先の常任幹事会(12月21日)で、名古屋市長選挙に我が党から、現職の石田芳弘衆議院議員を候補者として推薦することを決めました。
石田さんは犬山市長を長く務められ、非常にセンスのある素晴らしい政治家です。私も、個人的にも非常に親しくさせていただきたいと期待していました。
しかし、「今回の市長選挙について、河村現市長のやってこられたことや言ってこられたことに対して、どうしても自分としては異論がある。この大事な選挙をしっかり戦って、名古屋の市長として名古屋市のために頑張りたい」という石田さんのご意向が非常に強く、民主党の愛知県連もそれを全面的に後押しするとのことですから、私としては、いろいろな事情があるなかで、それを例外中の例外として認めました。
「例外中の例外」という意味は、石田さんは現職の衆議院議員であり、憲法の「3分の2条項」、つまり、法案が衆議院で可決し、参議院で否決されたときに、もう1回衆議院に戻して3分の2の賛成があれば、再可決できるというこの「3分の2条項」を使おうとすれば、いま、民主党と国民新党、友党である社民党を含めた数がギリギリです。
そういう意味で、非常に厳しい選択でしたが、石田さんの情熱と、党としても愛知の知事選挙と名古屋の市長選挙はしっかりと戦い抜いていかなければならないという状況の中で、石田さんの熱意にほだされて、例外中の例外の決断を行いました。
本来、先ほど言いましたように、衆議院の数も「3分の2条項」を考えるとギリギリですし、参議院はもちろん過半数に行っていませんので、衆議院や参議院の方が、他の選挙に出るなどして議席を減らすことは、幹事長として基本的には認めないという姿勢を貫いていきたいと思っています。
いずれにしても、石田さんの健闘をしっかりと支援していきたいと思います。
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岡田民主党幹事長の、党の議員の自由意思・意志の尊重、がここでも強く感じられるお話でした!
岡田さんの著書『政権交代-この国を変える』を読んだり、岡田さんの言動を拝見しているうちに、岡田さんのが民主党議員全員に求める二つのルールがあるんだなあ、、ということがずっと頭にあるようになりました。
そして、ことあるごとに、「岡田さんがそのルールを今、実行されている、そして、それを同時に浸透させていらっしゃる!」と喜んでいました。
その一つは、一人一人が、自由な意見、意思を持つことを基本的に尊重することです。そういう党内においても民主主義的な部分があることは、とても素晴らしいのに、しかしそのことが、マスコミを通して問題化することが多くて、ちょっと残念でしたけど、やはり組織の中にあって、そうした原則を基本的に持っているというのは、本当に、見事だし、そういう党が日本の政権与党であることは、誇らしいです。未来的で、本当に自慢です。
そしてもう一つのルールは、党の代表のリーダーシップを明確にすること。組織として、一つの求心力を持たねばならないのは当然で、その為には、皆が党の代表の言うことをきちんと聞かなければならないという、当然のルールであるとも言えますが、会社と違いますし、最初に述べたルールがあるので、このことはまた、改めて明確にしておく必要があり、「それは、総理がお決めになることです」と強調されるその岡田さんのご様子に、いつでも感心していました!
