先ほど衆議院の本会議が開かれ、首班指名の投票を行いました。我々はもちろん、「小沢一郎」と書いたわけですが、圧倒的多数で福田さんが衆議院としての首班の指名をされました。
もちろん、参議院においては、いま投票が行なわれているところですが、こちらでは、圧倒的に小沢一郎さんが指名されるということになります。
したがって、両院協議会を開いてそこで協議する。最終的には決着がつきませんが、衆議院の議決が優先するのが憲法上の約束ですので、福田さんが今日中には総理になると、そして組閣を始めるということになるわけです。
今日組閣が行われるかどうかは現時点ではまだ決まっていません。総理が決まった段階で、天皇陛下にそのことを報告しなければなりません。全体の時間のやりくりの中で、今日中に組閣を終えるのか、それとも明日にズレこむのか、現時点でははっきりしてないということです。
さて、福田さんはすでに自民党総裁としてはもう決定されていますので、党三役、ないしはこれからは党四役になるそうですが、その人事が昨日発表されました。
この名前を聞いた瞬間、私は、メディアも指摘していることですが、派閥の親分衆が並んだ四役だということで、よくやったなと、よくやったという意味は、開き直って、国民の支持率がかなり下がることを覚悟して、でもそうせざるを得なかった。
福田総裁もかなり選択肢が狭いなかで、あるいは総裁選挙の中で、いろんな約束の中で、こういうことをせざるを得なかったのかなと思いました。
かなり厳しい船出だと思います。もう少し何とかならなかったのかなという感じがするのは私だけではないと思います。
是非、組閣においては、もう少し清新な新しい人材も入れた、そういった組閣をされることを、国民の1人として期待をしていきたいと思います。
小泉さんの後は、私は福田さんがなればよいなと思っていました。しかし、安倍さんがなって、サイテー教育基本法怪悪やら集団的自衛権やら、悪夢の暴走強行裁決が始まり、私は震え上がりました。安倍さんの暴走が私に政治的興味を植えつけたのです。その点で安倍さんは私の恩人かもしれません。
福田さんに私は好意を持っていましたが、あの内閣を見ますと、福田さんもやはり弱いもの虐めの自民党の人だと思いました。
伊吹さんは第3者機関に政治と金をチェックさせると言い出しましたが、事務所経費疑惑のあった人らしいと思います。
二階さんはグリーンピア問題で名前の出た人です。谷垣さんは消費税値上げを政治と金の問題を棚上げしたまま言う人ですし、古賀さんは加藤の乱で突然野中派になった方では。
これでは、官僚改革も政治と金問題も、解明されないまま、消費税値上げ、族議員の息が吹き返すという、日本暗黒時代突入になります。年金問題なんて消えそうです。
政治と金、この問題抜きに、消費税値上げなどありえません。
政治家は税金を湯水のごとく使い、国民には消費税値上げを言い出すなど許せません。
民主党には、政治と金追求を、淡々と執念深く解明してほしいです。
しかしまあ、福田さんも高級官僚のお父上の恩恵にどっぷりつかり、育った方ですから、改革など望むべくもないわけですね。日本に必要なのは、改革ではなくもはや革命かもしれません。
キャリア制度粉砕して、有能な人間をどんどん引き上げる風通しのよい日本になってほしいです。
投稿情報: 地球人 | 2007/09/25 20:42
いつも情報提供ありがとうございます。健康でのご奮闘をお祈りいたします。
投稿情報: 江村 | 2007/09/26 13:36
某大手新聞社の緊急全国世論調査で、福田内閣支持が53%、同不支持が27%と、安部内閣発足時の支持63%、不支持18%と比較しての傾向は、徐々に国民の目は自民党離れをしています。
しかし、気掛かりなことも幾つかあります。、
「民主党は自民党と何が違うの」、と思っている国民がいることです。何故なら、先の参院選で当選した、「サクラパパ」の様な下らない男を選び当選させた民主党とは、自民党と変わらないからです。民主党に期待する国民を裏切る行為は許せません。
これからの国会論争は、政策論で雌雄が決することでしょう。最早、民主党の直面する敵は政府・自民党ではなく、高級官僚でしょう。その高級官僚にも色々いて、古風な自民党にしがみついている官僚や、現状に嫌気がさしているのも。
民主党には、政権保持のための準備をして欲しいのす、国民に政権を持てる体制を示して欲しいのです。ブレーンを構築し、多くの知識人や良識人を結集して、何時でも政権は担える体制だよ、とアピールして欲しいのです。やる気のある官僚を、どしどし活用し政策をまとめ上げて欲しいのです。
自民党がぶっ倒れてからでは間に合いません、一日も早く、民主党の政権能力を見せつけて下さい。
投稿情報: DontMind | 2007/09/27 09:51
福田康夫という人の人柄が何となく腹黒いものを感じさせて嫌だなと、思っているうちにお膳立てされて、よろよろと、総裁、総理になってしまいました。今回の安倍辞任以後を見ていると、自民党は腐りきっているのがよくわかりました。しかし、支持率はアップしている。もう、言われているように、マスコミも誘導されているように思えてなりません。民主もいろいろ問題をかかえているようにも思われますが、自民よりはまだ純粋さが感ぜられます。どうぞ、力を結集して政権奪取にむけて、頑張ってください。蔭ながら応援しています。
投稿情報: itou | 2007/09/27 13:28
自民党の新総裁に福田さんが選ばれたのは、一つには氏の経験を買われて、との事ですが、
考えてみると、福田氏は、確かに年齢は71歳ですが、当選6回(岡田さんと同期ですね)、閣僚経験も官房長官のみで、政治家としての経験であれば、麻生氏の方が豊富なように思われます。
