国家公務員の新規採用の削減の問題が、メディアを賑わせています。
この問題は、私が担当大臣として、平成25年度の国家公務員の新規採用について、一昨年の政権交代の直後(23年度採用)に4割削減―実際には30数パーセント、4割弱ですけれども―そして、昨年に決めたのは、24年度の採用については3割弱。そういった形で、平成21年度比4割弱、3割弱と削減をしてまいりました。
そして、25年度についても、間もなく採用試験が始まりますので、それまでに決める必要があるわけですが、過去2年間の4割弱・3割弱を「大幅に上回る削減」を行うということを、政府の「行政改革実行本部」で各大臣にお話をし、総理にもそのことを確認していただいたということです。
私の考え方を受けて、採用数の権限は基本的に総務省にありますので、総務省が各省庁と調整をし、各省庁それぞれ実情がありますので、それを踏まえて、具体的にどのぐらい減らすのかということを、協議しているところです。間もなく結論はまとまると思います。
私としては、4割弱、3割弱に対してさらに大幅な削減ということを申し上げましたので、しっかり結果が出るように努力していきたいと思います。
この話は、ある意味では乱暴な話ではあります。ただ、全体の公務員人件費を減らしていくということが、我々の国民の皆さんに対するお約束です。そういうなかで、1人当たりの2年間の賃金の引き下げ、これは大震災対応ということで、平均7.8%の削減を合意したところですが、同時にやはり数も減らしていかなければいけない。
そういうなかで、「入口」を締めない限り全体の数は減りませんので、そういう意味で、新人の削減をさせていただく。併せて、これから退職金の問題や、あるいはもうすでに公務員になっておられる方々の一定のスリム化も、考えていかなければならないと思っています。
そういった全体の一環のなかでの新人の採用の削減は、若い人たちには大変申し訳ないと思いますけれども、いまの厳しい国の財政を考えたときに、従来と同じように採用をしていくわけにはいかないということは、是非ご理解いただきたいと思っています。
その他のことも、できることをどんどんやっていく。たまたま採用試験との関係で、新人の採用削減が最初に来たということは、理解していただきたいと思います。
メディアの中には、「順番が逆だ」、「新人の採用削減はもっと後回しにしろ」という話もあります。しかし、採用試験があるときに「後回しにしろ」ということは、要するに「1年遅れにしろ」ということですので、私はそういう考え方は取らない。少し乱暴でも、しっかりと総人件費削減のために必要なことはどんどんやっていこうと考えています。
今日(14日)もある新聞がこの関係で、「公務員採用7割削減 首相「最後まで堅持」」という標題を付けました。私が今回一連のメディアを見ていて大変不思議に思うのは、私自身は「何割削減」という数は言っていないわけです。
もちろん、私の意向を受けて、総務省が各省庁に対して、「それぞれ実情を踏まえて何割削減してください」ということは、数字を投げて、いま交渉していると。交渉ですから少し高めの球を投げ、もちろん各省庁の実情に応じて、それぞれ違う数字を投げて交渉しているということで、「一律に7割削減」などという方針はないわけです。
「そういう数字は、私は言っていない」ということを、何度も記者会見で繰り返しても、メディアは勝手に数字を作り、最初は「4割」という数字が躍っていましたが、最近は「7割削減」と。しかもそれは、「首相が最後まで堅持すると言った」と書かれているわけです。
国会の審議でも、議事録を読み返していただければわかりますが、総理が「7割削減」と言ったことはありませんし、それをましてや「最後まで堅持する」などということは言っていません。言っていることは「大幅に削減していく」ということだけです。
こういう不正確な記事を書いて、そして平気な顔をしているメディアというのは、私にはちょっと理解しがたいところがあります。
※ブログの動画版はこちら
私の考え方を受けて、採用数の権限は基本的に総務省にありますので、総務省が各省庁と調整をし、各省庁それぞれ実情がありますので、それを踏まえて、具体的にどのぐらい減らすのかということを、協議しているところです。間もなく結論はまとまると思います。
私としては、4割弱、3割弱に対してさらに大幅な削減ということを申し上げましたので、しっかり結果が出るように努力していきたいと思います。
この話は、ある意味では乱暴な話ではあります。ただ、全体の公務員人件費を減らしていくということが、我々の国民の皆さんに対するお約束です。そういうなかで、1人当たりの2年間の賃金の引き下げ、これは大震災対応ということで、平均7.8%の削減を合意したところですが、同時にやはり数も減らしていかなければいけない。
