1月4日に、菅総理が伊勢神宮を参拝されました。地元の代議士として、そして、幹事長として同行させていただきました。
いつものことながら、大変な参拝客の皆さんのご厚意に迎えられて、菅総理も一生懸命握手をされて回っておられました。
正月早々、多くの方々と「菅さん」という掛け声に支えられて、菅総理も大変嬉しそうにされていました。今年1年、しっかり頑張らなければいけないと、総理ともども、皆で誓ったところです。
伊勢神宮参拝に先だって、伊勢に行くということで、2時間弱という短時間でしたが、私のかねがねの課題であった「尾崎咢堂記念館」の訪問を果たすことが出来ました。
尾崎行雄先生(名は行雄、号は咢堂)は、出身は神奈川県ですが、子どものときに父親の仕事の関係で三重県で過ごしたご縁もあり、また、その父親も退官後は三重県にずっとお住まいになっていたこともあって、三重県から議員として選出をされ、そして、なんと63年間、第1回帝国議会から始まって、戦後の総選挙で私の生まれた昭和28年に落選するまで、議員として仕事をされました。
自由民権運動における活躍、あるいは藩閥政治との戦い、そして、戦中も含め、軍部に対して大政翼賛型の選挙を批判し、軍部の台頭を批判しました。戦後は、世界連邦を提唱されるなど、長いだけではなく非常に中身のある政治活動をされた郷土の大先輩です。
その記念館に行って、少し改めて尾崎先生の歴史を学ぶことが出来ました。今回、私が新しくわかったことは、尾崎先生は、衆議院議員をやりながら、長く東京市の市長を務められたのですが、その東京市長時代に、ワシントンに桜を送られました。それが、いまのポトマック川周辺の名所になっている桜の基になりました。
この桜を送った理由は、日露戦争で日本は勝ったものの、なかなか終わり方が難しく、ポーツマス条約を結ぶに至るのですが、その際にアメリカが仲介に立ってくれたことに感謝の意を込めて、3,000本の桜を送ったことのようです。
この桜も来年100年を迎え、いろいろな行事が予定されていると思いますが、いまだに、アメリカの人々、あるいはワシントンですから、世界の人々に日本の桜の美しさをしってもらうのに、後に残る素晴らしいプレゼントだったと思います。
いずれにしろ、尾崎先生の選挙区は三重県の南の方ですから、私の選挙区とは重ならないのですが、とにかく、1890年の第1回帝国議会から、先ほど言いましたように、1953年(昭和28年)に落選されるまで――その翌年にお亡くなりになられますが――63年間議員を務められました。
そして、数々の素晴らしい実績を残されました。地元からそういった政治家が出ていることを誇りに思います。
私は7回当選であり、そう長くやるつもりは私は全くありませんが、63年間、25回当選というのはすごいことだと思います。中身はもちろんですが、長かったこと自体もすごいことだと、改めて認識した次第です。
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記念館が出来るほどの人なんて、すごいですね。会ってみたかった♪
管総理に握手を求める人達、たくさんいたみたいで良かったです。私の周りも、管総理(&民主党)派の人が多くて、政治の話になると必ず「あの世論調査はどこでやってんだろうね~!うちらの間じゃ支持率100パーなのにね」と冗談交じりに話してます。ホント不思議な世論調査・・・笑
岡田幹事長が長くやるつもりが無くても、周りが辞めさせないと思いますよ~。ずっとなが~く勤めていただきたいです。国のためにも是非♪
投稿情報: いいちこ | 2011/01/08 11:55
菅総理も、とても良いお正月を過ごされて良かったですね!菅総理が嬉しそうにされていた、と嬉しそうにお話になる岡田さんのお姿が優しくて素敵で、私も嬉しくなってしまいました!
菅総理のテレビ生出演も、観ました。あんな風に、まとまって何十分も総理がテレビで話されるのを観る機会は、国民には、滅多にないので、とても有益なことだったと思います。菅さんの、本当の姿と実際のお話ぶりに触れて、いろいろと良く分からないままに菅総理や民主党について判断していた人たちも、考えを変えたのではと思いました。そして、積極的にお正月明け早々に、テレビに総理がお出になる意気込みに打たれた人たちも多いのではないでしょうか。
岡田さんも、最近はテレビ一つに、ネット番組二つに、また9日にテレビ二つ、、と、ガンガン発信しておられますね!細かい部分で、今まで岡田さんが話されたことのないお話を聞けると、とても充実した気分になれますし、頭に入ってくるので、有難いです。
それにしても、尾崎行雄先生!と、岡田さんが歴史的人物を「先生」と呼ばれるのを聞くと、なんだか歴史が身近に感じられそうですね!ワシントンの桜には、そういう経緯があったのですか、尾崎さんって、素敵~!婦人参政権に賛成したり、戦争に反対したり、、、偉大で美しい心の政治家が三重県にいらっしゃったんですね、、。三重県は、ただでさえ伊勢神宮があって、岡田さんがいらっしゃって、私には、なにやら恐れ多いスゴイ県と認識されているんですけど(松阪牛・伊勢えびと、特別に有難そうな食べ物もありますし、、、笑)!
