いままでの党大会といいますと、もう少し大きなホテルを借りて、盛大に時間をかけて行われたものですが、昨日も時間でいいましても1時間半くらいでしょうか、極めてコンパクトで、人数も絞って行われました。 特に、全国のまだ現職ではない候補者については、今回出席を求めずに、しっかり地元で活動しろということで行われたものです。 コンパクトでしたが、内容のある、いい党大会ではなかったかと思います。
この中で、各党代表の挨拶に引き続いて、小沢代表が挨拶をされました。そして、具体的に言われたことは、これからの経済対策という意味も兼ねた、「環境のニュー・ディール」と「安心・安全のニュー・ディール」です。 新たな需要を作り出していく、それをこういった地球温暖化問題をはじめとする環境、そして安心・安全というところに、より投資をしていくという方向性を出したもので、従来から私が言っている「ヒトに対する投資」、「地球温暖化に対する投資」、そして「食料に対する投資」といったものとほぼ方向性を同じくする主張だったと思います。 今後、それに対する財源も含めて、いままで我が党としてまとめてきた様々な政策の中で、新しいこの経済状況の中で、何をより優先し、何を優先しないのか。限られた財源の中でどうしていくのかということが、しっかりと求められると思います。党の中で、さらに議論を尽くしていきたいと思います。 同じ日に、自民党も党大会をやりました。私は、映像でしか見ていません。ただ、少し気になるのは、麻生さんの表情にあまりにも余裕がないことです。 麻生さんの人気の源泉の1つは、その「ちょい悪おやじぶり」だったと思うんですけれども、そういうものが影を潜めて、余裕なく叫ぶ総理。 もちろん、いまの支持率とか党の中での混乱を見れば、そういうお気持ちになることはわかりますが、敵のことながら、もう少し余裕を持ってマイペースでやられたほうがいいんじゃないかなと、そんな気がした次第です。 いずれにしても、今年は決戦の年。春かあるいはもう少し遅くなるか、諸説ありますが、いつあってもしっかりと勝利できるように、そして、勝利したときには、その後4年間しっかりと民主党がリーダーシップを発揮して、日本を変えることができるように頑張っていかなければいけません。 今年1年の、大変緊張の幕開けだと思います。 ※ブログの動画版はこちら
党大会も結構ですが、本日の参議院予算委員会の2兆円給付の追及について・・・
給付に2兆円出すのはよい。問題はさらに2兆円出せないことです。自公の給付金が2兆円、民主党主導の弱者・福祉・医療緊急対策に2兆円、合計4兆円の支出を求めるべきではないでしょうか。
理論的には、単年度で考えなければ、また、今後の経済状況の好転の可能性も考えれば、現在の2兆円給付はゼロよりもよいと思います。それ自体は必ずしも、とんでもない愚策ではないと思います。
問題は、プラス2兆円を出させることができるか、否かではないでしょうか。
もう2兆円支出しないのなら、総選挙、という方が国民は納得するでしょう。
(4兆円ともなれば、埋蔵金や行革、天下り、消費税などの議論に国民も真剣に参加して、よい結果が出ると思います)
投稿情報: 革新民主党 | 2009/01/19 21:12
お疲れ様です。今回も、小沢さんの演説とても良かったと思います。顔を上げて話しかけるようであれば、もっと良いと思うのですが。そろそろ我慢が出来なくなって来ています。一日でも早く政権交代をして一日でも早く希望を見つけたい・・そんな声が出て来ています。政局だ何だと言われようと良いんです。一日でも早く解散総選挙をして欲しいと切に願っております。今はもう、麻生総理の顔を見るのも吐き気を催すほど嫌になってきました。世の中で、生活で、希望を持つことの大切さをつくづくと感じています。岡田さん、早い政権奪取の為に頑張ってください。応援しています
投稿情報: ヨウ | 2009/01/19 22:58
麻生さんの人気の源泉は、チョイ悪オヤジぶりというようなユーモラスな言葉が、岡田さんのブログで拝読できるとは、思っても見ませんでした。
面白くて、笑ってしまいました。
おっしゃる通りですね。
しかし、チョイ悪オヤジを気取るには、やはり2枚目ではずすという資格がいり、麻生氏では不合格です。
今年はうちの地域の候補者も、ポスターがんばって貼る場所増やしています。
なにしろ、政権交代がないと、何も始まらない。
財源も蓋を開けてみないとわからないから、ある場合、ない場合、生はんかにある場合の政策を大まかにたてないといけないでしょうし。
自公は擦れたズル悪ですから、最後まで気は抜けないと思います。
それにしても、真面目な方が言う冗談は、面白い。
投稿情報: 地球人 | 2009/01/20 14:51
石井議員の発言にがっかりしました。漢字の読み間違いは国会議員として恥ずかしいとは思いますが、敵に塩を送るような余裕が民主党に欲しいと思います。国民のために岡田議員に期待してます。
投稿情報: 岡田 亨 | 2009/01/20 19:30
岡田さんがおっしゃられているように、「地球温暖化対策に対する投資」を行い、政府が、太陽発電を始めとする代替・省エネルギー産業および電気自動車産業などを支援する場合、なぜ特定の産業だけを支援するのか?という議論が出ることが予想されます。それに対しては、
