国会が終わるにあたって、国民新党と社民党との関係について少しお話をしたいと思います。
菅総理と国民新党の亀井代表が、木曜日(12月2日)に1時間近く会談を行って、菅総理からは、今国会における国民新党の協力に感謝するとともに、今後ともしっかりと協力をしていくという確認がされました。
この国会、我々は参議院においては少数与党であり、大変苦労するなかで、国民新党の皆さんには与党としていろいろと助けていただいたと思っています。
そして、この国会の運びは、どうしても補正予算が中心となり、野党が郵政法案の審議をしないということでしたので、国民新党の最も重視する郵政法案が、結局たなざらしのまま終わってしまったことを大変申し訳なかったと思います。党と党の約束です。
加えて、この中途半端なまま、法案が通るか通らないか分からないという現在の状況がこれ以上続くと、やはり郵便局における現場の士気にも関わる話で、今後どうなっていくか分からないというなかでは仕事に打ち込むことができないというのは、その通りだと思います。
したがって、次の通常国会において、この郵政法案をぜひ成立させなければならないと、私としては考えています。
しっかりと中身のある議論が、次の通常国会で行われることを期待したいと思いますし、野党の皆さんにもご協力をお願いしたいと考えています。
同時に、社民党の皆さんとも話し合いを行いました。ご存じのように、普天間基地の問題をきっかけに社民党は政権を離脱しましたが、内政面ではかなり共通性があります。
労働者派遣法の改正案についても、辛うじて審議入りは出来ましたが、これは社民党が非常に熱心に取り組んでおられる法案です。その他の問題も多くの面で共通するところがあるので、形式をいえば、社民党はいま野党ですが、内政面においては少なくとも多くの点で考えていることが近いです。
したがって、通常国会においても引き続き協力をお願いしたいと考えています。
それでもやはり、参議院においては過半数に至らないので、この国民新党、社民党両党とのしっかりとした協力関係に加えて、さらに自民党、公明党を始めとする野党の皆さんの協力をお願いしたいと思います。
とにかく、国会がきちんと機能しないということでは、やはり国民の期待に応えたことにはならないので、次の通常国会に向けて与野党との話し合いをしっかりと行っていきたいと思います。重要なことは、国民の視点で法案や予算の審議を行っていくということではないかと思っています。
我々民主党も、反省すべきはしっかり反省しながら、しかし、国民の立場に立って、通常国会において法案や予算の早期の成立を期していきたいと考えています。
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今回の国会で、いつも以上に並々ならぬご苦労をされた皆様、大変お疲れ様でした!次こそは、国会らしい国会が見てみたいですね~・・。ですが、せめて理想の、百分の一でいいですから、一歩前進して欲しいですね!そしたら本当に嬉しいです!
国民新党の下地幹事長は、岡田さんのことを大変尊敬している、、とおっしゃっていたという以前聞いたお話が、私にとっては、とても印象的な方です!
そして、与党同士なので、話が通じるって、ありがたいですね、、、。
できれば、色々な野党の皆さんとも、意見が違っても普段から話が通じていて、例えば、「なるほど、そちらの意見は十分理解したけれど、~の部分が実現を考えると不安だ、不確実だ、自分には不適切に思える、好ましくない、、、ここをこうすれば、そちらの意見も許容範囲だが。そして、自分の意見の元となる、ある予想が、実際外れたとしたら、そちらの意見もありうるが。」というレベルにまで、国会以前にお互いの意見を徹底的に分析しきっていて頂きたいと思います、、。そうでないと、相手の意見を変に誤解していて、それによって感情的になって、ワーワー無駄な言い争いをして終わる、、というのは、国民の為、、というのもそうですが、議員さんとして、仕事の充実感が味わえないのではないか、、、とつい思ってしまいます。誤解を否定され、またそれを言い訳ととって、相手の人格・認識能力までを疑い、感情的になる、、、というやりとりを、この事前の理解の作業で防げるといいと思います。
ところで、11月29日の与野党党首会談が開かれたこと、最高に意義のあることだと思いました!!「野党の方たちとの情報の共有」という、以前に岡田さんがおっしゃっていたことが、実際に実現されたのですから!!
