新年のご挨拶－正念場の年、総理と同じ方向を向いて頑張る

皆さん、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

新年のご挨拶ですが、私は、１月３日から仕事を本格的に開始しました。地元各地で初寄り集会が行われて、１５会場ほど回って、ご挨拶をさせていただきました。

そのときに申し上げたことは、大きく言って２つです。１つは、今年の目標として、国を開くことの大切さを、国民の皆さんにしっかりと伝えたいということです。

外務大臣として、外から日本を見る機会も多かった私としては、やはり日本の将来を考えると、いまのままでは人口が減り続けるなかで、例えば、１人あたりのＧＤＰは、２０年前は世界１位であったかもしれませんが、現在は２０位台まで落ちてきており、どうしても閉塞感が漂っています。そういう中で、アジアのエネルギーを取り込んで、日本が成長していくことが不可欠であり、そのために、国を開くことが絶対に必要です。

もちろん、農業とか雇用とか様々な影響があり得るので、そこは、しっかりと政策的な対応を同時に示しながら、しかし、国を開くことがいかに重要かということを、国民の皆さんにしっかりと理解していただく努力が求められています。国を開くために、しっかりと頑張っていきたいということが第１点です。

第２点は、国民の生活の安心・安全の観点からも、社会保障制度の再構築は待ったなしで、地域や家族、あるいは企業といった社会保障の担い手が、ある意味では弱くなってきているなかで、国がより大きな役割を果たさなければなりません。年金や医療、介護、あるいは子育て支援、福祉といった分野で、しっかりと国が関与を強めていかなければいけません。

子育て支援については、民主党政権になってかなりの改革が行われました。もちろん、まだ十分ではありません。そして、いま急がれるのは、年金や医療、介護といった社会保障の基本に関わる部分について、より国が関与するなかで制度を支えていくことです。

そして、そのためには、当然財源が必要になりますから、そのこともパッケージでしっかり議論をする１年にしなければいけないということを申し上げました。

もちろん、民主党は、消費税を上げる際には、総選挙をやったうえで、との立場です。したがって、今年は、社会保障制度の改革と財源のパッケージの全体図を示して、国民の皆さんに「これならやむを得ない」という理解を得るという１年にしなければなりません。

出来れば与党野党を超えて、多くの政治家が、私がいま申し上げたような共通の認識に立っているはずですので、そのことについて、率直に正直に国民の皆さんに語っていかなければいけないと申し上げました。

そして、そういった大きな改革を成し遂げていくためにも、政治に対する信頼は極めて重要で、幹事長として党改革をしっかりと進めていく。同時に、政治とカネの問題について、小沢元代表の国会における説明も含めて、しっかりそれを実現していかなければいけないと申し上げたところです。

４日の朝、菅総理が記者会見で新年にあたっての考え方を述べられました。期せずして、菅総理は菅総理の言葉を使われて、ほぼ、この３点について述べられました。「平成の開国」とか「最小不幸社会」の実現とか「不条理に対して戦う」というような表現だったと思います。

結果的に一致したのですが、内容的には極めて近いもので、総理と幹事長が同じような方向性を向いて、同じような問題意識で物事を考えていることは、非常に良かったと思います。

いずれにしても、今年は民主党にとって正念場の年で、しっかりと実績を出さなければいけない１年です。

頑張っていきたいと思います。宜しくお願いします。

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Comments

[投稿情報: らん]

明けましておめでとうございます(^o^)

民主党に取っては、厳しい年ですね。

うちの両親は、こども手当に納得がいかないと言ってました。父は、それだったら、こども手当の家庭を代わりに減税にして！と言ってました。親が働いた給料からの税金が、こども手当を受ける家庭に単にスライドし、結果的に貯金に回ったり…うちの親の世代は、節約や我慢を強いられたのに、今のこどもには何で贅沢を？との世代間の価値観の相違でしょうか。

母もマニフェストのように出来なかった場合は、誠実さとしての謝罪がなかったら、ダメだと。だから、次は民主党には投票しないと言ってました。こども手当も半額に据え置き、あとは現物支給だというなら、説明と謝罪が必要だと。

結果的に、政治家に誠実さや聡明さを求めてるんだと思います。誠実でない人は、信頼を失っていく、ごく当たり前のことです。ある意味で、悪循環な環境ですよね…基盤もないから、やりたいことも出来ないように見えます。

[投稿情報: レイ]

明けましておめでとうございます！

岡田さんは、今年は菅総理と伊勢神宮に参拝されたんですね！私も、大きな神社へ初詣に行き、すっきり清浄な気分の年の始めです！

岡田さんのおっしゃるように、政策に関しての国民への説明を、まずはどうぞよろしくお願いいたします。岡田さんや皆さんにとっては、自明のことと思われても、何度も何度も、一に説明、二に説明、、、という感じでお願いします。

