今週は解散・総選挙、そして、それにまつわる自民党の中の様々な混乱にメディアも注目して、そういう報道一色になった感があります。
実は今日も、火曜日(7月21日)の本会議をきちんと立てるのかどうか、つまり、本会議を火曜日に開くということを決めるとしたら今日決めなければいけないわけですが、それがかなりもめたということがあります。
もめたのは別に野党間でもめたのではなくて、当然麻生総理は火曜日に本会議を立てて、そこで解散・総選挙と考えておられるわけですが、いやそれは許さじと本会議を立てないようにすれば、解散も先延ばしができるのではないかということで、自民党の中もかなり抵抗があったと聞いています。
しかし、さすがに総理が本会議を開くと言っている。それに対して、国会の中の自民党の組織が反対をするということはあり得ないわけですから、そういう意味で最終的にセットされたということであります。
これで、ほぼ間違いなく火曜日に解散が行われることになりました。我々としては、解散に備えて政策・マニフェストをはじめとする様々な準備はしてきたところで、解散を我々は非常に歓迎しています。
そして、麻生さんの手で解散というのは、当然これだけ総理が替わってきたわけですから、いまさらまた表紙を替えて解散するというのは、あまりにも国民に対して不誠実である。麻生さんでの解散というのは当然のことだし、ある意味で、我々がそうなるように様々努力を重ねてきた結果でもあるわけで、現在までのところ、総選挙に向かっての様々な戦略・戦術は、私たちが描いたとおりの形にほぼなっていると思います。
ただ、実際の投票日は8月30日ということになるわけですから、かなりまだ時間があります。したがって、私は、党内の一部にある楽観論、これは強く戒めなければいけないと思っています。
45日間時間があれば、様々風向きも変わります。2005年の総選挙も実はあの直前にも都議会選挙があって、民主党は議席を大きく増やしたわけですが、しかし、それから2カ月足らずであった総選挙では、東京では菅さん1人が選挙区で勝った。あとは全部負けてしまったという大変な結果になったわけです。
そういう意味で、ここはしっかりと都議選の結果におごるとなく、国民の皆さんの声に真摯に耳を傾け、1人ひとりの候補者がとにかくしっかりと汗をかき、頑張って訴えていくことが求められていると思っています。
私も、昨日から始まっていますが、全国をしっかり回って、1人でも多くの仲間を当選させることができるように応援していきたいと思っています。
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自民党もメディアも評論家も、まだ、従来の考え方は通用しないということが分かっていません。
これまで、自民党が勝った、負けたと言っても、政権交代が有り得ないという枠内での話でした。
しかし、今回は、「政権交代がほぼ確実だという状況での勝ち負け」であるわけです。従って、従来の考え方に基づく行動は全て的を外したものとなります。
自民党は、総裁・総理を何人変えようが政権を死守できれば良いわけです。マニフェストが1つであろうが、複数であろうが、政権を死守できれば良いわけです。タレントでも何でも出して政権を死守できれば良いわけです。
(極端に言えば、自民党は「民主党の政策を丸ごと取り入れてでも」政権を死守できれば良いわけです。)
ところが、これらの戦略を従来のパラダイムで取り扱おうとしたので、全てマイナスになっています。
というよりも、「自民党は野党になるはずがない」という前提、又は、「自分たちのボス支配が続くのなら、野党になっても良い」という気持ちで、派閥の幹部、党執行部、総理周辺は動いているように見えます。
アメリカでアフリカ系のオバマ大統領が出現しているのに、日本で政権交代が無い方がおかしい。
日本の貧富の格差も、米国に近づきつつあるからであり、エリート層への不信も同じように拡大しているからです。
