先週のことになりますが、保育所の視察について少しお話をしたいと思います。
先週、2カ所の保育所を視察することを計画し、実行いたしました。第一の場所は、資生堂が汐留で開設しているいわゆる企業内保育です。規模はそれほど大きくありませんが、資生堂及びその周りの企業で働く人たちの子どもを預かって、保育しているということです。
資生堂は、優秀な人材をしっかりと確保したいということで、働くことと子育てが両立するような環境を企業も努力して整える中で、この20年来いろいろな試みをしてこられたと思います。その一環です。
非常に恵まれた施設であると思います。かなり企業の持ち出しもありますので、全ての企業に同様なことは期待できないかもしれませんが、人材確保という視点もありますので、これからこういった形が更に拡がっていくことを期待したいと思っています。
いろいろとお話を聞きましたが、小さな子どもを抱えて満員電車で通勤してこられるというのは、本当に大変なことだなあと改めて感じた次第です。
2カ所目は浦安市の認定保育所です。ここを株式会社ポピンズコーポレーションが運営しています。ポピンズが運営する保育所の中でも、150人規模という非常に大きなもので、浦安の駅前にあります。非常に便利なところです。多くのお母さん方が出勤途中自転車で来てお子さんを預け、電車に乗って働きに行くということです。
規模も大きいのでいろいろな設備が整っており、私もおやつの肉まん、あんまんをいただきましたが、非常においしく、しかも食器は割れてもいいから瀬戸物を使うという方針でやっておられました。非常に限られた経費の中で、頑張って運営されているなあと思いました。
浦安は特に若い世代が多いということで、保育所のニーズは高いと思いますが、同じような施設が各市や地方にあれば、働く保護者にとってはありがたい存在だと思いました。
統一地方選挙もありますので、議員さんや首長さんがそういったことを公約に掲げて、マニフェストに書いて選挙をされれば、かなり評価されるのではないかなあと思いました。
これからもいろいろな現場を見て、そこで働く人あるいは関係する皆さんのご意見をしっかり聞いて、これからの政治活動の糧にしていきたいと思っています。
※動画はこちら
保育所問題は少子高齢化の観点からとらえるべきで、昔ながらの省益で幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省となっていることが最大の問題です。これを一刻も早く統合して、女性の社会進出・負荷の軽減と云うことで、最重要なテーマとして取り組んでもらいたい。児童手当の高低・支給時期等は大きな問題ではないと考えます。働く女性のための社会的なインフラの整備が焦眉の課題でしょう。
この様な所への公共投資は民主党が主導して、むしろ積極的に推進すべきなのでは。
投稿情報: 土田 誠 | 2006/12/06 17:09
岡田先生 はじめまして。
“教育は国家百年の計”、この間“第二の憲法”とも言うべき“改正教育基本法”が衆議院を通過しましたよね。その中で“家庭教育”の条項が増やされ、家庭での教育を重視することがうたわれています。しかし、現実はこのように、ゼロ歳児から保育所に預けられる子供たちが増えています。それに今回先生が視察された保育所は恵まれた保育所です。無認可保育所に入っている子供たちも大勢おり、より劣悪な育児環境下にあると思います。また待機児童の問題もあると思います。この辺りに政策の不整合を感じるのはわたしだけでしょうか。結局は大企業の為の安価な労働力確保のための政策の犠牲になっているのは、女性であり、弱者である子供たちだと思います。そのくせ次世代を担う子供たちの育成に力を入れているように見せかけるのは詭弁だと思います。確かに福祉・教育は“金食い虫”のように言われていますが、相変わらず“箱物行政”を続け、そこには湯水のように過剰な投資をしているような気がします。そんなところに投資するよりは、未来を担う子供たちに投資する方が健全な政策のような気がします。
民主党は、このような政治・行政の矛盾点を追求し、もっと整合性の取れた政策を掲げて下さい。思いついたままを書いたので、乱文はご容赦下さい。岡田先生の今後のご活躍を期待しております。
投稿情報: 阿頼王 | 2006/12/07 20:46
初めてコメントさせていただきます。
私はごく普通の専業主婦で2歳の娘がおります。
岡田さんはなぜ、この施設を訪問されたのでしょうか?
