菅総理が、2法案(公債特例法案、再生可能エネルギー法案)が成立した場合に退陣されることを明確に述べられて、民主党代表選挙に向けた動きが、いよいよ本格化してきました。
今日(22日)の党役員会において、具体的な考え方や日程などについて方向性を決めたので、そのことについて、少しお話ししたいと思います。
今回の代表選挙に関しては、まず菅総理は、すでに成立した第2次補正予算と並んで、公債特例法案と再生可能エネルギー法案の成立が必要であると述べられています。
現実に、公債特例法案などはこの国会で成立しないとなると、次に選ばれた総理がまた最初から大変なご苦労をされることになるので、是非、これは菅内閣のもとで成立させる必要があると思います。
現時点では、公債特例法案は24日(水)、再生可能エネルギー法案は26日(金)に成立すると言われています。これらが予定通り成立することがすべての前提となります。そういう意味では、一定の仮定の上での議論になります。
もう1点は、この国会の終盤を迎えて、どういうタイミングで代表選挙を行うかという日程の問題です。
もちろん、なるべく政策論議は行われたほうがいいと思います。そういう観点から、いままでは、候補者の締め切り、告示、投票、これを1日で済ませてきました。しかし、それは党としての討論会などが自主的にできないタイミングになるので、もう少し、候補者の届出と告示から投票の間に日を置いたほうがいいと考えています。
他方で、この国会において首班指名をする可能性をなくしてはいけないと思います。「首班指名」とは、総理大臣の指名を国会で行うことですが、これは、この国会で行うか、あるいは9月に入って改めて臨時国会を開いて行うか、これは、選ばれた新代表が決めればいいと思います。
しかし、今国会では首班指名を行えないというタイミングで新代表が選ばれると、あらかじめその選択肢を奪うことになり、私は望ましくないと思っています。
じっくりと議論することも大事ですが、あまり首班指名が遅くなり、また国会を開いて内閣総辞職、新内閣となると、ただでさえ遅れることが心配されている復興のための第3次補正予算が、ズルズルと後送りになってしまう可能性があります。
そういったことを考えると、やはり、少なくとも代表に選ばれた人が、早いタイミングでの首班指名を選択できる余地を残しておくことが必要だと思います。
こういう観点から、会期末は8月31日(水)ですから、首班指名は30日(火)に行えるようにしておく必要があり、そのためには29日(月)には、代表選挙が終わっていなければいけないと考えられます。
以上のことを考えて、最初に申し上げた通り、今日の段階では2法案がきちんと成立しているという前提ですが、その2法案の成立を見届けて、両院議員総会を開いて最終日程を決定することを確認したところです。
その後の流れについても、27日(土)の朝には候補者届出の締め切りを行い、27日の午後からは、少なくとも告示をして党としての代表選挙が行われるようにする。そして、27日の午後以降、28日(日)終日、29日の朝までを選挙運動期間として、29日のお昼までに代表選挙を終えるというのが、いま考えられる日程案です。
一応そのことを前提に、各候補者の皆さんは準備をしてもらいたいということを確認したところです。
いままでと違って丸2日間あるので、いままでは立候補予定者としてテレビなどに出ておられましたが――現に、いまもいろいろな方が立候補予定者としてテレビに出ておられますが――土曜日の夜からは、20人の推薦人を集めた本当の立候補者だけが、メディアでいろいろな議論を行い、インタビューを受けることができます。そして、土日のどこかで、しっかりとした党主催の討論会も考えられます。
そういうなかで、今回は国会議員だけが選ぶ代表選挙ですが、国会議員の皆さん1人ひとりが判断していただける機会を作りたいと思います。
我々は、いま、政権与党ですから、民主党の代表に選ばれることはそのまま総理大臣に選ばれることにつながるので、いろいろなしがらみではなく、国民の代表として、間違いのない民主党代表選びを、1人ひとりの議員がしっかりと行う必要があると考えています。
※ブログの動画版はこちら
24日、26日の2法案成立を前提として、ビシーーッ!とキレイに予定が決まっていますね!代表候補のそれぞれの方達の主張を我々が聞く機会も、二日間バッチリ用意してあって、有意義な選挙になりそうですね。
・・・ところで、今回、岡田さんは選挙にはお出にならないようですので、、以下書くことに意味はないのですが、、、ずっと黙っているのもなんとなく変な気もしたりしなかったり(?)するので、、小さな声で言っておきますと、、、(岡田さんがいつでも首相になっていらっしゃったらベストであることに間違いはないのに、、。首相になられたとしたら、そもそもの最初の段階から、大臣を決めたり色々なことを、岡田さんがおやりになるってことですから、それら全てが、常に最も手堅い形でなされるということで、いちいちがクオリティーが高いことになること間違いなしなので、、土台から頑強な政府になっていくという訳で、これがまずは凄いことです!そして、大臣や、首相を支える政権与党の幹事長をすでにおつとめになっていらっしゃるので、首相というのがどういうものかを客観的に最も理解していらっしゃるわけですし、、。・・いやあ、ほんの「さわり」を書いただけでも、岡田さんが総理になった時にこれだけの利点があるって、どれだけ首相の器なんですか!)