そういうなかで、「入口」を締めない限り全体の数は減りませんので、そういう意味で、新人の削減をさせていただく。併せて、これから退職金の問題や、あるいはもうすでに公務員になっておられる方々の一定のスリム化も、考えていかなければならないと思っています。
そういった全体の一環のなかでの新人の採用の削減は、若い人たちには大変申し訳ないと思いますけれども、いまの厳しい国の財政を考えたときに、従来と同じように採用をしていくわけにはいかないということは、是非ご理解いただきたいと思っています。
その他のことも、できることをどんどんやっていく。たまたま採用試験との関係で、新人の採用削減が最初に来たということは、理解していただきたいと思います。
メディアの中には、「順番が逆だ」、「新人の採用削減はもっと後回しにしろ」という話もあります。しかし、採用試験があるときに「後回しにしろ」ということは、要するに「1年遅れにしろ」ということですので、私はそういう考え方は取らない。少し乱暴でも、しっかりと総人件費削減のために必要なことはどんどんやっていこうと考えています。
今日(14日)もある新聞がこの関係で、「公務員採用7割削減 首相「最後まで堅持」」という標題を付けました。私が今回一連のメディアを見ていて大変不思議に思うのは、私自身は「何割削減」という数は言っていないわけです。
もちろん、私の意向を受けて、総務省が各省庁に対して、「それぞれ実情を踏まえて何割削減してください」ということは、数字を投げて、いま交渉していると。交渉ですから少し高めの球を投げ、もちろん各省庁の実情に応じて、それぞれ違う数字を投げて交渉しているということで、「一律に7割削減」などという方針はないわけです。
「そういう数字は、私は言っていない」ということを、何度も記者会見で繰り返しても、メディアは勝手に数字を作り、最初は「4割」という数字が躍っていましたが、最近は「7割削減」と。しかもそれは、「首相が最後まで堅持すると言った」と書かれているわけです。
国会の審議でも、議事録を読み返していただければわかりますが、総理が「7割削減」と言ったことはありませんし、それをましてや「最後まで堅持する」などということは言っていません。言っていることは「大幅に削減していく」ということだけです。
こういう不正確な記事を書いて、そして平気な顔をしているメディアというのは、私にはちょっと理解しがたいところがあります。
※ブログの動画版はこちら
私も最近のメディアというのは、ちょっと理解しがたいところがあると思ってます。
あまりメディアが不正確な記事ばかり書くようなら記者会見はやらないほうがいいと思います。
このブログで真実を語るだけで十分だと思います。
投稿情報: 溝口(静岡県) | 2012/03/16 20:15
岡田さん お疲れ様です。予算委員会の質疑をテレビで見ました。本当にご苦労様です。国家公務員採用大幅削減はやはり一種のリストラで、このようにやっていかなければならないほど、現在切羽詰まった状況なんだと改めて感じました。ここで国会議員の数も減らすことも当然求められてしかるべきです。今、野田政権の前には本当に過去の歴史にない位、多くの重要課題が山積しております。ある意味、近い将来、党派を超えて大連立政権を樹立していかねばならないのではと思います。その段階で国会議員を大幅に減らす、今の半分くらいにというのが妥当ではないかと思います。内政にばかり目が行ってますが、外交も大事で、特に中国やアメリカとの外交は重要だと思います。そうした重要な内外のどの問題にも、手薄になることがないように目を配っていただくことを大変ですがよろしくお願いしたいと思います。
投稿情報: ぽぽりん | 2012/03/17 00:19
こんにちは、二つほど新聞を読んでおります。詳しくは覚えておりませんが
大幅に削減という事が書かれていたのは記憶しております。
国家公務員の新規採用の削減が良いとか悪いとか、他にするべき事がもっとあるとか、どれも正しい意見に思えてしまう私です。
それはさておき、言ってないと言ってるのに言ったとか不正確な事を国民に発信するメディアというのがおかしいという岡田さんの意見はもっともだと思います。
知る権利とか報道の自由とかあると思いますが、正確な情報を正しく国民に知らせる為に新聞やテレビなどあると思います。
いいかげんな事を記事にしたりするメディアは、自分の仕事をどのような考えで取り組んでいるんでしょうね。
足を引っ張るというかそのようなメディアは一度じっくり忙しいと思いますが、論破されたらどうでしょうか。
投稿情報: 岡田洋生 | 2012/03/17 00:25
若い芽をつむことって日本の将来につながりますかね?
