予算委員会――約束した集中審議、そして２次補正審議を

国会の会期末を直前にして、昨日の麻生総理と小沢代表の会談によって、かなり緊迫感が高まってまいりました。

いろんな考え方があると思いますが、しかし、小沢代表も言われるように、「政局よりも政策だ」「いまの金融経済状況から見て、それに対する対策を早急にやることが必要なのだ」と言われたのは麻生さんご自身です。にもかかわらず、第２次補正予算案が出てこない。

第１次補正予算はすでに成立しましたが、これは金融危機に対応するものではないということは政府自身も認めているわけです。

したがって、いまの金融危機の状況に対応するものとして、２次補正予算案ということが考えられる。しかし、国会でその議論をしようとしても、予算案すら出てこないということですから、これを早く出して議論すべきだという民主党の主張は正論です。

これから、いまある金融関係、そしてテロ特措法案の採決は、２次補正予算案がきちんと出てこない限り、最終的な採決をしないという我が党の方針がありますので、おそらく国会は延長して、そして、補正予算案をどこかの段階で出すということになるのではないかと思います。

もし、これで国会を延長せずに閉じてしまえば、関連法案ももちろん成立しませんし、何よりも、麻生さんご自身が「政局よりも政策だ」「景気対策が非常に重要だ」「金融・景気対策が重要だ」と言われながら、そのことについて、国会に何も示さずに閉じてしまったと、こういうことになるわけです。

いずれにしても、これから第２次補正予算、そして本予算、次の通常国会にかけて、かなりの議論が必要になってきます。

私も予算委員会の筆頭理事として、実はこの間、１次補正予算成立後８回、筆頭間協議というのをやってきました。これは第１次補正予算案を速やかに採決することを認める、その代わりに、補正予算成立後、金融・経済あるいは年金・医療、この２つのテーマで、総理も出席して速やかに集中審議をやるという約束を理事会で確認をしているからです。もちろん、予算委員長も入っての話です。その約束がずっと引き伸ばされて、今日まで来ています。

まさしく、金融の議論を中心に景気の先行きなどについて、あるいは現在でも方向性がまだ見えない年金・医療の問題について、総理にも出席いただいて、しっかりと予算委員会で議論をする。その約束がなぜ果たされないのか、私は非常に不本意で不満ですが、そういったこともやりながら、早く政府には第２次補正予算案を出してもらって、大いに議論したいと思っているところです。

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Comments

[投稿情報: ハーモニー]

麻生さんは本当に国民の為に第２次補正予算案を出そうとしているのでしょうか？一国の総理大臣が言った言動に対して責任を持つべきです。責任を持たない言動ばかりだと国民はますます麻生さんを代表とする自民党から離れていくでしょう。早く政権交代して民主党に言動に責任を持つた内閣を作っていただきたいと思っています。

[投稿情報: 保利さんの地元民]

今回の小沢さん筆頭の民主党のアクションに理解あり。ご存知の通り、自民畑の地元ですが、タレント政治家原口氏も悪戦苦闘されています。個人的にも急な変化よりソフトランデｲング派なので自民ベースで６割って感じです。が、余りに強きを助ける政策。公務員減らしたり、公務員給与ベースを中小企業並みに下げたり、特殊法人無くしたり、まずそこを行なってもらい財源確保し、経済成長に取り組んでほしい。勉強頑張った人のために格差はあっても仕方ないが、余りに有り過ぎ。毎日５時過ぎに帰っている公務員を見ると頭にきますし、いい加減な設計の公共事業に最低賃金レベルの受注をしている同業者を見てると切なくなります。下々よりお上を削ってください！

ところで民主党さんは、自治労が支持団体でしたか？それって公務員ですか？また郵政民営化は楽して利益得ている人を減らし競争原理化する意味で良い方策だった、と考えてますが、民主党さんは郵便局側でしたね。

まぜこぜの様で全てに賛成ではありませんが、今回のアクションには賛成です。
その他の筋も正してはいかがでしょうか。

[投稿情報: 生涯現役]

解散総選挙の支持が多かったのに、
麻生総理の「政局より政策だ」言うと、「そうだそうだ」と支持する。
あの郵政選挙も、テロ給油法案もそうだった。
小泉氏は風向きが変わると、さっさと逃げてしまった。
自民党は要領よく、時にはずる賢く,国民を巧みにコントロールしてきた。
その点民主党は負けている。攻めが甘く、信念が揺らぐのを自民党とマスコミから突かれる。
権力と税金をたっぷり使える政権党には批判も控えめで、広報までしてくれる。
民主党としては熟知たるものがあるのではないでしょうか。
自民党のパッチワーク改革では間に合わ
ない。
細川氏の時は準備不足だったと思います。
しっかり準備をして政権交代に望んで欲しいと思います