ふぅ~、長いつぶやき終わりです!
投稿情報: レイ | 2011/08/22 22:05
この度の菅党首の辞任の件での疑問。
1.辞める理由は何か?。
2.総理は若いものに引き継ぐとの発言を繰り返しているが、老若の区別をするのは何故か?。
3.この事態について、党を仕切る幹事長としての責任をどの様に捉えているか?。
投稿情報: HY | 2011/08/23 10:12
先ほど前原さんが出馬するとニュ-スがありました。前原さんは私の兄と同じ年齢で性格も似てるし、我関せず的なところに不安がありましたが自分の言葉でしっかり話していらしたので、少し安心しました。本命と言われてあるんですね。若い人に譲りたいとの言われた言葉通り総理になられた場合短命で終わらず日本のため国民のために汗をかいて頂きたいと思います。
投稿情報: mg | 2011/08/23 18:19
岡田さんが立候補してくれれば良かったのに。
他の人の誹謗中傷を書いてはいけないので、これ以上は書けません。言いたいことは他に書きます。でも、一言だけ言わせてください、今は国家の一大事、岡田さんしかいないですよ。
今回の人気先行の首班指名の場合は、私は今後も党員であるべきかどうかということを真剣に考えます。
投稿情報: ある民主党員 | 2011/08/24 23:53
今日の幹事長としての記者会見、最後の会見だったのですね、、。岡田さんがおっしゃった時、そろそろ、とは思っていたはずだったにもかかわらず、「ぇえーーっ!!!」と一人叫んでしまいました。もうすぐ、党HPなどでの、岡田さんの日々のご活動の幹事長ならではの潤沢な情報掲載も、うんと減ってしまうのかもなあ、、さみしいなあ、、、と、暑さが残る中にも、そこはかとない秋の風を感じつつ、昨日今日と過ごしてはいたのですが、、、。
投稿情報: レイ | 2011/08/25 23:44
岡田幹事長お疲れ様です。代表選挙の準備で心身ともお疲れと思います。昨年、菅さんから無理やり幹事長を押し付けられてなかったら、本当なら今回の代表選挙に岡田さんも立候補されてたでしょうね。悔しいでしょうけど、まだまだ将来楽しみに私たちも期待しています。ところで、前原氏が小沢一郎に幹事長ポストを要求されたが、断ったような報道がありました。もちろんと思いました。国民の多くは、絶対小沢派に幹事長ポストに座ってもらいたくないと思っています。私は、再度岡田さんが続けられるか、あるいは他の主流派の方がならないと心ある国民は黙ってないと思います。絶対死守して下さい。国民のことを考えず、自分の威厳と選挙に勝つ為にのみ政治家をしているような人間には絶対負けないで下さい。それでは、月曜日の夜まで長い日が続いて大変でしょうが、体に気をつけて頑張って下さい。
投稿情報: おおさかのおっさん | 2011/08/26 17:42
ブログ拝見しました。
国会周辺とその他一般人の考え方があまりにもかけ離れているので、ニュース番組のたびにずっこけていたところです。報道のやり方のせいかも知れませんが、リーダー選びの基準が、内輪の損得のみに限定されているように見えてしまいます。岡田さんの正論を聴いてほっとしました。やはりこのブログは気持ち良くてクセになります♪
最近は気温の差が激しくて不順な天候が続きますので、岡田さんもどうぞご自愛ください。
投稿情報: 淳子 | 2011/08/27 22:06