ドイツ訪問（１）－２人の大統領との有意義な交流

週末を利用してドイツへ行ってきました。木曜日（８日）の朝に日本を発って日曜日（１１日）の午後に戻るという慌ただしい旅でしたが、大変収穫がありました。

今回の旅では、ドイツのヴルフ大統領が関係するケルバー財団主催のベルゲドルフ・ラウンドテーブルの５０周年ということで、「世界新秩序の中の欧州とアジア：新しいアジアの勃興」というテーマで議論するので参加してほしいと言われ、参加してきました。

ヴルフ大統領は、ニーダーザクセン州の首相を務めておられた２００５年に日本にお見えになったときに、私は民主党代表としてお会いしました。その後、日本でもう１度会い、昨年、外務大臣としてドイツを訪れた際に、外務大臣が大統領に会うことは非常に異例なことだそうですが、わざわざお会いいただき、これまで交流を続けてきました。

今回、大統領宮殿の中で、アジアと欧米から集まった５０人くらいの専門家の皆さんが議論をする場に加えていただきました。

議論そのものも大変興味深いものがありました。私自身も、いくつか発言をさせていただきましたが、それぞれの有識者の皆さん、特にヨーロッパの皆さんのアジアに対する意見を聞くことができたのは、大変有益でした。

この財団のトップを務めておられるのが、ヴァイツゼッカー元ドイツ大統領です。元大統領は、大統領時代に過去の戦争の和解に力を注がれて、日本でも有名だった方です。

非常に幸運にも昼食時に元大統領と席が隣になり、通訳を介してお話をさせていただきました。日本に行かれて、当時の村山総理にお会いになられた話もされていました。

ドイツは、周辺国との和解が非常に進んでいると言われていますが、日本としても、まだ戦争の傷跡が残るなかで、特にアジアの国々との和解について、学ぶべきものがあるということを改めて感じた次第です。

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Comments

[投稿情報: レイ]

ドイツですかぁ!!
この一週間、「充電期間に、岡田さんだったらご自分の為の外国旅行だって気楽にひょいと行けたりできそうで、何だかいい感じだなあ、、」とか、「岡田さん、早速時間が出来たからと、これまでの期間に出来なかった種類のお仕事であちこち飛び回っていらっしゃるんじゃ、、？!」などと考えていたのですが、、どちらにも当てはまるような、そうでもないようなドイツ行きのお話で、ビックリというより、「•••岡田さんだなあ、、、!」と、思いました!!

ドイツでのお話、色々岡田さんが吸収していらした内容そのものが、非常に興味深いです。続きが楽しみです!

[投稿情報: アリー]

岡田さん、ドイツに行かれてたんですね。

blogの更新が珍しく滞っていらっしゃったので、お疲れからくる体調不良かと、少し案じておりました。

岡田さんの、継続的な外交努力をblogから拝見させて頂き、素直にとても嬉しいです。

日本の政治家は、外交下手が多いと叩かれますよね…確かにそれは、国民目線から見ても、感じる部分は多々ありました。

ですので、岡田さんのように、知的なユーモアをおもちでかつ、誠実な方が、継続的に外交努力を続けられて、諸外国と、よりよい関係を築いて下さいますのは、本当に有り難いことですし、将来的に、日本の財産に繋がると私は思います。

国と国の関係も、人と人の繋がりが大切ですよね。

私は、日本に、世界に誇れるような、立派な政治家が、たくさん出てきてほしいと願っています。

これからも、岡田さんらしく、日本の為に、頑張って下さい。

[投稿情報: nokkechan]

　内向きのこの時代に、優れた行動だと感服しました。ハトやjまさんの時は日露、菅さんの時は日米、野田さんは？。岡田さんは日米、日韓、日朝、日中でお願いします。