今日は、福島県のいわき市の話をしたいと思います。
いわき市は、北部の一部が(福島第一原子力発電所から半径)30キロ圏内に入り、一時は、例えば車が入らず、したがって食料やガソリンが来ないことで、大変厳しい状況に直面しました。
しかし、いまではそういう状態は改善して、町には活気が戻りつつあるという状態です。
あまりにも風評が強く流れて、ごく一部が30キロ圏内に入るというだけで、いわき市で生活することが出来なくなりかねないということでしたが、渡辺敬夫市長をはじめ、関係者のご努力で、町は落ち着きを取り戻しつつあります。
ただ、津波の被害も当然受けています。その被害を受けた地域に行ってきました。200軒くらいの部落だったそうですが、いまは、瓦礫(がれき)の山で何も残っていない状況です。除去作業はこれから始まるということです。
結局、先日行った青森県の三沢市や八戸市もそうですが、津波は、非常に幅広い範囲で大変大きな影響を与えていることを改めて実感しました。
そして、その瓦礫の中で、私は、たまたま小学校低学年の女の子の日記帳を見つけました。だいぶ汚れていましたが、日記帳をめくると、その子どもが書いたと思われる絵や最後には家族の写真など、いろいろな物が一冊に閉じてありました。
名前も書いてあり特定できる状況でしたので、是非ご本人を探し出してお渡しくださいと私は市長さんにお願いしました。
こういう思い出の品が、まだまだ瓦礫の中には数多く埋まっています。もちろん、家族の財産などもあります。その一方で、瓦礫の撤去はしなければなりません。瓦礫の撤去1つとっても、非常に難しい問題がそこにあるということを、改めて感じました。
すべて流されたなかで、そういった個人の思いが詰まった物は、たった1つの宝物になるかもしれません。そういったものについては大事にしながら、しかし、瓦礫の撤去を進めていかないと復興は出来ないので、そういったことについて、現場現場でご判断いただきながらやっていくしかありません。大変難しいところがあるなと改めて感じたところです。
いずれにしても、かわいい日記帳がご本人の手に届くことを願わずにはいられません。
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現地視察ご苦労様です。
この政治家のいわゆる現地視察について一言いわせていただきます。
この国の国会議員6百数10名(?)がいわゆる現地視察ということで税金から高額の歳費をもらい、税金から支払われる交通費を使い、政務調査費を要求して、なおかつ猫の手も借りたい状況の現地の公務員、警察などの時間を費やさせていかほどの政治家としての役目を果たせるのでしょうか。毎日毎時間いやというほど現地の惨状や必要とする援助情報をTVやネットがあふれている状況の中いわゆる現地視察に勝る状況把握ができるとは思えません。政治主導したくて現地を見たいのなら各党から適任者を選択して現地なかんずく現地の人が立ち入れない場所に事務所を置き24時間365日詰めて現地の状況を把握して、政策を決めればよい。
個々の政治家が現地に出向き現場を混乱させることを禁止し、また東京においても役人を呼びつけて状況報告をさせることを禁止し、そのうえで国会内で全員がまとめてやくにんからじょうきょうほうこくさせ、現地常駐議員から情況を聞けばよい。
ぜひ本日から即実行してください。これくらいすぐできます。
最近の議員先生のブログを見ていて、国難にあたって国のためでなく、あまりのこの国の議員の自分を売り込むための行動に腹が立ち眠れない状態が続いています。
投稿情報: 知花 嘉明 | 2011/04/06 08:32
こういったご報告は部下に任せて、肝心な政治活動に専念して欲しいですね。
投稿情報: HY | 2011/04/06 09:25
読んでて涙が出ました。
こうゆう行動はとても大事だと思います。
これからも被災者の方々の気持ちを一番に考えて対策をお願いいたします。
ありがとうございました。
※犬や猫、牛などの動物保護もどうぞ宜しくお願いいたします。
岡田さん!期待してます!!
投稿情報: にゃん子 | 2011/04/06 19:23
現地の者です。
自民党議員の方がたくさん支援に来てくださっています。
民主党議員はなにしているの?
やることなすこと遅い。
民主党に期待した私たちが悪いのですか?
いわき市の世論も相当怒怒怒ですよ!
投稿情報: じゃらん | 2011/04/06 22:30
フォローしているツイートで見つけました。貴殿のその思いは尊い。その思いを忘れない政治家でいてください。ただ、今はその思いは心にしまっておいてください。貴殿の立場はその思い、今回の一連の災害で被害に遭われた方々、今も被害を受けている方々、そして無念に命を落とされた方々の思いをエネルギーに、明日の日本の絵を描くコトのはずです。
投稿情報: 大塚岳史 | 2011/04/06 22:30
岡田さ~ん!!!!!!1
来てくださってありがとうございます!!!!!!!!!!
でもでもでも、
まだまだ救えた命はあったはず。。
野党はしっかり仕事をしてくださっていますので、政治的駆け引きよりも被災者支援を第一に考えて下さいね?
現地視察もほどほどに。。現地の人を忙しくするだけですので
投稿情報: ニコ★ | 2011/04/09 13:02
自分の目で見て、耳で聞いて、鼻でかがなくては分からないことがいっぱいありますよね。あるいは、だれがキーマンなのか会ってみなくては分からないこともあります。現場に立たなくては分からないことは多いと思います。「指揮官先頭」ということも大事なのです。
投稿情報: 赤木壮吉 | 2011/04/09 16:17