たまたま、この時は内容が北朝鮮の現状についてだったので、出席者の方の中には、話の中身を珍しく感じずに、この会談の意義についてボヤ~ン・・とされていた方もいらっしゃったのは残念でしたが、記者会見の岡田さんのお話では、きちんと意義あることだと思っていらっしゃった方も沢山いたとのことで、これからのことも思うと、嬉しくて、ワクワクしました!
情報そのものが与えられることも確実に重要ですが、「ここからここまでが、総理や政府の見解だ」ということが明確に同じ場にいて、野党としての自身に向かって示されることは、本当ならば、目新しい情報でなくとも、しっかりと、国会等で事態を共に議論し合う責任を担う立場として、与党と対等に認証されているということで、嬉しいはずだと思うんですが・・。特に、国のことを一生懸命思って、自分もなんとかしたい、、と常に燃えて考えている方たちにとっては。責任を担いたくない、自分は関わりたくない、というならば、別ですけれども!
いずれにしても、こういうことがどんどん行われたら、なんだか少しずつ、政治がまたまたいい感じになっていくのでは、、、と嬉しくなってきました!!
投稿情報: レイ | 2010/12/04 03:17
野党の審議妨害は酷すぎると思います。しかし、それに負けて、与野党談合をやったのでは政権交代の意義はなくなります。民主党に求められているのは、信念に基づいた国会運営です。野党に挫折することなく頑張ってください。
投稿情報: ななし | 2010/12/04 06:56
今国会は史上最低だったと思います。全ての原因は民主党にあるのです。参議院で過半数割れしたのは政権交代をしてから一年弱の民主党政治を見てきた有権者が民主党にNOを突き付けたからです。この参院選の結果が直近の民意です。そしてそこで選出された議員によって問責が可決されたのです。つまり直近の民意がこの問責可決を導いたのです。
岡田さんはこの二名に関して辞める必要はないとおっしゃっていますが、それは国民の判断を真っ向から否定することですよ?実際野党時代の民主党は問責可決されたら役職辞職するべきだと口を揃えて言ってましたよね?政権交代前に再三繰り返した直近の民意なんて言葉は今の民主党からは完全に消えてしまったようです。
先日の式典での無礼行為に関してもすぐに非を認め謝罪をした自民党議員と非を認めず言い訳を並べ謝罪せず、さらにこれを庇い立てする民主党議員に党の本質を見た気がしました。
もっと謙虚に誠実な政治をしてみてはどうですか?全ての責任は政権与党が負うのです。野党の責任にしないでください。聞くに耐えません。自称一平卒すら国会に呼べないあなたが、今の参議院の状況は野党が悪いなどと責任転嫁はやめてください。審議拒否する野党が悪いと言うのであれば、民主党の野党時代の審議拒否を我々が間違っていたと認め謝罪をしてから発言してください。権力の座についた途端、民主党議員は別人になってしまったようです。自らを戒めない限り通常国会も期待はできません。
投稿情報: jun | 2010/12/04 22:36
最近の岡田幹事長、お忙しそうですが、TVでお目にかかれる機械が増えて、個人的にはとっても嬉しいです♪
この前TVを見ていて、「一日も早く民主党を引きずりおろして・・・」といった発言を耳にしました。
それを聴いた瞬間、「この人達は、国民のために国を立て直す気があるのか・・・?それとも自分達が与党になるためだけに頑張ってるのか・・・?」と疑問を抱きました。
足を引っ張る暇があるなら、協力してこの困難な状況を乗り切って欲しいというのが、国民の率直な意見です。
ああいった発言、自分を不利にしている事にいい加減気付いていただきたい。
投稿情報: いいちこ | 2010/12/05 14:29
もとより私としては社民党には期待するところがありませんでしたが
普天間問題以降 離脱と言うより放棄と言ったほうが的を得ているでしょう
その社民党と手を組む?同じDNAは民主党を強く出来ますか
数合わせと言われようが国民から、だから駄目なんだと言われようが
協調性の欠片もない自己陶酔型政党の社民党と組みますか?
いい加減 信頼感が失せていることに気付いて下さい
投稿情報: ライトとレフト | 2010/12/16 20:58