いよいよ通常国会が始まりました。昨日の衆議院本会議、そして今日、参議院の本会議を終えてきたところです。
明日からは、衆議院の予算委員会も始まります。とりあえずは、補正予算に関する質疑ですが、実質的にいよいよ国会が始まったというところです。
非常に厳しい国会になると思います。「政治とカネ」の問題も、すでに本会議で様々な意見が出ています。もちろん、予算案そのものに対しても、例えば国債の発行が多すぎるとか、あるいは公約がどれだけ実現されたのかといったことに関して、本会議でも厳しい質問が相次いでいます。
私が聞いていて思ったことは2つあります。1つは、ヤジがひどいということです。せっかくの議論の場であり、総理も一生懸命に答えておられるわけですから、黙って聞いてもらいたい。もう少し静かにしてもらいたいと思います。非常に良いヤジならまだしも、あまり品の良くないヤジがたくさん飛んでいるのは、非常に残念な感じがします。
もう1つは、外務大臣が答弁する機会がなかったことがやや残念だったということです。もちろん、外交問題で地球温暖化問題に関する質問や普天間基地の移設に関する質問、あるいはアフガニスタンの支援に関する質問はありました。しかし、みんな総理に対する質問で、外務大臣として答弁する機会は残念ながら一度もありませんでした。
もちろん、予算委員会が始まればたくさんの質問が飛んでくるわけで、それはそれでいいわけですが、とにかくこの通常国会では、まず3月までの予算委員会で、しっかりと良い議論が展開できるように心がけていきたいと思います。
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いよいよ始まりました。しっかりしたお話し合いをして下さいね。
昨日のニュースを見ていて、私もヤジが気になりました。まるで幼稚園のよう。大人しく人の話を聞くのは、人として最低限の礼儀ですよね。恥ずかしいです。字幕が出てないと、総理が何を言っているのか全く分からず。中継の意味が無いです。
今日こそは、岡田外務大臣の品格あるお話を期待してます。
投稿情報: いいちこ | 2010/01/21 10:40
とにかく補正予算を早く実行して、景気を何とかしてほしいと言うのが本音です。何時も財政赤字の問題が俎上に載せられますが、あれこれ議論をする前に、国債等の粗債務から金融資産等の資産を差し引いた“純債務”が一体幾らなのかについて、国会議員の間で共通認識を持つことが先決だと思います。(どこの中小企業だって借金ばかりで無く貯金がいくらかぐらいは把握しています。)そうで無いと議論が噛み合うはずがない、と思います。
政治と金の問題について:現在の問題について言及は避けます(分からない)が、一件落着次第、民主党が徹底的な改革を行ってくるものと信じています。(我慢しています。)つまり企業献金の廃止など等。これに関してもうひとつ:マスコミの対応についてです。原口大臣が発言した情報源の開示の必要性は、私が以前より痛感していることです。但し、今民主党が指摘するにはタイミングが悪すぎる。利害関係者である権力者が言うべきことでない、と言う意見にも一理はあります。このテーマについては事態が沈静化した後に、是非ともマスコミの人も含めて超党派で話し合ってほしいです。(自民党にも賛成する人は大勢いるはずだ。)何故かと言えば、“一方の利害関係者の思惑に乗らない為に、情報がどちら側からのものかを明示する“という、欧米では既に常識になっている報道姿勢が日本のマスコミの“常識”になることが、より良い民主主義に不可欠だと信じるからです。
ちょっと、外交問題から外れてしまったかもしれませんが、“すべての国務は外交につながる”ことを考えると岡田大臣は国の動きのすべてを把握する必要がある! お疲れ様です。
投稿情報: Y浦野 | 2010/01/21 15:12
予算委員会お疲れ様です。
ところで、鳩山政権が長期政権になるかどうか、議論の分かれるところです。
マネー・スキャンダルで短命に終わるようでは論外ですが、鍵は当然、経済です。これについて竹中平蔵氏が興味深いことを述べています。
****以下引用****
鳩山内閣の「二重人格政策」が日本の破局を招く(その2)=竹中平蔵
中央公論1月12日(火) 10時24分配信 / 国内 - 政治
・・・
ただ鳩山政権にはまだチャンスがある、と私は考えている。
分かりやすい例がある。一九八一年のフランスのミッテラン政権を思い浮かべてみてほしい。ミッテランは、社会党出身者としてはじめて、フランスの大統領になるわけだけれども、今の民主党ととても似たことをした。
まずは、九つの企業を国営化した。これらの企業グループは、GNPの一七%をも占めた。次に、家族手当を支給した。驚くほどそっくりだと思わないだろうか。そして労働組合の意向を受けて、法定労働時間を短縮した。それらの政策を実行した結果、絵に描いたように、当たり前のことが起きた。巨額の財政赤字が発生したのだ。初年度の財政規模は、三〇%以上増えた。財政赤字が拡大すると、経常収支赤字が広がる。経常収支赤字が広がると、インフレになる。インフレと不況が同時に来て、大混乱が起きたのである。
そこでミッテランはどうしたか。次の年から、政策を自由主義に一気に変えたのだ。そのときにミッテランは国民にこう言った。「欧州の統合のために、私たちはやるべきことをやろう」と。つまり、「社会福祉の建設」から、「グローバリゼーションへの対応」に軸足を移した。これは非常に理にかなっている。だから、ミッテラン政権は一四年も続く長期政権になったのである。