[投稿情報: 地球人]

景気対策のための、集中審議のお約束も破る、第２次補正予算案もださない。
それで、政局より、政策、経済の麻生、俺は使えるって、酔っ払いがおだをあげているのか、世迷いごとか、迷惑な話です。
岡田さんのおっしゃるとおり、金融、医療、年金は、国民の生命線です。
とてつもない金持ちの麻生氏にとって、政治は遊び、日本はお砂場、国民は砂場のありんこなのかと、静かな怒りを覚えます。
国民をなめるのもいい加減にしろとしか言いようがありません。
元官僚と奥様が亡くなった事件だってテロといわれていますが、厚生省に対する恨みなのか、内部事情を話されたくない人が、暗殺したのか、知れたものではありません。
麻生内閣は、嘘と悪ふざけが過ぎると思います。
下々なんてどうだってよい、権力に居座ることしか考えていない、それが今の自公政権とおもいます。
麻生氏は良心の呵責もないのか、しゃあしゃあとしていますが、金融、医療、年金は、嘘とふざけじゃ、すまないのです。
しっかり、審議して、はっきりさせていただきたいとおもいます。

[投稿情報: 立川]

２次補正の議論期待しています。

[投稿情報: 磯良（isora）]

第２次補正予算案をなぜ出さないのかは、週刊誌で書かれている記事によると、出すと、野党の激しい追及を受けること必至だから、とか。
集中審議も、本音では開きたくないんでしょうね。
私はぜひ開いて、ちゃんと審議をしていただきたいと思っていますが。

麻生総理から、さすがにそんな本音は出るはずもないとは思っていましたが（でも総理自身は議論でも野党には負けない自信がおありのようですけど）まさか小沢代表の話が信用できないから、今国会の提出を見送る･･･とは･･･。
あきれました。
麻生総理は、本当に国民の方を向いているのでしょうか。
「政局より政策」と言われるのなら、第２次補正予算案を提出して、正々堂々と議論して、早く通るように努める事こそ、あるべき政府の姿、総理の姿ではないでしょうか。
野党の抵抗で、第二次補正予算案がなかなか通らなかったとしても、それが国民のために本当に大事な予算案であるならば、世論は野党を批判し、政府を応援して、野党も採決に応じざるを得ない状況になるのではと、素人考えでは思うのですが、そういう事を総理はお考えになったりはなさらないのかな、と思いました。
何だか情けないです。
最近の麻生氏の発言を読んでも、感じるのは総理の底の浅さばかりです。
岡田さんも、総理の軽さを予算委員会で指摘されていた記憶があります。

国会は大幅に延長される可能性も出てきて、岡田さんも何かとお忙しく、気を揉む事もあるかと思いますが、
どうかくれぐれも体調にはご留意ください。

[投稿情報: BUSINESS LIBERALISM]

日本においても、世界的金融危機の影響が実体経済に及び始め、自動車産業など広範な産業分野において、減産・人員削減の動きが出始めています。今後、中小企業へのしわ寄せ、貸し渋りが拡大し、企業倒産件数が増加する可能性が高くなっています。

このような状況にもかかわらず、政府・与党は、定額給付金に対する国民からの批判を恐れ、追加経済対策を含む２次補正予算案の提出を年明けにまで延ばす方針のようです。政府・与党の迷走と自分本位の姿勢が国民経済に対する障害になりつつあります。

私は、岡田さんがおっしゃられているように、政府は早急に２次補正予算案を今国会に提出すべきだと思っています。その上で、政府・与党は、中小企業支援策など緊急を要する部分について、野党の主張を大幅に受け入れ、速やかに補正予算を成立させるべきだと思います。
他方、定額給付金など与野党間で合意出来ない部分については、切り離して継続審議にすべきだと思います。また、関連省庁は、中小企業支援策が合意・成立した場合、直ちにその実施がされるよう、準備を進めておくべきだと思います。

現在、与党は、道路利権など既得権益・既得権限に縛られ、政策の形成・実施が硬直化している状況だと思います。総選挙・政権交代を通じて、国民の支持を基盤とした新しい政権を樹立する必要があると思います。そして、新政権が、定額給付金に代わるより有効な景気刺激策・成長産業支援策を実施する必要があると思います。

[投稿情報: 地球人]

２６日の集中審議流れたと、民主党ｈｐで見ました。
思いますに麻生氏は、岡田さんが苦手なのでしょう。
口下手と噂の小沢代表が、党首討論で麻生氏にやり込められたら、岡田さんに国会や、集中審議で、代表の敵をとってほしいと思います。
嘘はつく、悪びれもせず、しゃあしゃあとして、ここまできますと、グロテスク自公政権です。
ご活躍期待しています。