岩手・宮城内陸地震の被災者の皆様に対して、心からお見舞いを申し上げたいと思います。
一昨日、つまり日曜日(15日)に、その宮城に行って参りました。もともと宮城を訪れて、いつもやっていますが、若い候補者の皆さんの支援をするということで予定をしていたわけですが、その前日(14日土曜日)に地震が起こりまして、少し予定を変更して、被災地も訪れることにしたものです。
私が参りましたのは栗原市、つまり宮城県で最も被害が大きかったところです。その後、同じ日に小沢代表にも岩手県、宮城県をそれぞれ訪れていただきました。私はそれに数時間先だって訪れたということになります。
まず、栗原市の佐藤勇市長にお目にかかって、全体の状況について意見交換をさせていただきました。市役所の中には警察、警察は宮城県警だけではなくて、県外からも応援の部隊が来ておられました。
そして消防、そしてもちろん自衛隊。そして市役所や県庁の職員の皆さん。皆が一室に集まって、お互い協議・協力をしながら、被災者の救出・支援のために活動しておられる姿が非常に印象的でした。
そして、市長からは「激甚災害の指定をしてもらいたい」というご要望もいただきました。市長は初代環境庁長官・大石武一さんの秘書官をやられた方で、その後県議を経て、市長になられた方です。しっかりと活動しておられる姿が印象的でした。
その上で、花山地区というところに行って参りました。ここは元々合併前は村だったのですが、その花山地区で、ずっと川沿いに集落が点在している。そこが、まず道路が寸断され、そして川も土砂で何カ所か埋まり、そういう中で、自衛隊の皆さんがヘリコプターで集落から人々を花山地区の旧村役場に運んでおられるところでした。
何人かの方とお話をさせていただきました。多くの方は前日寝ておられないということでお休みになっておられましたので、お元気そうな方とお話をさせていただきました。
前日は地震があったあとなので、とても家の中で寝られる状況ではなかった。精神的にもそうですし、物理的にも物が散乱して寝られなかった。したがって、車の中で寝た。そうおっしゃっていました。
そして、ヘリコプターで来たものの、家財道具一切を家の中に残していますので、大変不安で心配であるということを言っておられました。
もう1つ心配なのは、川が寸断されています。しかし、道路も途中で途切れていますので、重機が入らない状態で、これで雨がどんどん降って水量が増えれば第2次災害、つまり土砂が一気に流れ出す、そういう危険性を持っているわけです。これをどういうふうに解決していくかというのは、非常に困難な、しかし大事な問題だと思いました。
いずれにしても、神戸の地震以来何回かの試練を経て、いざというときの対応の早さというものは大体確保されるようになってきたのかなと、そんな気がして、そこはホッとしながら、しかし、まず被災者の救済。まだ行方が分からない方もいらっしゃいます。
そしてその上で、被災地の復興、そして生活の立て直し。政治・行政がやらなければならないことはたくさんあると思います。こういうことに野党も与党もないわけですから、しっかりと民主党としても対応していく必要がある。そう感じた次第です。
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