今日は、いつもと違った話をしたいと思います。
先日、大変嬉しい手紙をいただきました。中国河南省の小学校の校長先生からです。
実は、2001年に私が中心となりまして、民主党三重県連(総支部連合会)と三重県鈴鹿市老人会連合会が一緒になって、中国の最貧地区、非常に厳しい状況にある地域に小学校を建てようという話になりました。
きっかけは、河南省は三重県と姉妹提携の関係にあり、当時の河南省共産党書記は、私が従来から何度か交流があった李克強さん。その後、河南省の書記から、遼寧省の書記を経て、いまは副首相の立場にあります。将来、首相ないし国家主席になるだろうと言われている人です。
そのご縁もあって、河南省をお訪ねしたときに、省内で最も厳しい地域を見せてもらいたいということで行ったのが、この河南省の羅山県という地域でした。
私が行った小学校は、電気はもちろんまだ来ていませんし、そういう中で、非常に壊れそうな校舎の中で、子どもたちが一生懸命勉強していました。その姿が印象に残りまして、校舎を1つ建てるのに300~400万円あれば出来るということで、民主党三重県連と、先ほど言いました三重県鈴鹿市老人連合会が中心となって募金活動をして、そして、校舎を1つ建てたということです。
あれから8年経ちまして、私は新しい校舎はまだ見る機会がなかったのですが、写真を送っていただき、そして、子どもたちが真新しい校舎で学んでいる様子を伺い知ることができました。環境がずいぶん良くなるなかで、しっかり学ぶことができている姿を大変嬉しく思っています。
中国も沿海部のように極めて経済発展著しい地域もありますが、他方で、まだまだ電気も水道もないという地域も残されていて、その格差は非常に大きなものがありますが、そういった地域に対して、もちろん、中国の中でしっかりと格差を是正していくことが基本ですが、我々としても出来ることがあれば、しっかり手を差し伸べていきたい――。そういう思いで、2001年に活動させていただいたわけです。
その成果がしっかり出ていることを嬉しく思った次第です。
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11月にたまたま見た「クローズアップ現代」で、(今日岡田さんがまた出演されますね!!録画予約してます!)中国の楊潔篪外務大臣が出て話しているのを見て、とても明澄な話され方と、話の内容の心にすっと入ってくる感じに感銘を覚えて、途中から録画までしてしまいました。
世界に当然のように受け入れられているG2という言い方に中国政府が違和感を覚えている様子なども、はっきりと伝わり興味深かったです。日本でも、政治に関することで、事実とは異なる言葉がしばしば独り歩きしている様子を目の当たりにして、近頃恐怖でブルブル震えかねない身としては、そんな話に親しみすら覚えて、楊外相が好きになってしまいました。
「中国は大国であると同時に、発展途上国であり、それは矛盾しない」という楊外相の言葉も、今回の岡田さんのブログの内容で、事実としてそうであることをまた改めて理解しました。そして、楊外相は、アフリカの学校の整備の支援をしているというお話もされましたが、今までならそこに矛盾を覚えてしまいそうですが、アフガニスタン支援が、日本という国の特色・性質も大事にして行われていることも含めて、日本の外交全体において、非常に重要な意味を持っている、ということなども考えると、中国という国もまた、色々な特徴・事情があるのだろうなあ、、、(単純に考えても人口も大きさも想像できないような桁違いぶりですし!)と、なんだか納得してしまうところがありました。
投稿情報: レイ | 2009/12/07 18:54
岡田克也さま、スタッフの皆さま、こんにちは。
中国の小学校の建物の話、嬉しいです。
私は東南アジアとアフリカに、僅かですが寄付をしてます。
小さな子供達に、最低限の衣食住、安心できる生活を。
そして子供達が絵本や本で、楽しい時間を過ごせるように。
これからも岡田さんの父性を見習いたく存じます。私は女なので母性でしょうか。
いつも勇気を与えてくださって、本当に有難うございます。
かしこ
投稿情報: 井上彩 | 2009/12/08 13:24
美しい話だと思います。
ただ、何故、中国の学校教育に日本人が協力しなければいけないのですか?
尖閣諸島付近で、領有権の定かでない海上に、国費を費やして採掘基地をつくるお金があるなら、
また、チベット人やウイグル人を弾圧するための警察を保有する予算があるなら、
国産空母や宇宙開発、アフリカへの投資をする金があるなら、
自国の小学校の整備を、中国人自らがお金を出してするべきだとは思われませんか?
あなたがされるべきことは、中国の小学校を支援することではなく、中国政府に自分たちのお金の使い方を教えてあげることではないのでしょうか?
良く考えてください。お願いします。
投稿情報: にたろう | 2009/12/09 22:41
岡田克也さま
こんにちは。心温まるお話をどうもありがとうございます。
岡田さんと民主党三重県連さんと三重県鈴鹿市老人会連合会さんの皆さまの志が実を結び、交流が続いていることを嬉しく思います。
このような支援は、結果が出るまで長い年月がかかることと思いますが、行く行くは、三重県の小学校と交流ができるようになるといいですね。
大変な状況にある岡田大臣の励みになっていることを垣間見たような気がします。
お体にはお気をつけになって、がんばってください。
投稿情報: 大関明子 | 2009/12/10 06:20