そもそものデータとか数字とか、リスクの可能性とか、、あらゆる説明の要素を動員して、国民全員が全体像を掴み、何がどうなると良くて、何がどうなると困ったことになり、そして困った時のためにこういう対策の可能性があるのか、、、。というくらいのことまで、納得して自分達で正しく議論できるようになるまでお願いします。

しかしなにしろ、２０年、１０年前と違って、のんびりしていない時に、変化を起こす、、というのは、特にまた、並大抵のことではないのでしょうね、、。ギリギリだからこそ、やらねばならないのですが、ギリギリの状態の時には普通の人は危険な状況に目をやる元気さえでないものです。

ですが、そんな中、勇気をふりしぼらされて、現実に目を向けさせられることもまた、実は人はありがたいと思うものだと思います。具体的な、道筋、目標を示され、苦労してでもそのようにやっていけばなんとかなる、日本も最悪の状況を脱し、上手く行けば、明るい未来が待っている、、と知らされるのは、今の日本人の元気のない閉塞状況の打破にも確実に繋がると、私は思います。武者震いしちゃいそうな感じでもありますし、、！

ですから、どうぞ国民の「理解の一年」をよろしくお願いいたします！そして、今年もよろしくお願いいたします！！岡田さんが、今年も輝いて活躍されますように！

[投稿情報: hiroko]

菅総理と同じ方向ですか・・・
私は西岡参議院議長と同じ見方です。伝わってきませんね。何が大事で何を目標としているのか・・

[投稿情報: いいちこ]

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
今年の課題２つ・・・。大きく言えば2つですが、それはもう、大変な課題ですね。1年で形になるかどうか･･･。与野党だけでなく、国民も一体となって、強くて幸せな国になればと思います。
国を開く事自体、私も大賛成ですが、開かれればそれなりに、悪いもの(銃や麻薬など)も入って来てしまうと思います。これ以上治安が悪くならないような対策もお願い致します。
介護や福祉が充実するのは非常に嬉しいです。
でも、生活保護はもうちょっと考え直した方が良いのではないでしょうか？
ハローワークに毎日通い、働く気もないのに、働きたいフリをして、毎月10~20万を手に入れている人がテレビで顔を隠してインタビューに答えていました。「働く気？？ないよそんなの。こうしてハローワーク行って探してるフリしてないとお金貰えないからね～！！」との事。
まじめに働いても低い給与しかもらえない人がいる中で、こんな事が許されるなんて、納得いきません。
みんながある程度は平等に生きられる世の中になりますように。

今年も皆様にとって良い一年となる事を願っております。

[投稿情報: さくら]

岡田さん、あけましておめでとうございます。
2010年は私たちの暮らしはよくなった部分と悪くなった部分がたくさんある一年でした。高校無償化になって、高校生である私にとってはものすごく助かりました。ですが外交面では連日のように不安な報道ばかり流れ、この国はどうなるんだろう?と心配になることがたくさんありました。2011年はこのような不安な報道が流れるのが少なくなるように頑張ってほしいです。
税制や外交など、2011年は去年とガラリと大きく変わる政策を打ち出していくと思いますが、国益を損ねるような失敗は許されません。国民の生活が第一と言われてますが、果たしていまの現状は国民の生活が第一なのか?とはてながついてしまいます。今年は私たち国民がそれを実感できるような政治をしてほしいです。
応援しています。

[投稿情報: ikeda]

岡田さんの発言はシンプルで隙のないディベートが魅力ですが、あまりにも現場主義過ぎて、実務レベルのお話しかされない。それでは官僚政治家です。
仮に、なされているとしても印象に残らんのです。現実でも不景気な世の中なのに、せめて政治で夢を見せてください。魅力有る天下国家を熱く語ってイノベーションを掲げ国家発揚をされることを期待します。

[投稿情報: ハーモニー]

社会保障の中で、年金や医療や介護などの改革が今、国民が一番望んでいることだと思います。年金で言うと、国民年金の支給額があまりにも少なく、この額で一ヶ月生活出来るのか？と思い、将来の自分と置き換えて考えると、ぞっとします。岡田さんどうか老後の生活を、国民が心配しないような国づくりを、目指していただきますよう宜しくお願いいたします。

[投稿情報: 淳子]

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
この情報過多社会の中で、岡田さんのブログはとても分かりやすくて本当にありがたいです。特にネットは、売国奴とか天誅とか威勢の良い言葉が飛び交いがちなので、私のような小心者は混乱してしまいます。
幹事長定例記者会見も、毎回拝見させていただいています。難しいですがとても勉強になります。自分と同じ名字の記者が時々出てくるので（たぶん親戚？）他人事と思えない、ということもありますが…
今年が岡田さんやスタッフの皆様にとって素敵な年でありますように。
インフルエンザが流行っていますから、岡田さんもスタッフの皆様もどうぞご自愛ください。

