国会の会期が70日延長され、8月いっぱいまでになりました。
この間、どうしてもやらなければいけないのは、特例公債法の成立、第2次補正予算とその関連法案の成立、そして、できれば菅総理が主張している固定価格買取制度を実現させるための法案の成立、この3つです。
しっかりとそれらをやり遂げるためには、与野党が協力しなければいけません。特に一番重要なのは、特例公債法を何とか早く成立させることです。これがないと、前回申し上げたとおり、国家予算があってもそれを支出することができなくなります。
この特例公債法の成立は、野党の協力がないとできません。もちろん、3分の2条項(衆議院による再可決)を使うというのも1つの考え方ですが、数はぎりぎりで、必ずしも確信が持てるわけではありません。
それよりは、自民党や公明党の賛成を得て、特例公債法を成立させることが、より現実的で達成可能なことだと思います。
自民党の石原幹事長、公明党の井上幹事長と話をしていくなかで、何とかいろいろなやり取りをして一定の約束をすれば、特例公債法について、賛成してもらえるような感触を私は得ていました。
ですから、文書を作って、その他のことも含めて1つのパッケージとして、民主党と自民党、公明党が、分野は限られるものの協力していこうという方向性を出しました。
しかし、残念ながらこの文書は最終的には成立しませんでした。したがって、これからどうやって特例公債法を成立させていくのかについて、しっかりともう一度作戦を立て直していかなければなりません。
2次補正予算は、野党の皆さんも協力してくれると確信しているので、それを梃子(てこ)に、特例公債法についても、しっかりお願いをしていくことになると思います。具体的な作戦はこれから練り直します。
そして、この間、国のことを考えて大変協力していただいた、自民・公明両党の関係者、とりわけ、石原幹事長、井上幹事長に対して、梯子(はしご)を外す形になってしまい、大変申し訳なかったと思います。これから、しっかり関係を構築し直して、国のため、国民のために協力して頑張っていきたいと思います。
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私は、自公と文書を作って菅首相の退陣と引き換えにするやり方は、大反対です。石原幹事長や井上幹事長には礼と謝罪を言うけど、菅首相に対しては何もないのですか?
そもそも文書を作ること自体、褒められるやり方じゃないはずです。
民主党執行部のやり方より、粘りのある菅首相の方が良いと思っている人も多いのです。
自公との交渉を優先して、菅首相の事は後回しになっているようにしか見えません。
民主党は、選ばれた首相に何があっても結集するのが筋です。
首相を代えても、また自民党つけ込んでくると執行部がガタガタになって、同じことが繰り返されるだけだと多くの国民は思っていますよ。
菅首相をもっと応援していく姿勢を見せない限り、2度と民主党の支持率は上がらないと思います。
投稿情報: machi | 2011/06/23 17:15
岡田さんがせっかく特例公債法を与野党合意にしようと、頑張っていたのに残念な結果に終わったのですね。でも無駄ではなかったのだと思います。今まで自民党、公明党の幹事長の方々と岡田さんが話をして、賛成してもらえるような感触を得ていたということは、とても評価するべきだと思いました。条件によっては、まだまだ望みがありそうです。野党のみなさん、特例公積法を成立する為に国民のためを思ったら、与党も野党も無いはずです。どうか双方で協力して、特例公積法を成立させてください。お願いいたします。
投稿情報: ハーモニー | 2011/06/23 22:30
machiさまの意見に賛成です
粘り強い管総理にちょっと見直しています
そもそも震災はともかく原発の責任は大半が自民公明にあるのですから・・・
マスコミを見る限り、民主こぞって総理をいじめているようにしか見えません
総理が良い悪いではなく、誰がしても今以上に良い対応ができたとは思えません
ゴタゴタもめてないで、党としてしっかり復旧復興、脱原発に取り組んで下さい
投稿情報: 55 | 2011/06/26 16:05
machiさまの意見に大賛成です
民主党が「開かれた党」であるということと、「何を言っても良い」ということは全く別問題だと思います。
他の方のコメントにもありましたが、小学校の学級会のように今の国会が見えてしまうこともあります(失礼!)
自分は震災前も震災後も菅総理の主張・態度は一貫していると思いますし、不信任案が出されたときの岡田幹事長の毅然とした態度は立派だったと思います。
細かい、水面下のやりとりなどはわれわれ一般国民は知る機会はありませんが、せめて目に見えている部分で、しっかり現政権の支持を「しっかり」目に見える形で表明し続けていただくのが、岡田幹事長様の責任ではないかと思います。
生意気な発言、ご容赦下さい。
投稿情報: 岸 健一 | 2011/06/30 08:42