「政権を失っても、自分たちの党支配が続けばよい」。これが自民党幹部のホンネであると言われても仕方がない状況に成りつつあります。しかし、これすらも、政権交代が有り得ないという枠内での「勘違い的ホンネ」です。(離党者が続出して新党を立ち上げる可能性も取りざたされています。)
総選挙後に混乱無く、民主党(中心の)政権が船出するには、こういう自民党の時代にそぐわなくなった考え方に基づく行動を、他山の石として、教訓にすべきでしょう。
(むしろ、メディアの方が新たな状況を把握して、民主党シフトに動く気配を見せています。)
投稿情報: 一国民 | 2009/07/18 00:59
サンデープロジェクトを見ました。
この国の未来を背負うのは子供たちなのです。子育て家庭を応援するのは当然です。少子化対策をなおざりにしてきた自民党の発言には怒りを覚えました。
国際競争力の維持の為に現状を続けるのは、人間の豊かなくらしのために自然を破壊しているのと同じ。
人間の暮らしをささえているのは、自然であり、国の経済を支えているのは労働者です。
この国の未来のために民主党を応援します。岡田さん、がんばって下さい。
投稿情報: yasu | 2009/07/19 11:51
今の民主党への風は、民主党に何を期待しているのかを十分検討して選挙を戦って下さい。 それを見誤る行動をとると、一気に流れが変わると思います。
3人に1人は、非正規社員、潜在失業率も含めると、就業人口の2人に1人が、非正規社員であり、その人たちが、地方選を含め民主に勝利をもたらしたものと思います。 その人達を裏切るような行動は、厳に慎むべきです。 その人たちは、今やマジョリティであり、格差是正が彼らの願いです。
非正規社員は、格差が広がる政策には、過敏に反応するでしょう。 1.経団連に擦り寄ること、2.雇用に繋がらない補助金をばら撒くこと。 3.正社員優位な制度を提唱すること。 このような態度を見せたら、一気に流れが変わると思います。
逆に、格差是正に繋がることは、恐れずに発言して欲しいと思います。 所得税の累進課税など、高所得者に気を使う必要はなく堂々と発言しても問題ありません。 高所得者に増税になる政策も、しっかり発言しても構いません。 彼らは、マイノリティなのです。
民主党の支持者は、格差是正を望んでいる一般庶民だと言う軸さえぶれなければ、必ず政権はとれるでしょう。
一方、経団連に接近したり既得権者などに色目を使った政策など上げれば、直ぐに支持者は離れるでしょう。 命取りになります。、 それだけは注意すべきです。
頑張って下さい。 行き過ぎた格差社会がなくなり、街角で、皆、笑顔で会話できるような社会になるように。
投稿情報: けんさん | 2009/07/19 15:19
せっかく政権交代が見えたこの時期に、TVで配偶者控除の見直しなど、を主張するのは得策ではない、と思う。
庶民は、定率減税が無くなり、社会保険料の負担も小泉以降莫大なものになっている。
他方、法人税は減税され、今回相続税も減税されている。これらは、一部の金持ち優遇政策で、それに国民が反発して、政権交代しそうなのである。
この重要な時期を見誤ってはいけない。義務教育世帯に、子供手当てを配っても、親の小遣いにすぎない。
子供の教育費が大変になるのは、高校・大学の時期だ。手当てを支給するなら、義務教育後の世帯にすべきだ。
財源なら、防衛費を削減すれば十分でしょう。MDでは北朝鮮の工作員のテロには対処できないのだから、全く無意味な税金の支出だと思う。
庶民を忘れれば、自民党のように国民から見放されてしまう。
苦しむ庶民のために頑張ってください。
投稿情報: 真田 隆 | 2009/07/19 15:41
民主党員ではありませんが、2大政党政治支持者です。 長い自民党政治は癒着と腐敗、官僚支配を生み真の民主政治を望む者です。