投稿情報: レイ | 2011/01/08 15:55
お疲れ様です。
寒さも厳しいですね。
岡田幹事長をテレビで拝見しました。お疲れ気味な感じ…
週末の全国遊説は、しばらくお休みなさって、内政を頼みます。
投稿情報: らん | 2011/01/08 20:46
尾崎幸雄さんかぁ・・昔歴史教科書で習ったなぁ。
岡田さんは尊敬していらっしゃるのですね。
個人的な疑問なのですが、左翼・右翼・保守・リベラルといった言葉がありますが、我々国民から見ると民主党は左寄りに思えます。
これは尾崎さんの主張からも非常に関連性の強いものですので、是非お答えいただきたい。
岡田さんは、右左どちらの思考を持っていらっしゃいますか?
尾崎さんの掲げた「同一思考」こど、政党の持つべき当然なメンタルだと思いますが、民主党は社会党やら民社党やら考えが異なる人が多いのではないですか?
ところで、岡田さんは次の選挙も地元で立候補するのでしょうか?
できれば、都内に来て欲しいですね。
次の選挙は今年だと期待します。
投稿情報: ねーちゃん | 2011/01/09 13:56
新しい年がスタートしました。
今年も応援します!事の大小にかかわらず、よい結果が出せるよう頑張ってください。
私は伊勢の人間なので、1月4日の政府の方々の伊勢神宮参拝はよく存じておりましたが、岡田さんが尾崎会館を訪問されたことは知りませんでした。
かつて私はそこで結婚式を挙げました。神でも仏でもなく日本国憲法に愛を誓うというのが、私たちの結婚にふさわしいと思ったからです。
桜がほころぶ春でした・・・私事ですみません。
とにかく、尾崎会館訪問を課題とされていたとは、さすがです。
25回当選! 岡田さんはそんなに長くやるつもりは「全く」ないとおっしゃいますが、あなたが我々の新しい誇りであるということを、ゆめゆめお忘れにならないように。私たちは、今後も長く長くご活躍されることを望んでいます!
投稿情報: 京子 | 2011/01/09 16:53
「日本で最もお忙しい方のひとり」に、それも正月早々、記念館にご来館いただきありがとうございました。幹事長のご訪問は、館としてもこの上なく嬉しく、またたいへん光栄に感じております。
新年の岡田幹事長のご来館は「平成23年入館者第1号」でもありました。(^O^)
いっそうのご活躍を祈念いたしますとともに、機会があれば是非またお越しください。
ありがとうございましたm(_ _)m
投稿情報: 尾崎咢堂記念館 館長 | 2011/01/12 16:28
御来館頂きありがとうございました。会員一同、新年からいたく感動いたしました。政局厳しい折、貴重な時間を割いていただきました事に感謝申し上げますと共、さらなるご活躍を伊勢の地から祈念しております。
投稿情報: 咢堂香風事務局長 村田守利 | 2011/01/12 17:57
岡田様
両院議員総会を拝見致しました。
異なる意見があろうとも、無理やり菅総理と同じ方向を向かせるというやり方では、民主党議員及び、さらに国民から支持される筈もございません。
突然の増税発言、またTPP参加といい、国民には納得できないことばかりでございます。しかし、総理が言うのであれば受け入れるべきという岡田さんの方針に、国民は不信感を強めるのでございます。これでは独裁政治になってしまいましょう。
民主党が一枚岩ではないこと、明らかでございます。それは、現執行部のやり方が悪いことに由来するのではありませんか。
私共は、独裁者、また独裁政治を求めるために、政権交代をお願いした訳ではございません。
投稿情報: michi | 2011/01/13 00:29
先日はご多忙中、咢堂記念館にお立ち寄り戴き有難うございました。私達 咢堂香風のメンバーは咢堂五訓を亜細亜に中東に、そしてアフリカ、欧米にと広めるべく日々努力致しております。微力な我々ですのでどれだけの年数がわかりません。おそらく百年単位の時間がかかると思いますが、他国の人々に押し付けるのではなく、じっくり世代を継ぎながら世界に尾崎の理想を広めて行きたいと思っています。
現在岡田さんには大変ご多忙な次期とは存じますが、お時間が許す限り、咢堂香風にもご助力戴きます様お願い申し上げます。明年2012年春には、桜贈呈百周年を迎える米国桜まつりに参加すべく準備にかかっております。本年は我々にも大変忙しい年になると思います。時節柄、お体ご自愛のほど、ご活躍をお祈り申し上げております。
咢堂香風
地域活動プロジェクトリーダー
国際交流プロジェクトサブリーダー
八木
投稿情報: 八木 進 | 2011/01/14 00:16
『はきちがえた民主主義』
民主主義は個人の自由権利を尊重する。しかし、いかに個人の自由権利を尊重すればとて、他人の自由権利をおかしてまで、個人の自由権利を主張していいはずはない。真に自分の自由権利の尊さを自覚した人なら、他人の自由権利の尊さを思うべきだ。もし、自分の自由権利を主張するために、他人の自由権利は踏みにじってもかまわぬというようなことが許されるなら、民主主義社会の自由は全体として失われる。社会が全体として自由を失えば、その社会の一員である個人の自由もまた、失われるのは理の当然である。
近頃、民主主義をはきちがえて、自分の、または少数団体の欲望を満たすために、他の多数の迷惑を顧みず、わがまま勝手を振る舞う心得違いのものがだいぶ増えたようだ。こうゆう不心得ものに、正邪善悪の物差しを教え込むことが、民主教育教育の一大使命である。
尾崎行雄『民主政治読本』(昭和22年)、『尾崎咢堂全集第十巻』118頁より。
投稿情報: 有権者 | 2011/01/15 22:23