今日の衆議院本会議場において、民主党の北橋健治衆議院議員の辞職願が承認されました。
その行為自体はあっという間に終わってしまいましたが、私にとっては、いろいろな思いがあって、本当に感慨深い北橋さんの議員辞職願でした。
北橋さんと私は年齢が同じ昭和28年生まれ、大学も同じ、しかしお互い大学時代は同じ学部に所属しながらよく知らない、しかし、私が旧通産省に入省し、北橋さんが当時の民社党の事務局に就職して、それ以来の付き合いです。
いろんな政党の事務局に若い官僚として説明に行ったときに、素晴らしい人材が民社党の事務局にいるということを実感して、それ以来お付き合いをいただいてきました。
北橋さんは一足早く衆議院議員に当選をされ、私がその後を追ってということになったわけです。
いまの民主党では、私が幹事長のときに、最も信頼できる人として、幹事長代理を引き受けていただき、そして、私が代表になったときに北橋さんに自ら進んで役員室長という大変な仕事を引き受けていただきました。
代表のところにはいろんな思いを持って、党内の議員がいろんな話をしに来ますが、役員室長はそのさばき役で、いろんな批判を含めた意見について真摯に耳を傾け、そして、私になるべく負担がかからないように大変なご尽力をいただいたと思っています。
そういう能力もあり誠実な北橋さんですから、私は引き続き一緒に衆議院として政権交代を目指してくれると思っていました。北九州市長選挙に出たいという話があったときには、最も強く反対した者の1人です。
ただ、北橋さんも頑固な人ですし、言い出したら聞かない人です。北九州に対する思いの深さを十分に聞かされて、いまでは、今回で5回目か6回目になると思いますが、北九州に足を運んで、その支持をお願いしているところです。
いまの政治家の中でも特に誠実で、しかも、しっかりと実行力のある人材ですから、市長として当選させていただければ、北九州のために私心なくしっかり頑張ってもらえるものと期待しているところです。
いずれにせよ、少し寂しい思いと、しかし大きな期待を感じさせた、今回の北橋健治さんの議員辞職願、そして、その本会議における承認でした。
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