予算委員会がスタートして、今日までは順調に審議が行われています。スタートのところで若干混乱があり、先週末、安住国対委員長と電話連絡を取りながら、少し心配をしていましたが、与野党の努力で正常に会され、議論が始まりました。
全体のやり取りは、前国会とは違い、揚げ足取りもないわけではありませんが、それよりは、政策中心のいい議論が行われていると思います。
そうは言っても、野党の皆さんの舌鋒はかなり厳しいものがありますが、政策中心に議論されていることは、国民の立場から見て、非常にいいことだと思います。
予算については、「衆議院の優越」が認められているので、議論を一定程度行ったうえで採決をすれば、衆議院で可決され、参議院で否決されたとしても、衆議院での採決が優先されます。
ただ、予算に関連する法案については、これは衆議院で可決しても参議院で否決されると、それを乗り越えるためには、野党の中で法案に賛成してくれるところを探すか、与党プラス社民党で、ギリギリですが3分の2で可決して法案を成立させるかのいずれかしかありません。
いずれも大変厳しい道で、現時点で見通しはついていません。
幹事長として、予算が通っても法律が施行されなければ、国民生活に様々な混乱が起こるので、ここのところについて、しっかりと対応していかなければいけないと思っています。
例えば、子ども手当についても、法案が通らないと、4月からは、子ども手当ではなく児童手当に戻ってしまうという法律の構成になっています。しかし、児童手当に戻ったとしても、児童手当を支給するための準備は市町村では出来ておりませんので、第1回の支給の6月に、児童手当も子ども手当も支給されないということが起こりかねません。
これが子どもを持つ親の立場から見ると、本来得られるべき子ども手当、あるいは児童手当が入ってこないので、大変なことになります。
その他、関税法とか税法の関係では、中小企業の所得税に対する特例がなくなり本則が適用されて増税になったり、その他、様々な不都合なことが出てきて、国民生活が混乱します。
したがって、野党の皆さんにも、そういった混乱が生じないように、是非協力してもらいたいと思います。
我々が野党のときも、ガソリン税について一時的に増税がなくなることがありました。いま考えれば、これは反省しなければならないことです。
しかし、そのときですら、ガソリン税以外についてはきちんと合意をして、我々は混乱がないようにしました。
是非、野党の皆さんにも、国民生活を守るという立場に立って、対応を考えていただきたいと考えています。
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ちゃんとしたお話し合いが出来ているようで、ちょっとホッとしてます。野党の中にも、ようやく国民目線で政治を考えられる人が出てきたと言う事でしょうか?
「協力したいけど、与党の手柄になるような事は避けたい」と言う空気が自民党からじわじわ感じてましたが・・・。ちょっとは大人になったのでしょうか?笑
この調子でどんどん良い方向に事が進めば良いと思います。
宮崎の噴火にしても、全国の大雪&乾燥にしても、鳥インフルにしても、地球が怒ってるとしか思えません。弱い立場の生物が犠牲になる前に、力のある人間が何とかしないと。
投稿情報: いいちこ | 2011/02/03 12:39
与党だから野党だから、ということで、いがみあわないで、国会議員になった国民の為につくすという、初心を忘れずに、与党も野党も協力して、国民の為の政治を、していただきたいです。国会議員は国民に選ばれた、国民の代表だということを、忘れずに国民の為に、命をなげうっても、つくす覚悟で国民の為に、良い政治を行ってほしいです。
投稿情報: ハーモニー | 2011/02/03 17:58
円高が続いていますが、今後、ドルの発行状況によっては一層の円高になる可能性もあり、また、ドル高円安に振れる可能性もあります。
そのため、為替変動にそなえた貿易保険を作ったらいかがでしょうか?政府が1000億円ほど出資し、後は、貿易額に応じて、貿易額の0.01%程度を保険金として徴収し、過度な為替変動に対してその損害を補てんする制度にするのです。政府による為替介入よりも簡単であると思います。
投稿情報: 武田信弘 | 2011/02/04 01:57
政策について議論できる場になってくれたこと、大変嬉しく思います。しかし議論では毎度のごとく財源について話し合われ堂々巡りばかりです。男女共同参画や相撲協会など解散すれば相当楽になると思うのですが。
ところで蓮舫さんの「相撲協会は簡単には解散できない」という発言ですが、科学技術予算より、よっぽど切り易いと思うのですが、いかがでしょうか。
投稿情報: 砂川 | 2011/02/04 22:31
以前よりはまともに予算審議ができるようになったのでよかったと思います。それにしてもマスコミは対立を探すのが好きですね。先日は朝日新聞ですら、「岡田さんと仙谷さんはそりがあわない」なんて書いてありました。これが事実か事実でないかは、どうでもよいと思うのですけれどね。こういう記事を書くと、反響が強まる客観的な事実でもあるのでしょうか? 他の媒体を見ると「岡田さんと前原さんがポスト菅レースを繰り広げている」なんて記事があふれています。岡田さんも仙谷さんも前原さんも、あるいは一部の熱狂的な小沢チルドレン以外の民主党議員も、菅政権を可能な限り長く支えるという点では共通していると思うのですが・・・・・・。売るためには何でも報道するというメディアの姿勢には、正直うんざりです。
投稿情報: reikin | 2011/02/05 10:40
自民党と小沢一派は「国民を人質(予算案不受理)にして、民主を辞めさせよう」ということをやろうとしてるだけ。
国民の皆さんは自民一派の民主党批判にあおられすぎ。
国民の皆さんは、『じゃあ自民に戻れば景気回復するか?』という事は考えた方が良いと思う。
とりあえず、自民の言ってることは『予算案不受理をちらつかせながら民主退陣させればいい。不成立になったところで民主のせいにすれば国民はそれに踊らされるはず』という『国民の為の政治』ではなく『政治の為の政治』をやろうとしてるだけ。
まぁこれに関しては、自民一派だけの話でもないけどね。
投稿情報: 俺を首相にしろ | 2011/02/19 13:12
正直、予算とか政党問題とか話し合うのは手早く片付け、国際的な重要案件について話し合っていただきたいです。
ロシア、韓国、中国問題はプライオリティが高い問題ではないでしょうか?今まではまったく危機感を感じていませんでしたが、国防が米軍任せになっているにもかかわらず普天間問題がいまだ解決していないので米軍も有事にどこまで対応してくれるか不安です。
国を守る。国民の生活を守る。といった基本的なことをしっかりと片付けてほしいです。
投稿情報: boonie | 2011/02/19 15:13
自民党より民主党に期待して投票した責任を大部分の方が反省していると思います。(内閣支持率をみて)クリ-ンな政治に期待したが(小沢さん、青木さんの問題)ではまったく感じられない。民主党で初めての予算組み換えで無駄削減で16兆円は出るだから国民は安心しバラ色だ!と思った。だから投票した。いままで野党だった民主党が政権をとると反省も何もないマニフェストで国民に出来ないことは謝るべきで任期まで待てでは日本は沈没してしまう。本当に今国民のための政治かどうかを選挙で問うべきだ!党内で首相をたらいまわしはやめてもらいたい。岡田さんももっとはっきり物事を言う方と思っていましたが政治家とはこんなものかと強く感じた。予算が通らないと国民はこんなに大変か身をもって感じるのも1つの方法か!そうするともっと政治に対する意識もかわると思われる。風で投票はしなくなると思われる。政治の世界では詐欺罪はないのか!出来ないのは素直に国民に謝り誠実に説明が必要では?
投稿情報: toshi | 2011/02/19 20:12