[投稿情報: BUSINESS LIBERALISM]

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

岡田さんと民主党の、ますますのご健勝・ご繁栄をお祈り申し上げます。

[投稿情報: Publius]

新春のごあいさつを申し上げます。

今後も、話し合いと妥協を通じ、国民の立場に立った、国民の生活のための政治を実践・実現していっていただきたいと思っています。

[投稿情報: Abraham_Lincoln]

初春の御慶びを申し上げます。

本年、岡田さんにおかれましては、様々な問題の解決と同時に、日本における民主的文民統制（シビリアン・コントロール）の進展のため、お力を発揮していただきますようお願い申し上げます。

[投稿情報: まつざき]

もう岡田さんや菅政権には何も言う気にもなれないのですが、約束したことだけは守りましょうよ。

無責任な政治評論家がマニフェストなんて守らなくても良いとか言ったりしてますが、じゃ政権公約って一体何ですか？

守れなかったのならきちんと説明し、必要なら謝罪し、約束を必死に果たそうと努力しているならともかく、自己都合で安易に方向性が全く変ってしまっているのなら解散して選挙して国民に改めて問いましょうよ、まぁ私は今の菅政権は全く支持できませんから民主党には絶対入れませんが。

私が思うに政権交代をした時の一番の大きな約束、又期待した事はこれまで守られてきた既得権益の構造や中央省庁を抜本的に改める改革、選挙の時に叫んでいた官僚依存からの脱却でしょう？

族議員のお陰で自民党がどうしてもぶち壊せなかったことですよ。

役人の中から改革をしようと言う人間がいるのに、今の菅政権は何をしましたか？仙谷長官は予算委員会で脅す様なことを言いました、言葉がありませんよ、、、

それで、もういい加減バカなマスコミや野党に付き合って小沢さんの事に係わらず、やるべき事をやりましょうよ。

でも、未だにマスコミやアホな大衆？に迎合して脱小沢？？何ですかそれ、全員野球じゃないんですか？４１２人内閣！とか叫んでたけどあれは何？、、あまりに口から出まかせ過ぎで呆れますよ、、、

国のトップの総理が個人攻撃なんて普通じゃない、政治家以前に人間としてその資質を疑います。

２００９年は日本を大きく変える大チャンスだったのに、誰に遠慮したのかはネットで調べれば直ぐにわかりますが、そのチャンスを現政権は自ら潰しました、その罪は非常に大きいと自覚してください。

真の改革を行うのなら国民は少々の痛みには耐えられると私は信じます、しかし身勝手な役所の論理（検察や司法の腐敗含む）はもう許しがたいところに来ています。

つまり国は国民の為なんて表向き言いながら欺いてきた、面倒な問題は先送りしてきた、つけがどんどん溜まっている、もうこれからは隠せませんよって事です。

本質的なことから目をそむけさせ国民を欺くのは本当に止めてください、でないと国民の怒りが思わぬ方向で爆発しかねません。

[投稿情報: ナゴヤシミン]

国民の生活第一は単なる看板ですか　？
今の菅政権は官僚主導、米国追随、小沢切りで小泉政権のようです。
岡田幹事長はどんな国を目指しておられるんでしょうか！
私には総理も幹事長もビジョンがないように思えるんですが？

先の代表選挙では小沢一郎氏には明確なビジョンがありました。金太郎飴のような地方政治はやめて地域地域で特徴ある町づくりをしたいと言うものでした。
衆議院選挙で国民に支持されたマニフェストを捨てて欲しくありません。
国の宝である小沢一郎氏の離党勧告あるいは議員辞職を迫るなど言語道断です。

岡田幹事長はどうされてしまったんですか？
今の民主党は民主的な党とはとても思えません。
国の改革にリーダシップを発揮するのは大賛成ですが、単なる一兵卒の仲間を切るためのリーダシップは勘違いとしか思えません。

[投稿情報: 三重県有権者]

岡田氏は何か感違いをされているのではないでしょうか？

真面目で清廉潔白だけで物事は処理できません。だからといって悪いことをしてもいいということではありません。
人の心を忘れて、自分の意見ばかりを優先している自己満足の考えでは到底国民の気持ちは理解できないでしょう。
固すぎる頭。
自分の考えと違う人の話を聞く耳をどうぞお持ちください。

そうでなければ今後の選挙に於いても民主党は完敗でしょう。
負けてしまったら、どんな政策をしようとしても何もできないと言うことはよくお分かりだと思っていますが・・・

管総理と岡田氏の共通点は自分の考えは正しい！それを理解してほしい！
という、自分勝手なところだと思っております。

よくお考えになってください。

批判の中に真実は隠れています。