今日(5日)は朝から3時間半、衆議院予算委員会がありました。この時期に予算委員会というのは、「政治とカネ」の問題などの集中審議ということで行われたものです。
いろいろなことがテーマになりましたが、主たる狙いは、一川防衛大臣と山岡国家公安委員長の問題でした。問責決議が参議院で出されると言われていますが、その前哨戦としての衆議院における議論でした。
いろいろな見方があるかと思いますが、私が見るところ、新しい材料は出てこなかったと思います。
一川大臣も、山岡大臣もきちんとお答えなりましたし、辞めなければいけない、大臣として不適格であると、説得力を持って言うことはできなかったように受け止めました。
私は、大臣それぞれが、きちんと様々なことについて責任を果たしていくことが大事だと思います。
一川大臣ご自身の発言、あるいは、部下の問題などいろいろとあることは事実です。しかし、それが大臣として辞めなければいけない問題なのかということは、冷静に判断されるべきだと思います。
一川大臣は非常に正直な人ですから、そのことを正直に口に出して、「わからない」「知らない」と言われたのだと思いますが、そのことを持って、直ちに大臣が辞めなければいけないというのは、私はちょっと違和感を持って話を聞いていました。
防衛大臣というのは、非常に重要な職責です。しっかりと集中して、そのことに取り組んでいただきたいと思います。
我が方からは、自民党の本部にある国有地が、いわばずっと自民党の駐車場として使われてきたということについての質疑を行いました。かなり抑えたトーンで、事実に基づいて質疑をさせていただきました。
やはり、政府の様々な無駄遣いをお互い指摘する前に、わが身を正す。国有地を衆議院が借りて、その衆議院が料金も取らずに自民党に使わせてきたという問題です。
早くその状態をストップして、ただで使ってきたことについて、どうけじめをつけていくのか。私は、自民党がきちんと国民に対して、説明していくことが最も重要なことであると思います。
いずれにしても、これで予算委員会の「政治とカネ」に関する集中審議は終わりました。火曜日(6日)には、参議院で同じように行われるようになっています。
野田総理はじめ閣僚も大変ご苦労様だと思いますが、国会優先ですので、しっかり答弁してもらいたいと思います。
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代議士は言葉が命の仕事。確かに正直に「分かりません」「知りません」と言うことも必要なときがあります。しかし今は沖縄問題は大事なとき。そんなときにいうべき言葉ではありません。白を黒と嘘を云ってはいけませんが信念、覚悟を持っていれば白を黒と思わせるくらいの弁舌、迫力が無ければ大臣失格と思います。
「政治とかね」について言えば、代議士もそれなりの生活があるので、歳費を削減することは可哀想と思います。しかし「政党助成金」をはじめ「海外渡航」「無料パス」等にメスを入れるべきでは。「歳費」はすぐに100億円も削減できるのでは。
投稿情報: 磯野重孝 | 2011/12/05 20:58
国有地を衆議院が借りて、その衆議院が料金も取らずに自民党に使わせてきたという問題は大問題だと思います。
早くその状態をストップして、ただで使ってきたことについて、どうけじめをつけていくのか?自民党はきちんと国民に対して、説明すべきだと思います。
民主党はこの問題については徹底的に追及するべきだと思います。
投稿情報: 溝口 | 2011/12/07 20:10
岡田さんお疲れ様です。
寒い日が、続いておりますが体調はいかがですか?
ブログを拝見しました。
私も一国民として、いつまでも国会議員同士が「政治とカネ」の問題で議論している場合ではないと思っています。
今年は東日本大震災がありました。
復興の為の予算を早く組まなくてはならない時期なのにいつまで、
予算審議とは関係のない問題に時間を割いているのでしょう・・・
被災者の方々のことを最優先すべきでは?
議員の方々は疑われぬ様しっかりと身を正して頂きたいものです。
投稿情報: 直子 | 2011/12/08 11:14
一川大臣に関して一番驚いたのはこの問題を自民党議員が追求していることです。彼らは政権を担っていたころ基地問題の解決にまったく動かず、辺野古移設を推進したことを忘れたのでしょうか。自民党自体がもはや存在意義を失った政党のゾンビみたいなものですから、所属議員が記憶力も思考能力も失っているのは当然かもしれません。
一川大臣の進退については正直なところ関心はありません。大臣の首のすげ替えよりも沖縄とこの国のため今後みなさんがどうするかを注視しています。
現在の閣僚のかたがたは、辺野古移設を受け入れないわたくしたち沖縄県民に踏まれたり蹴られたりひどい目にあっているとお考えで、わたくしたちを厄介な重い荷物だと感じておられるといいます。しかしわたくしたちは、政府を困らせるためにわがままを申しているわけではありません。
今の名護市長は移設反対派です。市議会も移設反対派が多数を占めております。名護は市を挙げて基地交付金に頼らないまちづくりを進めております。辺野古移設を推進するなら地元への交付金も含めて莫大な費用がかかります。財政が厳しく、このたびの震災と原発事故によって疲弊しておりますこの国にそんな負担をかけるわけにはまいりません。移設反対派こそ、この国の将来を心から案じる真の愛国者と申せましょう。
わたくしたちは、政権交代後2年余りで日米協定運用見直しという成果をあげた民主党に敬意と感謝と期待を抱いております。今後一層のご努力をお願いいたします。
投稿情報: さんぴん茶 | 2011/12/08 19:04
政治とカネに直接答えるものではありませんが、2年前にみんなが民主党に応援したときのことを思い出してください。時代や環境は刻々と変わりますので、ずーっと同じでいる必要はありませんが、立ち位置は国民生活だったはずです。今の民主党からは、消費税を上げる姿しか見えません。いつのまにか10%が公然となり、国民の一部の方々も、しようがないのかなと街頭でコメントしています。無駄を削る姿が見えないのです。無駄をとことん削る、費用体効果、今何が必要か不要か、特権を温存せず、従来の枠から踏み込んだ視点を望んでいます。遅くとも、この動きを消費税論議と並行して進めて、国民に提示してください。復興だって、ほんとうに高い防潮堤を作り直すことが是なのでしょうか?自然の猛威に100%勝てると思えません。高台移転と集約化が過疎をなくし、生活サービスの質と効率を上げられるように思います。被災地だから、効果が?の対策に妥協する必要はありません。
投稿情報: 横浜ティーノ | 2011/12/27 16:05