週末を利用して、北海道に1泊2日で出張に行ってきました。
初日(6日)は、高橋北海道知事とお会いしたり、経済人の皆さんと昼食会をしたりということもあったのですが、最もメインになったのは、「外務大臣と語る」の開催です。
これは外務省が毎年行っているものですが、一般に呼びかけた約400名の皆さん、新聞などでお知らせをして応募していただいた皆さんと話をするというものです。
初日(6日)は、高橋北海道知事とお会いしたり、経済人の皆さんと昼食会をしたりということもあったのですが、最もメインになったのは、「外務大臣と語る」の開催です。
これは外務省が毎年行っているものですが、一般に呼びかけた約400名の皆さん、新聞などでお知らせをして応募していただいた皆さんと話をするというものです。
全体は1時間半ほどでしたが、私のほうから40分程度お話をし、残りの50分で会場の皆さんから、いろいろなご意見やご質問をいただき、活発ないいやり取りができたと思います。
外交関連、日米関係とか、あるいはちょうど漁船に対するロシアからの銃撃、そして、そのあと漁船が日露間で合意した範囲を越えて操業をしていたことが明らかになった直後だったということで、それに関することとか、いろいろな質問が出ました。
非常に前向きな、いい質問をいただいたと思いますし、400名は少し多いかなという感じもしましたが、しかし、全体としてよかったのではと思います。
こういう会合は、是非もう少し回数を増やして、合間を見て全国各地でできれば、外交に対する理解が少しでも進むのではないかと思いました。
翌日(7日)は、北方領土を直接視察し、元島民の皆さんや関係者の皆さんからご意見をいただくという日程で、1日かけて北方領土を見に行ってきました。
すぐ近くまで行きましたが、歯舞群島の中の水晶島がわずか3キロしか離れていないのは、私も「こんなにも近いのだ」と改めて感じることができました。
そして、そういう場で元島民の皆さんや関係者の皆さんから、実際に「何とか交流を増やして、北方領土返還に向けて、しっかりと手がかりを作ってもらいたい。鳩山政権のもとで実現してもらいたい」というお話をいただき、この領土問題に対する認識、あるいは意欲を新たにしたところです。
鳩山総理、プーチン首相、そしてメドベージェフ大統領という役者がそろっている間に、この問題を大きく動かしていきたいと改めて感じました。
※ブログの動画版はこちら
岡田克也さま、スタッフの皆さま。こんばんは。お疲れ様です。
北方領土は本当に「すぐそこ(対岸)」にあるそうですね。
日本は島国。だから、ひとつひとつの島が領土。
本当に領土の話は難しいですね。アルザス地方の話を思い出します。
どうしても時間はかかります。少しずつ良い方向に動きますように。かしこ
投稿情報: 井上彩 | 2010/03/08 23:57
おはようございます 毎日の激務 ご苦労様です 今朝の河野太郎氏のブログで 岡田さんを 応援しています 一読を
投稿情報: おにへい | 2010/03/09 09:24
ロシア人に対する認識の甘さが現状を招いたとも言えます。
明治時代から、満州、朝鮮半島を支配しようとしたロシアに対抗して、日本は無力な朝鮮半島、満州を直接支配してロシアの極東進出に対抗したという歴史があります。
当時の、ロシア、中国、朝鮮の軍事力を比較すれば一目瞭然ですが、大日本帝国以外はロシア・ソ連に対抗する力はなく、満州も朝鮮半島もロシア人の支配下に置かれようとしていた事実を忘れるべきではありません。
また、チェチェンなどでの残虐な内戦を見れば、ロシアが日本の平和憲法の精神から最も遠い国であることが分かります。
それを踏まえたうえで、平和的なアプローチを推進することが求められていましたが、ロシアとの関係がなくても戦後の日本は世界第二の経済大国になれましたから、誰も本気でロシア問題に取り組みませんでした。