自民党の民主党批判に対し次の通り考えます。
①外交について
与党外交は主体のない他国まかせの成り行き無責任外交で、民主に対しえらそうに基本外交を語る資格は無い。
イ、イラク派兵の失敗と反省のなさ(米国も反省している) ロ、北方領土返還方針の曖昧さと漁船拿捕等 ハ、尖閣諸島の侵犯と石油掘削の傍観 ニ、米国のテロ指定解除はカヤの外 ホ、北朝鮮の核実験の米国からの事前通報なし ヘ、外務省改革、等
②防衛について
集団自衛権については、自民でもあやふや、民主を批判する資格はない。
自民、公明で違いがあるではないか。
外交の継続性は認めるがすべてを継承する必要はない。
③財源について
与党の財政削減額は明示しないまま批判している。
与党は国債、埋蔵金取り崩しと増税といっているだけである。 削減出来ない理由をとうとうと言うだけで真面目に財源を語る資格は無い。 政権を取れば更に財源は見つかると言っておけばよい。
④政治資金について
自民党の同様の問題と自民党の国民?政治団体からの企業迂回献金も俎上にのせ、公明の宗教と政治の問題も解明して欲しい。
⑤衆議院2/3採決について
郵政選挙の結果自公は衆議院で多数をとったが郵政に対する選挙結果でしかも投票総数は2/3に届かないと聞いている。2/3採決が多すぎる。このことが与野党の話し合いが無く対決する結果となった。解散し選挙後に採決すべきであった。
以上自民に対する批判について述べたが今後民主に対しては
①バラマキはやめ弱者救済は良いが、政策は継続性を維持し出来る限り収入に見合う支出にすること。
②教育は日教組の介入をとめること。
③長期ビジョンにたち、官僚支配から政治支配に早急に切り替えること。
政権交代を必ず実現して戴きたい。
投稿情報: 刑部 清信 | 2009/07/19 17:24
7/20のSunday projectを拝見いたしました。
私は、小沢代表のときの民主党よりも、岡田さんが代表であった頃の民主党が好きでした。
-一つ一つの政策に財源等の細かい根拠がしっかり盛り込まれ、国民に負担を強いなければならないところも逃げずに書いてあった-
"扶養者控除などのバラマキではなく、少子化対策を目的とした控除に変え、場合によっては増税になる方もいる"というはっきりとしたメッセージが大変素晴らしいと感じました。私は増税の対象でしょうが、民主党のこの政策を支持します。
岡田さんが幹事長になられ、かつての"政策がしっかりした"民主党に戻りつつあるのではないでしょうか?
これでこそ、国民は、本当の政権選択ができると思います。
頑張って下さい!!
投稿情報: K | 2009/07/20 06:40
私は、民主党は確実に政権を取るだろうと思っていますが、問題はその後です。
政権を取るまでは鳩山代表と小沢代表代行に活躍してもらう必要がありますが、政権を取ってからは、岡田幹事長あたりが中心になり、現実的な政策を打ち出していかないと政権は維持できないだろうと思っています。
外国人投資家は、「民主党政権になって日本は買いか売りか」と問われた場合、「中長期的には売りだ」と答えています。
それは、民主党政権になっても独自のシンクタンクがあるわけでもなし、官僚支配政治からは脱却できないだろうと見られているからです。
むしろ、毛細血管のように官僚支配がより巧妙になるだろうと見られているようです。
また、政策の財源問題も民主党が信頼されない原因になっています。
自公政治はデタラメだったが、民主党に代わってもやはりデタラメ政治だったなどということになれば、政権交代で政治や政策が不安定になっただけということで、二度と民主党に政権が来ることはありません(その時は、中選挙区制復活の議論が沸き上がるでしょうが)。
岡田幹事長には、政権を取ってからの準備も十分しておいて欲しいと思います。
投稿情報: tanaka | 2009/07/20 07:44
政権交代まちどおしいです!