そしてこの二つのルールが、今日、嬉しいことに解決したかと思いきや、良く見たら残念ながら全く解決していないどころか、よりがっくりさせてくれた今回の小沢さんの政倫審出席問題の一連の流れの中にあったと、これまた勝手に私は思っています。
まずは、徹底的に自由意思を尊重されていました。本当に、、、自らの身や党の命を削ってまでも、尊重されていた、と私は思います。党の他の方も、国民も、私も、脳細胞が大量に損傷を受けた可能性がありますが、、。もし万一義理というものがあるとしたら、義理を尽くしきった、、という風にも言えると思います。雲の上から、白い服を着た誰かが、白い歯を覗かせて、「もう、十分すぎ!」と、OKサインを送ってくるのが見えるようですよ、、。誰かは知りませんが、、(笑)
そして、最後には、やはり代表のリーダーシップも効いてきたのだと、思います。それも、このルールを、岡田さんが築いていたからです。それは揺らがないし、何も後ろめたいところのない、また、第一のルールの徹底をしたことから、強権的などという誹りはいくら逆さにして振ろうとも、出て来ようがないものだからこれ、力が強いものだったのだと私は思います。
やっぱり、民主党の現在の主要な人々は、クリーンで、素晴らしいと思います。
そして、私はここに来て、もともと政治に詳しくないので小沢さんのことも良く知らないので評価を断定することを抑えていましが、かなり、はっきり致しました。今日のニュースを見ていて、野党の人たちの意見全てに、こんなふうにうなずいたのは、初めてでした。岡田さんと幾らか同じことをおっしゃっていたせいもありますが、、。
ポスターなどの優しいお顔を見ると、優しいお顔だなあ、、となんだかとても胸が痛みますが、、。
投稿情報: レイ | 2010/12/29 01:26
党のことを考えると、人数が減ってしまうしあまり賛成できない・・・。でも、本人の意思を尊重してOKを出した岡田幹事長の判断は、すばらしいと思います。
きっと、いつか必ず、いい形で恩返しが来ますよ♪必ず。
個人の考えを尊重できるのは、立派な人だけです。
投稿情報: いいちこ | 2010/12/29 10:47
ブログ拝見しました。
この市長選挙の前にあったリコールのニュースを聞いたとき、私は疑問符の塊になっていました。疑問というか違和感というか、市長が扇動したリコールなんてうさん臭いです。しかもこのゴタゴタで税金を4憶5千万円も使う(中日新聞より)と知ってぞっとしました。これでどんな会社が儲かるんでしょうね。儲かった会社は市長の子分になると思います。
河村たかしさんは、昔テレビ朝日の番組で見た事があります。とにかく不規則発言が多くて周りから「黙ってろ!」と叱られ、一緒に出演した民主党の議員さんに「彼はフランス語が得意だけど日本語は苦手なんだ」と意味不明なフォローをされ、司会者に「河村く~ん、君だけちょっと向こうのジャングルジムで遊んでて」と肩をもまれてニヤニヤしていました。ご本人だけはとても楽しそうでした。
石田芳弘さんという方は、写真で拝見する限り「誠実で話のすり替えをしない小泉純一郎さん」という感じですね。とても好感がもてます。他党にいる知人いわく「うちにもああいう人が欲しい」とのことでした。民主党の人材の豊富さにびっくりです…
投稿情報: 淳子 | 2010/12/30 18:14
誹謗中傷目的ではないので念のため。
一名古屋市民としての疑問なのですが。なぜ市議会リコールの選管の方針が変わった事についてのコメントが政府、行政側からないのですか?
投稿情報: 苅谷陽一 | 2011/01/05 18:25
名古屋では今までは民主党は改革政党との認識で応援していました。その象徴が河村市長です。
しかし名古屋市政で今の民主党は既得権益を守りたいだけの職業政治家の集まりとしか思えません。
民主王国と言われて久しいですが、改革政党にあらずとの認識が広く市民に認知されてしまった以上、今回は惨敗必至だと思います。
民主党支持で石田議員にも期待していたの私としては残念でならない判断です。
投稿情報: ナゴヤシミン | 2011/01/10 10:42
名古屋市にしろ、阿久根市にしろ、
議員報酬に関わる政策をする人達が不利になるように選挙管理委員会が動いてはいませんか?
名古屋市では11万人分の票が無効にされたのに、
阿久根市では僅か300数票の差で市長のリコールが決定している。
市が違うとはいえ、同じ国の選挙管理委員会でこうも判断基準が違うのでは、本当に正常に民主主義が機能しているのでしょうか?
河村たかし市長の行動が税金の無駄遣いと言われる一方で、
なぜこういった選挙管理委員会の判断基準にたいして
一言だけでもいいから意見を言わないのでしょうか?
肯定的な意見でも良いので
こういった選挙管理委員会の在り方について何か一言ないですか?
投稿情報: 川人 | 2011/01/12 18:00