NPT(核不拡散条約)再検討会議が始まりました 。私は、アフリカに行っていましたので、福山副大臣に代わりに行ってもらいました。
これからこの会議は、約1カ月近く続きます。最終的に文書にきちんとまとまるかどうか、もうすでに、アメリカからは一部批判的な声も聞こえています。
全会一致が原則ですから、イランなどいろいろな国が入っているなかで困難も予想されるわけですが、しかし、出来るだけ合意文書がまとまるように、頑張らなければいけないと思います。
前回は、そういったまとまりが全くなかったわけですが、少なくともきちんと大多数がまとまり、出来れば、全会一致で文書をまとめるように持っていかなければなりません。
私も、必要があれば、会議の後半に行って、何かまとめるものがあれば、そのためのアクションをとらなければいけないと思っています。
ヴェスターヴェレ外相とは、外相が日本に来られた際に非常に気が合い、両国はともに核を持たない国です。ドイツにはいま、アメリカの戦術核が置かれています。これをどうするか、EUでは大きな議論になっていますが、そういう経験を活かしながら、核のない世界を目指して、日本とドイツがともに協力していくことを確認させていただきました。
是非、ご覧いただきたいと思います。
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はじめまして。
5月12日火曜日の、大臣の記者会見をニコニコ動画にて拝見させていただきました。
このエントリーにある、核軍縮や平和のための各国の協力体勢のお話とも関連すると思うのですが、
会見の中で大臣が、国民一人ひとりが、この地域の平和と安全を守ること、抑止力の問題、また自衛の上でのアメリカとの協力の問題などを考え、議論してほしいという趣旨のお話をされていたのが非常に印象的でした。
このエントリーを読むまで、不勉強ながら、私はドイツにアメリカの軍事核があることも全く知りませんでした。
アジア地域はもちろん、ヨーロッパやアフリカ、中東も含め世界がどのように核や軍事の問題に取り組み、平和を目指してどのようにアプローチしているのかを、私自身もっと学び、関心をもち、
大臣のおっしゃるような日本やアジアの平和に関する諸問題について、
無学な自分ではありますが多少なりとも考えていかなければなぁ、という思いでいます。
自分は民主支持者ではなく、支持政党は今のところありませんが、
大臣の会見での誠実な姿やお考えを拝聴し、政治家個人としての岡田先生を応援したいなぁ、と微力ながら思うようになりました。
「一義的には日本を守る役割は日本自身が行うのは当然のことだと思います。」と言い切られた大臣のお言葉に、責任感と力強さを感じ、大変嬉しかったです。
どうぞお体に気をつけてこれからもご活躍ください。
また会見楽しみにしています。
投稿情報: 桜 | 2010/05/13 00:12
ぜひ核軍縮と不拡散の合意文書をまとめて下さい。
原子力を発電以外に兵器として使用するなど言語道断。
頑張って下さい。
投稿情報: yama | 2010/05/13 00:46
アメリカとイギリスの時代が終われば、日本とドイツの時代が来る?
第二次大戦で勝利した英米はその特権と利権を長年享受してきました。
国連安保理事会は日独に対する占領会議の延長のように今でも英米仏露中が牛耳っています。
この常任理事国の共通点は核兵器の保有と実戦配備です。
国連の平和の概念はいまだに第二次大戦直後のレベルにあります。
日本とドイツが世界の平和をリードする時代が来ても当然です。
ところで、この秋にオバマ大統領が来日するときに、まだ鳩山内閣が存続している可能性は少ないと思います。
鳩山首相も5月末を乗り切っても、参議院選挙で民主党が後退すれば、当然辞任を強いられるでしょう。
こういう中で、日米関係の安定化がおろそかにされないことを希望します。
投稿情報: 一国民 | 2010/05/13 11:33
最も住みやすい国の第1位に選ばれたドイツ。きっと素敵なところなんでしょうね。ビールとウィンナーの国という印象が強いです。行ってみたいなぁ~!!
人間が核を正しく使う事の大切ささえ知っていれば、こんなに苦労しなくて済むのに。使い方次第で薬にも毒にもなるという事ですね。
にしても、やりもしないうちから批判的な意見をするアメリカは、どうかと思いますね・・・。
ドイツには個人的にとても好意を持てます。これからもずっと仲良くしてください。
投稿情報: いいちこ | 2010/05/14 12:40
「基本的価値を共有する欧州」と岡田外務大臣の外交演説にありますが、初めてそれを聞いた時には、その真の意味をあまり理解していなかったことが最近分かりました。
というのも、近頃、色々な国との間で、交渉などがうまくいかない場合には、明らかな理由の他に、隠れた意図・感情などがあるかもしれないという場合以外にも、そもそもの基本的な、例えば約束事に対する態度・重視の程度、などが、日本と全く異なる場合もあるのでは、という風にも思うようになって、ようやく「欧州と基本的価値を共有する」ということの意味と、そうであることの通りの良さとか、ありがたさがより正確に分かるようになりました。
岡田さんも出席された4月28日の「第19回日・EU定期首脳協議」の「共同プレス声明」にある「日本とEUが、特に民主主義、法の支配及び人権といった基本的価値及び原則への共有したコミットメントによって結ばれている」というフレーズによって、まさにそのことが完璧に言い表されてありますが、こういう関係というのは、時に懐かしい旧友に出会ったような、特別な理解の水流が目に見えない地面の下にでも流れているような気にさせられるのではないでしょうか、、。
岡田外務大臣とヴェスターヴェレ外相が連名投稿された記事に「ドイツと中欧諸国は、数十年にわたり、自国領土で核兵器による交戦が行われるかもしれないという危険の中で生きてきた。」とありました。
岡田さんがドイツのヴェスターヴェレ外相と気が合った、というお話をお聞きして、形は違っても、こうした核に関する、危機意識の長年の保有という共通性があるだけでなく、さらに上述のような「基本的価値を共有する」関係の国であるからなのでは、と思いました。
とは言え、フランスなどは、前回のG8外相会合で岡田さんがされたように、日本とは真っ向対立するわけですが、、。
フランスについて、何故そういう考え方になるのか、と考えてみたのですが、「他国と地続きである」国と、海に囲まれた日本のような国との違いもあるのかな、と思いました。地続きで、長い歴史の中、攻撃されたり攻撃したり、、ということが多くあるとないとでは、大きな気持ちの違いも生まれる気がしました。「地続きで、攻め込まれる可能性が常にあった」ということを想像してみると、その恐怖の大きさは格別であり、それによって逆に攻撃力や国威を強化して、自国の安全を是が非でも確保したい、という風な考え方を持つようにもなりそうだと、考えることができ、考え方が良く分からない国の歴史や地理などを知ろうとすることの大切さを、改めて強く感じました。
投稿情報: レイ | 2010/05/14 18:12