官房長官の職を辞してからは、福田氏は政治の表舞台に立つ事はなく、その実力は未知数なイメージ、いわば「sleeping lion(眠れる獅子)」という印象があります。
総理となった福田氏は、言葉を選びに選んで、かなり慎重に話をされているように感じました。
福田首相が、今後どういった政策の舵取りを行っていくのか、発言、委員会での答弁をするか、関心のあるところですが、
目覚めた福田首相は、やはり獅子であったのか、それとも「sleeping pig」だったのか、獅子ではなく猫だったのか、見ていきたいと思っています。
投稿情報: 匿名子 | 2007/09/27 15:17
【立法府の行政府に対する優位を反映させた、委員会での机・椅子の配置について】
一般的・手続的なことに関して、ひとつ提案をさせてください。
間も無く国会が再開され、今後、各委員会を中心に論戦が戦わされていくことになると思いますが、国会中継を見ていて、私がいつも感じるのは、委員会の机や椅子の配置が、立法府の行政府に対する優位を反映していないということです。たとえば、予算委員会での質問や答弁のテレビ中継を見ると、首相以下大勢の大臣がずらりと横に並び、これに対して一人の委員(国会議員)が質問席から質問するという形式になっています。しかし、これでは、まるで巨大な政府に対し、一人の委員が立ち向かうというように見えてしまいます。現在の委員会質疑の型式・プロトコルが、何時どのような経緯で定められたかは知りませんが、いかにも、戦前、行政府が権威的に行政を執行し、国会が付属的・補完的であった時代の残滓のように思えてなりません。
本来、民主主義の下において、民意を直接代表する立法府は、政府(行政府)に対し優位に立ち、政府に法律を執行させ、政府を監視・監督する立場にあります。したがって、私は、委員会の机や椅子の配置も、これを反映するようにすべきだと思っています。すなわち、与野党の委員(国会議員)は、現在の委員長席を中心にして、コの字型に机を並べて座り、そして、委員長に対面する、コの字の開いた部分に証人席を設け、そこに政府の大臣を座らせるべきだと思います。いわば、立法府側が政府を取り囲む形になります。さらに、各委員会に呼びつける大臣の数も、首相、担当大臣など2人~3人に絞ります。そして、これら政府大臣に対し、委員(国会議員)は、質問席に移動せず、それぞれの椅子に座ったまま、順番に質疑を行っていくというようにすべきです。
ちなみに、アメリカ連邦議会の委員会では、立法府優位の原則の下、上院議員や下院議員がコの字型に一段高い席にずらりと座り、そこから国務長官や国防長官、統合参謀本部議長等を見下ろして、質問をし、厳しい意見を述べます。
日本では、これまで議院内閣制の下、立法府の優位が不鮮明にされてきました。しかし、立法府の優位を徹底することは、たとえば、今後、民主党の「憲法提言」において示された『軍事的組織に対する民主的統制』を確立する上でもきわめて重要です。そのひとつのプロセスとして、立法府の優位を国民に目に見える形で提示することも、政治の役割だと思います。少なくとも、参議院各委員会での机や椅子の配置を上記のように変えて、民主党優位だと国会もこう変わるということを国民に印象付けてはどうでしょうか?。
ご検討をいただければ幸甚です。
投稿情報: Abraham_Lincoln | 2007/09/28 09:25
自民党の利権欲まみれのズンドコモサクサ政権には、あきれるばかりです。
クリントン前大統領呼びかけで3回目となる「クリントン・グローバル・イニシアチブ」の年次総会がニューヨークで開かれたそうです。
国連総会の一般演説と同時期に開かれてブレア氏や俳優のブラピも参加したとか。朝日9月28日7面国際左下記事より。
民主党の若手は、このような世界の動きに敏感に反応してほしいものですが、現実はどうなのでしょうか。
知日派のアーミテージさんをありがたがってばかりいても、日本の明るい夜明けは来ないと思います。
衆議院候補者の中に、アメリカの学校卒業の人がいましたが、選挙ではその人に投票しようかな。
日本の外交べたは昔から知られ、先の大戦でも米国にいいようにやられました。
民主党の若手には、クリントン主催の会合などに、気軽に参加できる英会話力とコミニュケーション力を期待いたします。
岡田代表はどのように思われますか。
国内で、威勢のよいことばかり言ってオダをあげててもラチがあきませんしね。
投稿情報: 地球人 | 2007/09/28 12:42
これまでの人間の歴史を見ると、案外人間は同じことを繰り返すだけのように思えます。少なくとも政治的には-
独裁←右派←中道→左派→独裁
それだけのような気がするのです。
岡田さんは中道ですね。小沢さんも中道、福田さんも中道です。(その時々の時代により、右に見えたり左に見えたりしますが)
昨今のTV,そしてTVよりもっとネットは、「賛成の賛成か、反対の反対」の意見だけしか表面化しない節があります。そうしたあまり短絡的な反応に捕われず、大筋で考えらたほうが結果的に民主党の将来になると思います。
もちろん国民の将来のためにも・・・
小沢民主は福田総理になって、残念ですね。麻生総理なら小沢代表の勝利は間違いなしでした。そしてそれを私も心待ちにしていましたが、道筋が変わったことのあっけなさに驚きます。
切羽詰まった自民は福田総理というカードを出してきた。ただ、これは多くの国民にとっては安定と繁栄のためのいいカードでした。
民主にとっては踏ん張りどころのように拝見します。民主党の大人の英断を、期待します。
そして、岡田さんは今後どういう道筋をたどっても必ず将来の総理だと思います。
自民・民主のさまざまな歴史をたどった後に、小沢総理そして岡田総理になったらいいなと思う一国民です。
投稿情報: 榛名 | 2007/09/28 23:24