(1)代替・省エネルギー産業および電気自動車産業は、次の時代の成長産業であり、市場の拡大を通じて、経済全体に対し大きな波及効果・雇用創出効果を生み出すということが言えると思います。たとえば、太陽発電施設建設にあたり、金融機関にはプロジェクト・ファイナンスという需要が生まれます。施設建設や業務用・家庭用パネル設置においては、建設業界にも需要が生まれます。より効率的な送電網の建設や汎用蓄電池の開発という需要も生まれます。
(2)また、太陽電池や電気自動車は、現在、まだ生産量が少なく、高価な商品です。そのため、政府の財政出動による量産効果を通じてコスト低減効果を生み出すことが期待されます。その結果、たとえば、太陽発電の分野において、GRID-PARITY(太陽発電によるコストが既存の火力発電のコストに並ぶこと)が実現されれば、そのあとは、政府の支援がなくとも、太陽発電産業は自立的に成長していくことが出来るようになります。
(3)さらに、温暖化対策は、地球規模の課題であり、政府レベルでの対応が必要ということも言えると思います。
岡田さんがおっしゃられているように、温暖化対策については、財源をどうするのか?という議論があると思います。財源については、当面、定額給付金を取りやめ、より有効な使途として、環境対策に充当することが考えられます。そして、恒久的・安定的な財源としては、ガソリン税を環境税に組み換え、環境対策への財源とすることが必要になると思います。現在、政府・与党側は、道路族が要職を占め、事実上、道路特定財源の固定化を進めています。民主党がガソリン税の環境税への組み換えという方針を明らかにすることは、民主党と与党側と、どちらが環境対策および成長産業支援に真剣なのか、大きな違いを示すことにつながると思います。
環境対策への大胆な財政出動が実現するためには、既得権益・既得権限にとらわれない新しい政治のリーダーシップが必要であると思います。民主党においては、与党に代わる明確な成長ビジョンを打ち出し、国民・ビジネスの合意を引き出すことを通じて、二大政党制の下の政権交代を実現していただきたいと思っています。
投稿情報: BUSINESS LIBERALISM | 2009/01/21 07:01
私は政権交代を望むものですが、この大切な時期だからこそしっかりと引き締めてやっていただきたいと思います。私は政権交代に関して、2つの心配があります。
1つは候補者の気の緩みです。世論調査等を見てもかなり自民よりも民主に流れが来ているような気がします。ただここで緩みますと、勝てる戦も勝てません。与党逆転の目はまだ摘んでいません。
そして、これはもう1つの心配ともかかわるのですが、新自由主義勢力の動きです。小泉元首相、中川秀直氏、そして小泉チルドレンその他エセ改革勢力が選挙直前に新党を立ち上げることです。これによって新党ブームが起こり、自民党も負けるが民主党も勝てない状況に追い込まれる危険性があります。
世論の風は移ろいやすいもの。民主党はこれまで世論の風にのって勢力を拡大してきましたが、この風が逆風になるときの怖さは岡田さんが一番よく知っていると思います。気を抜かずがんばってください。
投稿情報: ちゃこ | 2009/01/21 07:57
私は非常に危惧する、中川秀直氏、小池百合子氏、竹中平蔵氏、小泉チルドレンなどに代表される「偽装CHANGE勢力」は、麻生内閣の支持率暴落の機に乗じて、政治的復権を画策している。しかし、冷静に見つめれば、麻生政権の支持率が暴落した最大の原因は小泉政権の負の遺産にある。小泉竹中政治に対する明確な「否定的評価」を国民はある程度解っているが、マスコミが余りにも渡辺氏や小泉連合の第三勢力を過大評価し又国民を惑わす政局を作ろうとしている、結局彼らは自民党議員の離党受け皿を作るだけであり自民党政権の延命勢力でしかない脱藩官僚の江田さん高橋この人たちがマスコミで発言する内容は確かに国民から見れば拍手したい気持ちであるが、今国民が求めるのは政権交代である、政界再編はその後の話である、ましてや、中川秀直、武部、小池、小泉チルドレンこの、メンバーと組む渡辺氏、江田氏(官僚に対してのスタンスは拍手を送りますが)国民的目線の政治感覚が解っているのか疑問を抱きます、小泉、飯島が後ろで糸引くロジック(小泉がみすみす息子を野党に譲る訳もなく小泉一家が与党造りに画策している)民主党は警戒しなければならない、くどくど結う、まず、政権交代である、
投稿情報: 近藤 | 2009/01/21 16:29
麻生氏が自民党大会で、皇国日本万歳とやったと言う話がありますが、本当でしょうか。
日本は単一民族発言もありましたし、安倍氏のようにだんだん暴走してきたのかしら。
カッコつかないと右翼を気取るようなのは、勘弁していただきたいものです。
小泉氏は1院制といい始めているそうですし、つまり、今の衆議院のまま1院制にして、自公のいうがままの政治をしたいと。
この二つについて「皇国日本万歳」と、「1院制と小泉氏の動き」について、岡田さんのご意見を伺いたいと思います。
投稿情報: 地球人 | 2009/01/21 17:52