今日は、非常に残念なことを申し上げなければなりません。4月15日号の『週刊ポスト』(小学館)の記事です。
この記事の中で、福島原発に水を注入した圧送車――ご記憶の方もいらっしゃるかもしれませんが、上から放水するための非常に長いアームの特殊な車両――その圧送車を持つ、私の地元にある建設会社が、その提供を東京電力に申し入れたにもかかわらず、実際の導入が遅れ、そのことに関して、私が関与しているという趣旨の記事が載りました。
記事の中では、政治的な駆け引きがあったとか、最も罪深いのが私であるとか、そういった記述がありますが、全く事実に反することです。
私はこの会社とは、地元でもお付き合いはほとんどありませんが、テレビの画面で地元の会社がこういった車両で原発問題の危機回避のために協力していると知り、むしろ感謝の電話をしたくらいです。それまでは、東京電力とのやりとりなど、経緯については全く承知をしておりませんし、関与もしておりません。
にもかかわらず、私のせいで導入が遅れたというがごとき記事は、全くの捏造であり、私は非常に怒っています。しかも、三重県知事選挙の直前にこういう記事が出されたということについては、公職選挙法※に反する可能性もあります。
与党の幹事長という立場にあるので、いろいろな事実無根の記事がメディアに載ることは、場合によっては我慢しなければいけないこともあると思いますが、しかし、特定の意図さえ窺わせるようなこういった記事に対しては、断固戦っていかなければいけないと思っています。
出版社(小学館)も立派な出版社ですが、こういうでたらめな記事を出す週刊誌に対して、どういう責任を感じたのか、私は、そのことも社長にお聞きしたいと思っています。
いずれにしても、全くの事実無根であり、謝罪を求めたいと考えています。出版社には、抗議文を提出したところです。
※公職選挙法148条但書
虚偽の事項を記載し又は事実を歪曲して記載する等表現の自由を濫用して選挙の公正を害してはならない。
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まったくそのとおりですね。
当該の記事を、私は見ておりませんが、
政治的な意図を持ったネガティヴ・キャンペーンは、
アメリカの例を見てみればわかるように、
国家の分断をしかもたらさないと思います。
被災者(私もその一人ですが)にしてみれば
自分たちの被害を食い物にされてるとしか思えませんし、
そうした言説に対しては、一人の人間として、
十全に戦っていただきたいと思います。
投稿情報: 藤盛 | 2011/04/07 17:00
民主党が政局中心でわが身の為に動いてばかりで、被災者の為に動いてないから、このような記事が出るのではありませんか?
我が身の疑いを晴らしたく断固戦い抜く覚悟のようですが、そのエネルギーを被災者の為に使ってほしいと普通の人は思うはずです。
投稿情報: 橋本京子 | 2011/04/08 00:58
岡田さん、怒ってらっしゃいますね〜。
何だか珍しい感じがします。
捏造記事を、信じてしまう人もいると思いますので、怒って抗議した方がいいと私も思います。
話は変わりますが、真夏の猛暑に向けての電力不足がかなり心配です。
各企業に協力を得て、一般家庭が停電をできるだけしないですむように(猛暑になる真夏は、一般家庭は計画停電しない方がいいと思います)、早目に対策を講じ頂きたいです。
赤ちゃんや小さいこども達、妊婦さん、お年を召された方には、猛暑の停電は命取りになりかねません…。
投稿情報: アリー | 2011/04/08 01:31
当然です。断固抗議し謝罪させてください。
投稿情報: 知花 嘉明 | 2011/04/08 08:04
岡田先生は産経の報道はどう考えているんでしょうか?さいたまアリーナにて岡田先生が「ここには人も物もありーな」と発言し本人は事実無根と抗議したが関係者は「ありえる」とのことですが、事実でないとすればこれは正に産経に愚弄されているという事ではないでしょうか?産経など相手にしては自分の価値が落ちるとお考えかもしれませんがこの記事に関しては裁判を起こされたほうが、他の国会議員へのこれからの愚弄した記事を抑止する為にも有効だと思います。
投稿情報: 山田 | 2011/04/09 07:16
岡田先生は産経の報道はどう考えているんでしょうか?さいたまアリーナにて岡田先生が「ここには人も物もありーな」と発言し本人は事実無根と抗議したが関係者は「ありえる」とのことですが、事実でないとすればこれは正に産経に愚弄されているという事ではないでしょうか?産経など相手にしては自分の価値が落ちるとお考えかもしれませんがこの記事に関しては裁判を起こされたほうが、他の国会議員へのこれからの愚弄した記事を抑止する為にも有効だと思います。
投稿情報: 山田 | 2011/04/09 07:16
日本のジャーナリズムは、どうなってしまったのでしょう。敬意を払うに足りるジャーナリストって思いあたらない。いま、あの人の意見が聞きたい、と思う人がいない。これはものすごく深刻な問題だと思います。
投稿情報: 赤木壮吉 | 2011/04/09 16:06
事実関係を把握している訳では無いですが、岡田さんの性格と週刊誌の報道姿勢からみて岡田さんの言われていることが100%正しいと信じています。 日本では大新聞の記事が(記者クラブの弊害の為に)金太郎飴的で且つ洞察力に欠けるのを補う存在として、週刊誌や所謂週刊誌の時にスキャンダル的な報道が一種の活力の源となっているところもあります。週刊ポストが20年以上前から大相撲の八百長を取り上げていたことがその一例です。(それでも大新聞やTVは週刊ポストの報道を全く無視していた。)しかしながら最近(昔からかもしれませんが)どうも他人に対する中傷記事が目に余ります。例えば、これは他の週刊誌ですが一国の首相を“売国奴”とか“万死に値する”と報道することは報道の自由から遙かに逸脱した行為だと考えています。(Blind spotと言う正当な英語までがコードに引っかかると自粛する報道各社が何故こんな卑猥な言葉を許すのか?) 後ろに誰かがいるかは知らないが,政治家であろうが芸能人であろうが確認もせずに人を貶めるような報道をすることは民主主義に対する挑戦であるとすら思います。岡田さん、妥協せずに徹底的に戦ってください。
投稿情報: y浦野 | 2011/04/09 23:39
このような妨害行為は、利権をめぐって頻繁に行われています。
誰がどういう理由でこのような誤った情報を流したのか、よく調査して、公表してください。そこに悪意があったのならば、きちんと罪をつぐなうようにしてください。そうでなければ社会が混乱してしまいます。
投稿情報: 小松 望美 | 2011/04/11 12:38
そんなことがあったのですか。
大変ですね。
今後、災害対策、原発対策などどのようにしてくれるか楽しみです。
投稿情報: 幕ノ内ジョージ | 2011/04/11 20:29
本当に迷惑な記事ですよね。思わず下品なことを考えてしまいました、「この週刊誌は誰からお金をもらったのだろう?」と。
以前、マスコミから間接的に嫌な思いをさせられた経験があるので、週刊誌の記事は、日付と頁数以外はフィクションとして受け止めることに決めています。彼らの倫理観や道徳観は、一般人とは全く違うものさしで測られていると思います。どうせ捏造するなら華々しく「実は元暴走族の総長だった」とか、東京スポーツ並みに腹をくくって、堂々とやってほしいです。
投稿情報: 淳子 | 2011/04/12 01:05