マニフェストもままならない自民とさらに差をつけるためやはり外国人参政権導入も明記していただきたいです。岡田さんのお話では民主党幹部は意思統一ができているが党内の意思統一がまとまっていないとか。
僭越ですが、むしろ明記していただき国民の賛同を見ていただければ党内の意思もまとまると思います。
グローバル、インターナショナルの世紀の実現がこの目で見られる事が楽しみです。
大きく歴史は動いている、民主党と国民が動かしていくのを実感しています。
投稿情報: 小市民 | 2009/07/20 09:51
先日”子供の居ない家庭を増税”というお考えを伺いました。
決して裕福ではない、ある一般的な家庭の話・・
奥様は、婦人科系の病気を患い卵巣が片方無く、また残ったほうも決して健康ではなく妊娠の確率がとても低い人。
彼女は十数回もの人工授精、数回もの体外受精(これの費用がとてもかかります)と子供を望みつつ何度も、それはそれは疲れるほど、不妊治療を行いました。
不妊治療に、公的機関からの補助は出ません。正確には不妊治療の過程では補助が出ません、妊娠して初めて補助が出るのが現実です。
それでも彼女は根気よく、不妊治療を行いました。
旦那様も根気欲よく一緒に頑張りました。
それだけ頑張っても子供は授からず、根気も果てやがて彼女は40代に。。
彼女の旦那様は子供が大事なのではなく、彼女と末永く幸せに暮らすことが大切なのだ。。と言ってくれます。
このような子供の居ない家庭は確かに例外なのかもしれません。ですがこういう例外には救いの手が伸ばされず、”増税”という。。心無い意見を言いのける政治が、果たして国民のための政治なのでしょうか?
どうか、弱者に優しい国、日本・・世界に誇れる政治の実現をお願いいたします。
投稿情報: 40代主婦 | 2009/07/20 12:02
昨日 クルマで谷町筋を通りましたところ、なんと岡田さんを見ました熊田あつしさんとの街頭演説、事前に知っていれば家族全員で応援にいったのに。通り過ぎただけでしたが感激、感激岡田さんカッコ良かったですよ。同じ年代の者として心から応援しています。本当にいろんなご苦労があるかと思いますが日本の将来の為に頑張って下さい。心から応援しています。お体に気を付けて。いざ、政権交代
投稿情報: 申 龍成 | 2009/07/21 08:33
日本の救世主
絶対的に応援します頑張れ岡田!
国民の未来のために・。。!
投稿情報: 早乙女 | 2009/07/21 17:46
取らぬ狸の皮算用ではないですが、民主党政権になったときの準備を早めに始めたほうがよいと思います。私は今のアメリカのオバマ政権、余り何かしてきた印象がないのですが、民主党が政権交代を果たしたとしても、オバマ政権と同じようだと期待はずれになってしまうと思います。ですので、政権交代後は早めに政策を実行してください。いろいろ実行する政策はあると思いますが、岡田さんは優先すべき即効性のあるものは分かっていると思います。来年から実行するのではなく、できれば政権発足からどんどんスタートダッシュをかけて政策を実行していっていただきたいです。選挙に関しては、しがらみと利権の自民党では民主党と同じ土俵にあがっていないですし、政策論争以前の問題だと思います。民主党は都議選圧勝したということですが、私はこんなものではなまぬるい、もっと大差をつけれたのではないかと思っています。衆院選でもっと大差をつけて勝ってほしいと願っています。僅差だったらこの国は大丈夫かなと本当に思います。岡田さんにはますます忙しくなって大変かもしれませんが、体調を崩されないようにしてください。応援しています。
投稿情報: 扇風機 | 2009/07/29 03:42
民主党のマニュフェストが国民に支持されたから、政権交代がなされた。けれども、最低賃金1000円や格差是正のめ短期の派遣労働禁止は政策としてはいいが、まず根本問題として景気がよくなるような政策を具体的に打ち出して欲しい。介護や農業分野だけでは、失業対策には不十分だと思う。また、雇用助成金がなくなれば、日本の潜在失業率は14%近くあるという数字もある。政府と企業が一団となって日本の得意な省エネなどの環境分野や海水を水にする技術などを海外に積極的にアピールして景気を立て直して頂きたいと思う。中小零細企業の中にも優れた技術をもったところがあるから、産学協同で基礎研究から製品へ持っていく体制をつくり、IT分野などに積極的に投資するような環境整備と政府が日本のいいところを海外に宣伝していってもらいたいと思います。
投稿情報: 佐々木 等 | 2009/10/19 11:55