連休はどのようにお過ごしでしょうか。私はアフリカに1週間ほど行ってこようと思っています。
アフリカといっても非常に広いわけですが、1つは中進国として非常に成長が期待される南アフリカ。ここでは、もちろん多くの幹部の皆さんともお会いしますが、同時に、少し現場も見たいと思っています。
そして、もう1つは、TICADVⅣ(第4回アフリカ開発会議)のフォローアップ会合。つまり、日本はアフリカに対する支援を横浜で開催されたTICADIVで決めたわけですが、今回アフリカでフォローアップ会合が開かれます。
そのために、おそらくアフリカ中から、外務大臣や開発大臣といった閣僚がかなりの数集まります。そうした中で、日本の考え方を説明し、引き続き日本はアフリカに対して支援をしていくことを説明したいと思っています。
同時に、各大臣に来ていただいているので、温暖化の問題についても、アフリカに対し日本の考え方を理解していただき、そして支持を増やしていくことも重要だと思います。
最も温暖化の影響を受けるのはアフリカの国々なので、そうした国々に対して、コペンハーゲン合意に賛成をしてもらい、一緒になってこういった地球的課題を解決していくことをアピールしていければと思います。
同時に、このTICADフォローアップ会合はタンザニアで開かれますが、そこで、日本の援助でできた農業灌漑の施設や病院などを訪れて、まだまだアフリカで非常に厳しい状況にある、エイズやマラリアといった感染症の現場をこの目で見てきたいと思っています。
もう1つ楽しみにしていますのは、マラリアに対抗するために殺虫剤が塗りこまれた蚊帳を、日本の住友化学が現地に工場を作って生産しています。これは、非常に評価の高いもので、雇用の場にもなっていますが、その現場も訪れる予定にしています。
普天間の問題などで大変バタバタしていますが、まとまった時間の取れる機会を活かして、日本の外務大臣として、アフリカに対する日本の姿勢をしっかりとアピールしてきたいと思います。
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せっかくのGWなのに、やっぱりお仕事なのですね。毎日お疲れ様です。
アフリカの広大な土地に、緑が増えたら良いと思います。砂漠に水を蓄える事が可能な物質(ALAだったかしら?)を、確かコスモ石油さんが開発したような・・・。その技術も取り入れられたら、砂漠が緑化して、自然も豊かになると思います。
日本のものが海外で流行るのは、すごく誇らしいです。蚊帳といえば、「火垂るの墓」でしか見たことありませんが、シースルーのテントみたいのですよね。私も使ってみたいです。
岡田外相が、無事に帰ってこられますように。そして、今度こそかわいいカエルちゃんと一緒に帰ってこられる事を願ってます。
投稿情報: いいちこ | 2010/04/29 10:41
現在の民主党内閣は、内閣としての性格付けが弱いという印象を持っています。そのため、ぜひ「温暖化対策推進内閣」として内閣の性格付けをしていただきたいと思っています。
温暖化対策は、環境省だけでなく、外務省を始め、経産省、国交省、総務省、厚労省、文科省、等々、全ての省庁に関わる施策です。
その意味で、内閣全体での総合的かつ統一的な施策の実施が必要となります。
したがって、たとえば、国家戦略担当大臣を温暖化対策担当大臣として再編成した上で、民主党温暖化対策本部長を務めてきた岡田さんが、これを兼務し、強力に温暖化対策を推進するということが必要になると思われます。
また、温暖化対策基本法の国会審議にあたっては、アフリカを始め、温暖化の影響を受ける各国から担当大臣を参考人としてお招きし、深刻な状況につき意見を述べていただくことが、有効と思われます。
さらに、長年温暖化対策を主唱してきたアメリカのゴア元副大統領、あるいは環境先進国であるドイツの担当大臣に意見を述べていただくことも考えられると思います。
逆に、温暖化対策基本法成立のあとは、日本から大臣、副大臣クラスの人間を、各国の議会・委員会に派遣し、基本法の意義・構成について紹介・説明することが、国際的な温暖化対策推進のため効果的と思われます。
岡田さんがおっしゃられているように、温暖化対策は、まさに地球的・人類的課題です。そのため、その実施にあたっては、立法府・行政府をあげて、万全の総合的かつ国際的体制を築いていただきたいと思っています。
投稿情報: BUSINESS LIBERALISM | 2010/05/03 13:21