現実問題としては、北方四島を返還すれば大きなメリットが得られるとロシアが考えなければ返還しません。(日本に譲歩したと見られれば、ロシアの政治家は国民の支持を失うと考えています。強い政治家であることがロシアではアピールするからです。)
たとえば、日本が世界最高のスーパーコンピュータ技術をもっており、スーパーコンピュータ技術がなければロシアが後進国になるという場合、ロシアがその技術を入手するために北方四島を返還するということはないとは言えません。
あるいは、世界中からロシアが責められる。又は、ロシア国民が平和的な国民になって日本に謝罪する気持になる。又は、日米を離反させるために、というようなことも考えられますが、戦後、外務省がどれだけの努力をしてきたかも重要です。
いずれにしても、日本側の担当者や関係する政治家を一新させて取り組むべきでしょう。
あるいは、首相自ら汗をかくべきでしょう。
(支持挽回の鍵は北朝鮮拉致問題か北方四島でしょう)
投稿情報: 一国民 | 2010/03/09 12:16
国民の理解と信頼に基づく外交を実現するために、国民に分かりやすい言葉で伝えていくことを岡田さんは最初から目標に掲げていらっしゃいますが、いつでも思うことですが、岡田さんは本当におっしゃったことを着実に実行に移されていく方ですね。「あの時、おっしゃったことを、岡田さんは今こういう形でされている」と感じることが、よくあります!
ところで、外交への理解といえば、外務省のホームページを見ると、日々外務省で起きていることが詳細に書いてあり、外務省全体のお仕事がライブ感覚で感じられて大変面白いです。
毎日毎日、大臣・副大臣・大臣政務官が色々な国へ行かれたり、または様々な国から、色々な用件でたくさんの方々が日本を訪ねてこられる様子などが、具体的に書いてあるので、見ているだけで何か外交が身近に感じられるような気分になってきてワクワクします!
北方領土の問題ですが、未来志向であると共に、新しい国際的協調のあり方を目指すことも踏まえて、あくまで『「歴史認識」についての認識』、を共有した後、それを明文化したものに基くことが重要なのではないか、、と改めて思いました。
同じ歴史認識を共有できないことが、解決に際して、根本に横たわる問題なのだと思いますが、お互いの歴史認識を全てまず書き出して、その歴史認識を、お互いに等価に認識しあう。そういったバラバラの歴史認識をとりあえずお互いにカードを平らに均すように共有して持ち、バラバラのまま明文化する。・・・という作業ができない側があるとしたら、それはちょっと後ろめたいことがあるからで、、そうであるとしても、そのことをしたら、少なくとも「何か重要なことが闇に葬り去られてしまうのではないか、、、」という心配はなくなるのでは、と思いました。
捕鯨問題でもそうですが、「重要なことが闇に葬られる」ことが最も避けられるべきことであると思います。それは、国としての基本的人権無視のような、、、そして、国際的にはそれを為す側にとっても自身の誇りを傷つけるような、重大な問題であり、そこをあいまいにすることを避けることだけは、ともかく譲るべきではないと思っています。
投稿情報: レイ | 2010/03/09 16:08
北方領土を返してくれる気が、彼らにはあるのでしょうか?ロシアは大きな国なんだし、4島くらいくれてもいいのに・・・なんて、簡単な問題ではないですね。
でも、あの4島分の海域が広がったら、カニも鮭もホタテも、もっとたくさん獲れる様になるんですよね。地元の皆さんにとっても、私にとっても嬉しい!!
せめて半分ずつとか、ちょっとずつ返してもらえるだけでもいいんだけどなぁ・・・。
地元の人達との会合は、政府と国民が近づく感じがして良いですね。これからも、無理のない範囲で続けていって欲しいです。
投稿情報: いいちこ | 2010/03/10 11:51
北海道知事の高橋はるみさんは 女性知事なので 支持しています。
投稿情報: ふくろう | 2010/03/15 23:25