ここ数日、大連立についての、私のことに関わらず、様々な報道がなされています。このことについて、きちんとご説明しておきたいと思います。
まず、報道はNHKから始まったわけですが、「私が自民党の有力議員に大連立を申し入れて、そして、その有力議員は断った」というものです。各紙もNHKが報道したということもあって、同様のことを伝えています。
このことについて、私は先般(17日)、沖縄に行ったときに記者会見で問われ、明確に答えています。つまり、まず、この報道が極めて異例であるということです。
つまり、このことを語った自民党の有力議員の名前は出てこない。そして、私はそういった大連立の申し入れをしたということについて、全く認めていないにもかかわらず、その確認もなく、事実のように報道している。
本来であれば、逆に「自民党の○○議員は、与党の有力閣僚から大連立の申し入れがあったがそれを断ったと語った」と、こう書くのが普通でしょう。それを自民党議員の名前を出さない、そして、私には確認していない、つまり、事実上そのことを私が否定しているにもかかわらず、それが事実であるかのように報道するという極めて異例な報道です。
私はむしろ、(沖縄での)記者会見で、なぜこういう報道があるのか非常に疑問に思うと申し上げました。こういう異例な報道をしたことについて、本来であればメディア側がきちんと説明されるべきだと思います。
私も閣僚ですから、メディアに対して正面から批判をする、具体的なことで自分に関わることで批判をするということは、なるべく避けたいと思っています。したがって、少し柔らかい言い方で、記者会見では申し上げたわけですが、実は、こういう一連の報道に対して、極めて不本意であると思っているところです。
私自身、今の政治の現状を見て、これはやはりお互いが批判し合っている、自民党と民主党が批判をし合っているということでは駄目だと。国民は、既成政党に対して、物事が前に進まないという強い怒り、あるいは不満を持っていると。それに対して正面から応えていくためには、お互い妥協をして、きちんと物事を決めていく政治でなければいけないということを、かねがね申し上げているわけです。それが私のメッセージです。
大連立というのは、今の政治のこの「ねじれ」の現状を見ると、将来的には私は選択肢だと思います。しかし、今の状況、国民感情を考えれば、そういうことが今の段階で簡単に実現するはずがない、大変困難なことだと思っているわけです。そのことも、1週間ほど前(10日)、日本記者クラブで講演した際に、私が明確に述べ、そのことはメディアの皆さんもよくご存じのはずです。
いずれにしても、こういう不正確な報道がなされたことに対して大変残念に思いますし、報道したメディアはそのことについて、きちんと事実関係を説明される必要があるのではないかと思っています。
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本来であれば、逆に「自民党の○○議員は、与党の有力閣僚から大連立の申し入れがあったがそれを断ったと語った」と、こう書くのが普通でしょう。それを自民党議員の名前を出さない、そして、私には確認していない、つまり、事実上そのことを私が否定しているにもかかわらず、それが事実であるかのように報道するという極めて異例な報道です。
私はむしろ、(沖縄での)記者会見で、なぜこういう報道があるのか非常に疑問に思うと申し上げました。こういう異例な報道をしたことについて、本来であればメディア側がきちんと説明されるべきだと思います。
私も閣僚ですから、メディアに対して正面から批判をする、具体的なことで自分に関わることで批判をするということは、なるべく避けたいと思っています。したがって、少し柔らかい言い方で、記者会見では申し上げたわけですが、実は、こういう一連の報道に対して、極めて不本意であると思っているところです。
私自身、今の政治の現状を見て、これはやはりお互いが批判し合っている、自民党と民主党が批判をし合っているということでは駄目だと。国民は、既成政党に対して、物事が前に進まないという強い怒り、あるいは不満を持っていると。それに対して正面から応えていくためには、お互い妥協をして、きちんと物事を決めていく政治でなければいけないということを、かねがね申し上げているわけです。それが私のメッセージです。
大連立というのは、今の政治のこの「ねじれ」の現状を見ると、将来的には私は選択肢だと思います。しかし、今の状況、国民感情を考えれば、そういうことが今の段階で簡単に実現するはずがない、大変困難なことだと思っているわけです。そのことも、1週間ほど前(10日)、日本記者クラブで講演した際に、私が明確に述べ、そのことはメディアの皆さんもよくご存じのはずです。
いずれにしても、こういう不正確な報道がなされたことに対して大変残念に思いますし、報道したメディアはそのことについて、きちんと事実関係を説明される必要があるのではないかと思っています。
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お疲れ様です、岡田さん。前もメディアの報道が正確ではないという事で批判されておりましたね。
面白おかしく話題に上がるようにして注目でもされたいのでしょうかね、メディアというのは・・・
政治と直接かかわっていない人間が情報を知りたいなら新聞、テレビなどのメディアに頼るしかありません。
もっと自覚を持って正確な情報を発信するようにしてもらいたいですね。
そうじゃないと何が正しいのかわかりませんし、不正確な情報を流されても意味ありませんしね。
投稿情報: 岡田洋生 | 2012/03/20 02:00
報道、またはマスコミが、「事実を伝える」から「伝えるための事実を捜す」、究極には「事実を作る」業種に成り、いつかは果てる日も見え始めていますが、「事実は一つ」という真理は不変です。
そういう報道界を育てたのも真理を弄ぶ過去の政治家で、「道義はここに堕つ」社会を導いてきました。
政治は、リーダーは「何が道義か」を示す職業です。私には票を投じる以外のことは出来ませんが、理想だけは持っています。
その日を目指し、ともに頑張りましょう。
投稿情報: くまもと 余嘆 | 2012/03/20 08:05
その通りです。メディアの憶測報道が政治を混乱させている一面があります。
>報道したメディアはそのことについて、きちんと事実関係を説明される必要があるのではないかと思っています。
・・・ではなく、事実関係を説明せよ ! と発言して下さい !