私は鳩山総理に、「ミッテランを目指せ」と申し上げたい。十分にあり得るシナリオだと思う。逆にもし鳩山総理がミッテランにならなかった場合、財政が破綻する可能性もある。これは、マーケットが先に動くか、政治が先に動くかという、チキンレースだ。
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100112-00000303-chuokou-pol
****END****
基本的には、現在は100年に1度の経済危機の中にあり、例外的な経済政策が必要ですが、国債44兆円枠や、補正予算、ガソリン暫定税率の取り扱いを見ても、そういう危機意識がないまま政権についたという印象がぬぐえません。
その理由は余りに恵まれた人間ばかりが民主党の幹部・閣僚になっているからでしょう。
最低限、失業率が改善しなければ、TV中継の国会審議で何を言っても有権者の心は離れていきます。
経済も悪化、日米関係も悪化、カネにまつわる政治モラルも悪化、党内は独裁体制、これでは民主党議員の自己満足だけが政権交代の成果だと言うことになる。
民主党支持率が自民党の2倍ある今、民主党は思い切った『党内改革』が必要だと思います。
自分を一般国民の立場に置くことが重要であって、「国民視線」という言葉だけでは、「なんだかなあ」という印象を多くの国民に与えているのではないでしょうか。
(まあ、麻生政権にはその「国民視線」すらなかったので、当分の野党暮らしは当然ですが・・・)
投稿情報: 一国民 | 2010/01/21 19:40
岡田さんこんばんは。
はっきり申しますと自分は自民党支持者でどうしても民主党の政策には理解しかねます。
おそらくこのコメントも掲載される事も無いでしょう。
ただ、国会中継で見た岡田さんがあまりにも疲れ切った表情で、心配です。忙しいとは思いますが、しっかりとご自愛なさって下さい。
投稿情報: 本田 | 2010/01/21 21:54
岡田克也さま、スタッフの皆さま。こんばんは。
日本の国会におけるヤジは酷いものです。
なにか伝えたい思いがあるのならば、
あの場の皆さんは選挙で選ばれた国会議員さんなのですから、
機会を作って、キチンと主旨を整理した上で発言をされたら良いのです。
しかし、そのような正当な順序を踏んだ行為は絶対に行いません。
答弁者を煽って、周囲を不快にさせて、議会を混乱させるだけ。
「建設的」討論という言葉を、あの方々はご存じないのでしょうか。
「これ、民主主義の国会かしら?」と情けなくなってしまいます。
ヤジを飛ばしたいならば、議会が和むような楽しく知恵のあるヤジにして欲しいものです。
あまりにも愛嬌とセンスの足りないヤジが多いと思います。もともと私はゲラゲラと笑うことが大好きな性格です。
でも、国会という場所の意味と意義を思うと、下品すぎる掛け声には殆ど笑えません。
まだまだ寒い日が続きます。くれぐれも冷えに気をつけて、お過ごしくださいませ。かしこ
投稿情報: 井上彩 | 2010/01/23 16:33
親や先生が、子供に、「人が話をしている時は黙って聞く」と話をしても、国会議員がこれでは説得力が有りません。
野次に対しては、「人の話は黙って聞きましょう。子供も見ています」などと国会や予算委員会で、発言したら如何でしょう?
投稿情報: 渡部 | 2010/01/24 23:34
私も国会中継を見ていて、品のない野次が多くて見ていて悲しくなりました。
小泉議員もブログで同じように書いていたと思います。
同じように思われた方は沢山いるんじゃないでしょうか・・・
国会のマナーってないんでしょうかね。
普天間問題など難しい問題が沢山ありますが応援してます。お身体に気を付けて頑張ってください!
投稿情報: しま | 2010/01/25 01:09
私も、予算委員会を実際に傍聴して、ヤジのひどさに閉口した記憶があります。
テレビと違い、ヤジの内容まではっきり聞こえるので、「議員の先生が何と下劣な言葉を吐くものだな」とあきれもしました。
特に、ヤジのせいで岡田さんの答弁が聞こえなくなってしまった時は、「ヤジやめて下さい!」と傍聴席から抗議したい衝動にかられました。(実行すると叩き出されるので、していませんが)
代表質問では、答弁の機会が無く、残念だとの事ですが、岡田さんは外交演説の予定もあるかと思いますし、温暖化問題まで岡田さんに答弁されてしまうと、環境大臣は答弁の機会がほぼ無くなってしまうので、予算委員会などでの答弁のためにエネルギーを温存した、とお考えになってはと思います。
(実際、衆議院の予算委員会では、岡田さんへの質問が相次ぐ場面もありました)
22日の予算委員会での岡田さんの青いネクタイ、時々見ますが、とても良く似合っていらっしゃると思います。
やはり岡田さんには、綺麗な明るい色のネクタイが合っているような気がします。
21日のネクタイも、色は薄い緑?で、とても綺麗だとは思うのですが、テレビだと色が飛んで、白っぽく映ってしまうので、ちょっと残念に思いました。
予算委員会は録画しましたが、まだ全部は見ていません。これから(岡田さんが答弁なさっている個所を中心に)見るつもりです。
投稿情報: 磯良(isora) | 2010/01/25 03:28