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2010/01/21

ハイチ大地震―治安の悪化する中での日本の対応と支援

ハイチの地震が1月13日に発生して少し時間が経ちました。大変な状況で、多くの方が亡くなり、家をなくされたり、傷ついたりということに、心からお見舞い申し上げたいと思います。

このハイチへの支援をめぐって、日本の支援がやや遅かったのではないかというご批判が一部にあります。そのご批判は甘んじて受けたいと思いますが、こういう事情もあったということもご理解いただきたいと思います。


つまりハイチは、首都において国連のPKO(平和維持)部隊が、現にいま展開をして、治安の維持を図ってきたわけです。残念ながら、そのPKO責任者である特別代表を含めて、たくさんの方が地震の犠牲となり、亡くなられたわけですが、ハイチはそういったPKO部隊が武器を携えて首都にいないと治安を保てない状況にあります。

しかも地震が起きて、さらにその状況は悪化しています。例えば、刑務所から囚人が逃げたり、警察官がたくさん亡くなったり、そして、水も食料もないという状況の中で、一部住民が暴徒化しているという状況があります。

そういう中で、日本がこういう緊急時に人を出すということになると、残念ながら日本では武器の携行は認められていません。閣議で、武器を持っていかないことも確認しています。

災害救助だからという理由ですが、そういうことになると、やはり現地の状況を把握したうえで人を出すということになります。

したがって、普段はハイチではなく隣のドミニカにおり、両国への駐在大使を兼任している日本の大使と関係者が調査チームを作り、まずは陸路でハイチに入りました。

そこで状況を把握したうえで、もうすでに活動は始っていますが、今回医療チームを派遣しました。それが、他の国、例えば米国などと比べて少し遅かったということです。

非常に難しい問題だと思いますが、現地の安全を確認したうえで派遣しないと、非常に危険な状況を招いてからでは遅いという問題もあります。そして、軍に守られて入る米国とは状況も違うと言えると思います。

そういう状況を考えたときに、支援が遅くなったことは、私はやむを得なかったと思います。

小規模ではありますが、現地の大使館の職員も、ほとんどが家が災害に遭って危険で使えない状況にあり、自分の自動車の中で寝泊りをしながら邦人の安全確保に走り回ってくれました。

いまは幸いにしてホテルを確保できて、大使館もつぶれていますので、そのホテルを大使館兼宿舎代わりに使っているという状況です。厳しい状況の中で、外務省の職員、大使館の皆さんは非常に頑張ってくれたと思っています。

いずれにしても、これからこのハイチの支援の問題は、一義的にはとりあえずの日本の支援も決めたわけですが、より根本的な解決策を考えていかなければいけない、そして協力していかなければいけないと思っています。

※ブログの動画版はこちら

コメント

レイ

21日の国会でも、岡田さんは同様にご答弁をされていましたが、未曾有の大災害と、非常に厳しい状態の治安、そして日本の武器海外持込の事情、、という、特殊な状況の組み合わせであったための、止むを得ない選択であったと、このご説明を聞けば、誰でも納得することだと思います。

日本の援助隊の方々が、一人でも多くの方をお救いになりますように、心よりお祈り致します。

いいちこ

ブログ拝見して、驚きました。対応が遅いという意見が出ているんですか!!
あの悪環境の中、チームを組んで、対応策を決めて・・・。迅速だったと私は思います。他人を助けるために、犠牲者が出ては、本末転倒ですし。早く、治安が良くなって、一人でも多くの人が助かりますように。
国会が始まっても、その他の色んな問題に立ち会わなくてはならないんですね。お疲れ様です。
私も何か人のためになることをしてこよ~っと。

新井義久

いつも動画でのお話を楽しみにしています。

がんばってください!
がんばってください!

無理もしないでください^^

岡田さんをジッと見つめている男

外交の責任者は国内担当大臣より辛い厳しい立場に立たせられること必定だが、岡田さんならどんな苦しい立場でも受けて立てる男とみています。
平成維新の志士の一人として頑張ってほしい。
シットと見つめています。

井上彩

先日、あの阪神淡路大震災から15年が経過したということで、
震災直後の現地映像が頻繁にテレビ放送されていました。
親戚が関西在住のため、関東に住む私が、自分も地震を
体験したような恐怖に陥り・・・そんな当時を思い出しました。
ハイチの皆さまに、遠く日本からですが、お見舞いを申し上げます。
本当に僅かですが募金をいたしました。
ハイチは美しい場所、と知人が言っておりました。
その素晴らしい自然がよみがえり、
住んでいる方々が安心に囲まれて再び暮らせる日まで、
心の片隅で静かながらに応援しております。

めろんぱん

お疲れさまです。

岡田さんの言うことは正しいと思いますよ。

刑務所から囚人が皆逃げ出したことも
北海道新聞の朝刊に載っていました。
写真などを公開しもう一度逮捕したいと
考えているようですが
現実は、厳しいようですね。

仮にアメリカと同時期に支援部隊を送りだしなにか事件に巻き込まれていたとしたら
きっと "米国の真似をしているからこんなことになる" などとひどく批判されたでしょうし...
支援が早い、遅いの問題ではなく
安全を考えたうえでの正しい判断だと
思います。

お体に気をつけて下さい。陰ながら応援しています。

MT

ハイチは大変なことになりましたね。
厳しい状況のようですが、日本としてもできる限りの支援と協力をしていただきたいと思います。
明日はまたテレビ出演ですね。
ぜひ早く帰ってきて拝見させていただきたいと思います。
楽しみにしてるね!!

菊地 高志

 支援をこころから応援しております 
 みんながんばって そして 元気に帰ってきてください

ks

私はまさに、「政府の対応、遅いなぁ」と思っていた一人です。

私自身、昨今日本でも全国で頻発している、いわゆる大地震の経験はないのですが、支援を待つ多くの人を思うと、歯がゆい思いでした。

上記の説明で、「そういう事情があったのか」とも思いますが、例えば、人の派遣はできなくても、ハイチ近辺の国から緊急的に食料や生活用品などの輸入を行い、日本を経由せずに直接現地へ送る、みたいなことは出来なかったんでしょうか。

一素人の思いつき、ですから、それらを勘案した上での今回の日本の決断だったのかもしれませんが・・・

TH

「日本が迅速に支援出来るのは、政情不安のない先進国に限る」とおっしゃっているようであり、ちょっとさびしいです。他国軍隊との連携など出来ないのでしょうか。

それよりも、世界最大級の海外援助機構であるJICAが、世界最貧国に常駐して大規模な支援活動をしていなかった・・・ということが明るみになったわけで、そのことを残念に思います。

小沢 二郎

岡田大臣の「ハイチへの支援をめぐって、日本の支援がやや遅かったのではないかというご批判が一部にあります。そのご批判は甘んじて受けたいと思います」のコメントには私は好感を持ちました。
最大の問題は災害時にあらゆる可能性を考慮した上での、支援方法に関する事前の検討不足だと思います。
災害が発生してから支援内容や方法を検討するのでは遅すぎます。
災害の情報をうけた段階で、日本ができる支援内容・支援の提供時期がある程度選択できるような仕組みを作られるともっと早い対応ができると思います。
食料支援は被災地に要否判断を求めなくても準備は開始できると思いますし、同盟国との連携でもっと早く現地入りして支援開始することも可能なのではないか?と感じました。
同様な災害が再び発生した場合には、批判ではなく、賛辞を受ける対応を期待しています。

goody

岡田さんはがんばってるなあと感じていますよ。日本式でやれば良いと思います。

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