸き応援し続けています。今回は懸命な判断で私は大いにその事に対して支持致します。前回の様な劇場はもう御免です!!一人でも多くの国民が当たり前の選挙を望む様な社会に早く戻って欲しいものです。

小原

岡田氏のこの度のブログ発言は、政権交代のためには政策がファースト・チョイスなのだという鮮明な情報発信になると思います。
国民に対して、現時点での丁寧なご説明を戴きありがとうございます。
岡田氏の本領を存分に発揮出来る状態にあってこそ、今の日本のマスメディアが担うべき役割が正常に働くことが可能となり、ひいては国民のための政策論議と選挙が健全に展開されていくのだろうと、そういう、近くあるべき将来へと非常に期待しております。

しみず

この日曜日のオープンセミナーでも同じことをうかがいましたが、理にかなっていると感じます。ひとつひとつに説得力があると感じられます。それが「信頼」ということかもしれません。たくさんたくさん、できるだけの準備をして、満を持して代表になって、そのまま政権交代後の総理大臣になっていただきたいと思います。
そして心底、55年から続く体制に終止符を打って21世紀的問題に対応できる新しい政治組織に改めていっていただきたいです。

セミナーの質疑では「漠然とした不安や焦り」と申し上げました。私はほっぺたが落ちるようなおいしいプリンを食べるとき、ふと口に手を運ぶのをとめ、しみじみ「味わっとこ」と思います。温暖化や食糧危機を前にして、食べたいと思えばコンビニでマグロのおすしとか甘~いスウィーツなどが手に入ってしまう豊かさが持続可能か?と思います。豊かさに身を浸す一方の疑念です。
ホッキョクグマにつけられたはずの止まってしまった発信機は人間の未来ではないでしょうか。環境、経済、政治の行き詰まりを日本は(私は)全然真に受け足りないのかもしれません。それとも、それは悲観的過ぎるのでしょうか?
公正にきちん考え抜かれた上でなるべく正しい方向性を示す政府、に岡田さんの改革によって変わっていくことを待ち望みます。

地球人

とてもよいタイミングでの、代表戦立候補しない発表だっったと思います。
このタイミングが、その方の潮目をみる政治センスではないかと、私は思っています。一種の才能です。
朝日に田中真紀子さんが「政策論争と代表戦をぶつけなくてもよいのではないか」とおっしゃっていましたが、私も同感です。
その後、麻生氏の幹事長就任も決まり、選挙の声も高まりを見せています。
とてもよいタイミングでの、代表戦でない宣言だったと思います。
自公のポスターが、着々と貼られ始めています。
民主党も出遅れないように、がんばっていただきたい。
ご健康に気をつけて、岡田さんには明日の日本を支えていただきたいと願っています。
民主党に岡田ありと書いてた方がいましたが、同感です。

TM

いま、あえて
ひとと違うことを言います。

会見の発言を撤回して代表選挙に立候補してください。
そして次の総選挙こそは民主党を勝利に導いてください。
小沢代表のように政治生命を懸けて。
お願いいたします。

小沢さんに勝てないのは、自明ですが、それでも立って頂きたいのです。
小沢さんだからではなく、党代表の無投票再選ということはどうかと思うのです。
「消極姿勢」などと報じられているのは、今度の岡田さんにとってもいいことではありません。
期待しています。

超パチプロ

岡田さんが代表選に出馬しない意向なのは理解しました。

政権交代の為には、前原副代表が言われているように、民主党は「君子豹変」しなければなりません。

民主党が「君子豹変」する為には、代表選で小沢代表から前原代表へCHANGEすることが肝要です。

佳三

昨今の自民党は、国民が真に求めている事は何かを理解出来ないほどの状態で、政治的感性を失い賞味期限を過ぎた衆議院の権力にすがっている、利権に縋る哀れな巨像というか虚像に見えます。そんな印象を強くするなか、民主党立党の精神と岡田氏の信念や信条に凄く感銘致しております。この度の代表選挙に対する岡田氏の表明も、岡田氏の人となりを理解するに十分足りるものです。必ずや、岡田氏を必要とし求められる時は来ると信じて疑いません。暑さ厳しい折りですから、どうぞ、健康には留意され、国家そして国民のため奮励される事を、一国民としてお願い致します。

牧 信一

日本は生みの苦しみです。
 民主党への疑問:わかりやすい例えかもしれませんが、「幕末」論を主張していますが 明治維新は必ずしも「国民本位」の政治を実現しませんでした。その意味で新たな政治を実現して欲しいと思います。

やはり「国民本位」の生活、さらにはアジアとの関係を平和的に構築して欲しいと思います。

RN

代表選に対して随分と時間をかけて熟考されたと想像します。理解いたします。
岡田さんが総理大臣になる為には民主党の躍進が絶対要件です。その民主党の存在価値を高める為にも代表選では、各候補者が政策を発表するような場を是非設定して下さい。「民主党は意見がまとまらない」との論評が発生するかもしれませんが、自由に論議できるところが民主党の良いところであり、意見を戦わせることが国民の利益につながるのです。

奥野和歌子

文芸春秋で岡田さんは総理大臣になる気持ちの整理がつかないようなことをおっしゃっていましたが、気持ちは良く分かります。日本をどう導くのか大役です。でもいずれは総理大臣になるべく頭のなかで今、自分が総理大臣だったらどう対処するのか?というシュミレーションしイメージトレニングに備えてください。また今回の代表選挙は見送られたのは私は正解だと思います。私は小沢さんと岡田さんを応援しています。お二人が次期をずらして総理大臣になることを望みます。

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