少子化対策、育児支援、女性の社会進出、色々な未来を検討するために意味があったのでしょうが・・・。
ここ数年問題になっている虐待や育児放棄の事件で子供の命が犠牲になっています。この事態は起こるべくして起きていると私は思います。
産婦人科では妊婦が立ったまま検診を待っています。小児科は溢れかえって道路で遊ばせながら待っています。集団検診では建物の外まで長蛇の列、産まれたばかりの子を抱えて、往来のある中でパイプ椅子で母乳をあげています。検診などで保健師や栄養士に何か聞きたいことがあってもあとがつかえていますから『何かあったらここへ電話して』と言われてすぐに返されます。流れ作業です。
夜中に高熱の子供を抱えて救急車に乗り込み、行った先の病院で1分で診察が終わり、薬も出されずに返される。明らかに過労の医師の顔には「それぐらいのことで来るな」と書いてある。確かにそうなんでしょう。しかし初めての育児で狼狽える者にとって、この対応はこたえます。
バスや電車や駅など、健康な5体満足の人間にしか利用できないのではという作りの施設も多いです。
核家族化が進み、育児に対する協力者がいない中、普通に専業主婦であっても育児をしていて窮屈な思いをすることはたくさんあります。
働いているというだけで皆に協力を得られるというほうが不公平に思えてきます。
極論を言えば0歳代から親子で通える学校のようなものがあればいいと思います。育児の協力者や相談相手がいない専業主婦は子供と一緒にそこへ通い、働いていてそれができない人は保育所に入れて育児の専門家に任せる。
そしていずれはそれを義務化する。
人間はのど元を過ぎれば熱さを忘れてしまいます。
子育てを終えた主婦には、大変だった日々をほとんど覚えていない人も多いです。
渦中にいる今だからこそ、問題の根幹が見えるのだと思い、思い切って書かせていただきました。
民主党を支持しているというより岡田さんだけが頼りだという心境になっております。安倍さんの全く現実が見えていないコメントに何度傷ついたことかわかりません。どうかしっかりと現実を見つめ、子供たちのために明るい社会を作っていただきたい。そのために、環境や福祉のために税金が増えてもかまわないと思っています。正しいことに使っていただけるなら。
ちなみに妊娠中に小泉劇場を毎日見ておりました。あの選挙からずっと、また岡田さんに民主党代表となり、政権を取っていただきたいと思い続けております。
国会で嫌がらせのために野次を飛ばす姿を見ると心が荒みます。
子供は大人の一挙手一頭足を見て育ちます。
勢力争いや自己の利益のために政治をして欲しくない。日本の未来を、岡田さんが変えてください。
※これを読んで、もし嫌な思いをされた方がいましたら、申し訳ございません。
投稿情報: 長井 | 2008/04/07 22:21
はじめまして。
ではないのですが、以前先生の選挙事務所に応援としてよくお邪魔させていただいていました。
今日、民主党愛知県第七区の山尾しおり様のHPを拝見させていただいていたら、2/1に豊明に応援にこられ・・・とあり、懐かしく思い、先生のHPにアクセスしていました。そしたら大変古いですが保育所視察!を読みでコメントをさせていただきます。
先生、今の保育業界をご存じですか?
先生の視察された、企業内保育所や民間の認定保育所、それに認可外保育所に院内保育所と色々ありますが、その色々な保育所での保育内容についてご存じですか?
一度、じっくり視察してください。保育内容を!
現代の子ども達の育ってきた環境をじっくり考えて、保育内容をじっくり視察して観てください。
投稿情報: 小森 啓右 | 2009/02/07 15:41
昨日より発表されている子育て支援金のマニフェストの件について・・・。
私は不妊治療歴14年目です。
正社員で約10年勤務し、流産、ウツ、仕事内容が総務人事で定年まで働くつもりがやはり両立できず辞めました。
治療しながら正社員は無理です。
副作用やパーとさんだと雇用の問題や人との繋がりもあり辞めざるを得ません。
昔の経験を生かしリポーターで保育所や幼稚園の紹介番組もし先に出産していく元不妊友達や甥姪を見ているのでその改正してほしい事も分かっているつもりです。三重は産婦人科は妊婦優遇、先生を見れば分かります。テレビでやっている大家族の主治医ですし。1日がかりの5分診察。妊娠しても私の場合は毎日検診に行くので治療費そして手術費用。流産手術後2時間で無理矢理起こされ帰宅させられます。妊婦さんと子供さんと同部屋で寝かされ、請求額は約20万。必ず死産扱いにならない9週目あたりで残念ですが・・・と言われます。証明書を貰うのも文句。提出しに役所に行くとまたか・・・と年最大で10万。不妊治療病院が出来ましたが、もう2カ月待ちです。
そんなので蓄えも無く、専業主婦がいけない?子供が居て当然の子育て支援金、などの子供がいるのが優遇な民主党さんなら私は即主人に離婚届を渡し、1日もl早く若い健康な方と結婚し父親になってほしいと思っています。
岡田先生、私が代表になってもいいです。野田聖子さんの本や向井亜紀さんやそういう方が居るのをご存じでマニフェストを公表したのか教えて下さい。
民主党さんには政権交代して欲しいし、岡田さんには総理大臣になってほしいのです。三重、四日市の方にも耳を傾けて下さい。裁判や色々あります。
岡田さん、地元三重を見て下さい。
不妊治療の病院に行ってみてください。
投稿情報: みっきい112 | 2009/07/24 09:05