オーストラリアのラッド首相が突然辞任されました。もうすでに、後任もジュリア・ギラード新首相に決まりましたが、私は、やや驚いてその一報を聞きました。
ラッド首相は、私が先般オーストラリアへ行った折にも、1時間くらい時間を割いて意見交換をする機会もありましたし、日本でも何度か意見交換をしたこともあります。
非常に気さくでアイデアマンでしたので、国民的人気も高いと思っていましたし、捕鯨の問題以外は、お互いきちんと合意できるという方でした。
党内事情から突然辞められるということになり、日本とよく似ているなという感じがしないでもありませんが、いずれにしても、ラッド首相自身も、政権交代をせっかく成し遂げながら、短い期間で退陣をされたので、非常に残念ですし、失ったものは非常に大きいのではないかと思います。
ギラード新首相のもとで総選挙を経て、その後内閣がどうなるのかというのはこれからですが、スミス外相は、幸いなことに引き続き外相を当面やられるということですので、しっかりと、意思疎通をよくしていきたいと思っています。
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なんだか、せっかく捕鯨問題以外で日豪関係は良い感じなところ、ちょっと残念なお話でしたね。
次のギラード首相が、捕鯨問題で激烈に強硬姿勢をお示しになったりなど、されませんように、、と、ちょっと心配になっていました。根拠もないので、杞憂であると思いますが!
5月の日豪2+2の時の写真を、外務省ホームページのフォト・ギャラリーで見ていました。なんだか、この写真の中で、スミス外相が特に打ち解けて楽しそうに見えて、岡田さんが何度もお会いして、深い関係を本当にお作りになっているということかな、と思っていました。
そんなスミス外相がいらっしゃれば、安心だと思いました!
投稿情報: レイ | 2010/07/01 00:03
鳩山さん、お気の毒でした。
マスコミの騒ぎは、まるでヒステリー。
0か100かの採点法はやめようと、香山りかさん(精神科医)が、新聞で主張されていましたが、賛成です。
欧米の捕鯨反対の人たちは、イルカかわいそう、鯨かわいそうとは言いますが、鮫、かわいそうとは言いません。
日本人は地域によって鮫も食べます。
かわいそうな生き物と、そうでない生き物に差をつけるのは、差別の根源と思います。
カンガルーを食べるのだって、相当かわいそうと思います。
投稿情報: 地球人 | 2010/07/01 11:32
鯨さんの一件以来、オーストラリアがあまり好きじゃなくなってしまいました。以前は、「一度は行ってみたい」と思った事もありましたが、今は関わりたくないです。コアラとカンガルーはかわいいですけどね。
もっとお互いの食文化を理解出来るようになると良いですね。私だって、カンガルー食べるなんて無理だし。でも、他の人に食べるななんて言いません。
とは言え、日本でイルカを食べる習慣があると聞いた時には、ビックリしました。
人間が主導権を握っている以上、弱肉強食の世の中は変わりません。中途半端に動物愛護したって・・・というのが正直な気持ちです。だったら、なぜ豚さんや牛さん・鶏さんなどは食べて良いのか?って事になるでしょう。
投稿情報: いいちこ | 2010/07/01 13:34
本当に、日本と似ている。中道左派政党で、しかも、副総理が総理大臣というところまで同じとは。
投稿情報: くま | 2010/07/01 22:04
はじめまして。
私は現在高校3年です。
小学校の頃から今まで、何度授業で学んでも分からないことがあります。
それは、大臣の仕事の内容です。
このブログを拝見して、少しは分かるようになりましたが、 まだ分からないことが多いです。
よければ今後のブログで、詳しい大臣の仕事を教えて頂けないでしょうか?
よろしくお願いします。
投稿情報: ゆう | 2010/07/02 21:58
首相の短期交代、どこでも似たような事情があるのでしょうね!
私としては、小党分立で有効な政策が打ち出せず、国民がいらだってしまった時が、民主主義の本当の危機だと思っています。今度の参院選で民主党が多くの議席を獲得し、一挙に理想は実現できなくても、改革に向けて1歩づつ進んで行ける体制ができることを切に望んでいます。
多くの争点は、国会の場で、選挙戦よりは時間的に余裕のある場でじっくりと議論してほしいものです。不十分な討論で決定できる問題ではないと思いますので・・
投稿情報: 飯島 久香 | 2010/07/03 10:50