投稿情報: yt_4158 | 2012/03/20 21:44
一日一回、ぶら下がり取材を受けてはいかがでしょうか。青い政治部記者は、何かを書かなければ無能記者に見なされます。それを見透かす政治ヤが与党にも野党にも官僚にもいるのです。メディアを常日頃から国民の一部と思うことも必要です。
投稿情報: のっけちゃん | 2012/03/21 01:59
岡田様
ご自分のこととなると、メディアに反論されるようですが、小沢元代表の際には、何も声を上げないのはどうかと思います。今回の陸山会事件の裁判の経緯を見る限り、今の日本は法治国家、民主国家としての危機に立たされていると憂慮するのですが、如何でしょうか?検察が証拠をねつ造して犯罪人を簡単に作り出す社会を見過ごして良いのですか?消費税よりももっと大事なことが目に前に有るのではないですか?我々の子供たちが安心して暮らせる民主主義国家の基盤を再構築することこそが、今の政治家に課された使命と考えます。
投稿情報: Raabbit | 2012/03/21 18:21
それを言うなら連日「政治とカネ」「政治とカネ」と、でっち上げ調書を書くような検察のリーク報道を繰り返し、その挙句の世論調査で「小沢一郎を国会招致すべき」という高い数字をはじき出した時点で心ある国民はメディアの暴挙に気付いていました。もう悪意以外の何物でもない。その時だんまりしてその報道を利用してきた政治家がいたことも事実。何をいまさらという感じです。いい加減記者クラブを廃止したらどうなんですか?どうせこの投稿は没でしょうけど。でもヨイショ投稿ばかり載せているのでは読む人いなくなりますよ。
投稿情報: hiroko | 2012/03/21 23:45
堕落したメディアにお怒りごもっともです。誤った報道は許せません。しかし、検察の誤った思い込みにより逮捕、徹底的に調べて不起訴となると、でっちあげの捜査資料で検察審査会を欺き強制起訴された小沢さんの怒りはいかばかりか。賞味期限の切れた自民党に変わる新しい国民生活第一の民主党に期待した政権交代。目玉政策はことごとく葬り去られ政治不信に陥った私(国民とは言いません)の怒り。岡田副総理に3者の怒りの順位付けをして欲しいです。
私はそれでもまだしばらくは民主党を応援します。与党の幹事長・副総理を経験した岡田さんが、高みを目指し、変化球の一つも覚えれば景色は変わると思うから。
投稿情報: たみ | 2012/03/22 11:40
不正が起こらないようにするには、虚偽をできないようにするしかないのではないでしょうか。
小さなことでも不正があれば明らかにし、罰則を科す、という基本がないがしろにされてきた結果が、このような報道がされ続ける遠因だと思います。
岡田さんや民主党が、強いリーダーになられることを切に希望します。そのために、私達も小さなことからそういったポリシーを発揮し続けることが必要と思います。
国民全員が頑張るしかないのでしょう。そのリーダーとして、よろしくお願いします。
投稿情報: koko | 2012/03/22 12:20
ご自分の事に関しては
メディア批判をされるのですね。
つまり報道は必ずしも正確ではないという事ですね。
ならば、何故小沢一郎氏の場合には、メディア報道を鵜呑みにして
彼を批判されたのでしょうか。
そして今、「無実を信じている」発言をするのでしたら、裁判前に言うべきではなかったのでしょうか。
投稿情報: いっちゃん | 2012/03/23 15:28