市役所などで何もせず、ただPCの前で座って定時に帰る公務員がどれだけ沢山いるかご存知でしょうか?
先を見据えずご自身の保身ばかり考えておられる政治家さんがあまりにも多いこと。散々叩き倒した他政党との大連立などと仰られている事の方が国民は理解しがたいとおもいます。
民主を選んだ国民をがっかりさせないでください。
同郷の人間として応援しています。
どうか御身を削って国政を正しい方向に導いて下さい。
投稿情報: 四日市市民 | 2012/03/17 10:27
こんにちは。私は国家公務員を目指している者です。最初、新卒削減に関する記事を新聞で見たときは驚きました。この内容に関する岡田さんの答弁を、インターネット中継で確認もしました。定年延長の問題と絡んでいることを考えると、「若者いじめ」という批判に納得できる部分もあります。
しかし冷静に考えてみると、多くの国民が将来に不安を抱える状況の中で、財政健全化に向けて、小さなところからでも改革に取り組んでいかなければこの国の未来はありません。当然門戸は狭まりますが、私自身はこれまで通り勉強を続けるつもりです。
ただ、最後に一つだけ言わせて頂きたいのは、若者も日々を生きるのに精一杯であるということです。まともに就職が出来なければ、結婚や子供を産むことは出来ませんし、若い人が将来に希望を持てなければ、社会に活力は生まれません。またますます少子化が進むことは、この国にとっても良いことではないと思います。そういう意味では、若年層の雇用対策にもより一層力を入れて欲しいというのが私の意見です。
話は逸れましたが、現在の状況だと若者の声は政治に届きづらいと感じていたので、この場で述べさせて頂きました。国家公務員の新卒採用抑制に関する議論は、こういった場などで出来る限りオープンにして頂きたいと思います。
投稿情報: ken | 2012/03/17 13:33
メディアは、話を誇張することが本当に多いですよね。
国民が目や耳にする情報なので、協議中のことは協議中だということでそのまま、情報として流して欲しいなと思います。
メディアが岡田さんや総理が言っていない不正確なことを流すことの方が、ずっと乱暴ですよ。
それによって何も知らない国民は、不安をあおられてしまいますよね。
メディアによって支持率も左右されますし、悪循環だなと思います。
政治家の方達が、日本の未来をいい方向に向けるために色々なことを進めようとしてくれているのだから、メディアはどうしたらいいのか、もっとよく考えたら、不正確な記事なんて書けないはずなのにと思います。
悲しいことですよね。
投稿情報: あひる | 2012/03/17 21:11
陰でこそこそ何をしているのですか?自民党に擦り寄ってまで、そんなに消費税を上げて国民を苦しめたいのですか?副総理のくせに国民の置かれている悲壮な状態が分かりませんか?消費税増税の為に姑息な時間を使う暇が有れば、被災者の為に
その力を使ったらどうです。公務員はぬくぬくと生活し、議員は口だけ復興の事を言って誤魔化し被災者の現実を変えてあげようとする人は居ない。所詮人ごと!いくら陰でこそこそしようと国民は見ている。高級官僚、天下りの人件費から手を付けないとねぇ!増税の話は当然その後でしょう。民間人の所得税は10年間なのに公務員の給与削減は2年間だけ!?信じられません、国民に恥ずかしく無いんですか?天皇、皇后両陛下の優しさを感じませんか?爪の垢でも煎じて飲んだらどうです!!!!!
投稿情報: princeleo | 2012/03/17 21:16
あのね、メディア云々数字云々じゃないんです。
公務員叩けば支持が得られると思ってるんですかね?
でもね、採用されていない若者達はまだ公務員じゃありません。
岡田さんが鼻息荒く意気揚々と叩いてしまったのは公務員じゃなくて、若者です。
この違いわかりますか?
民主党は人の気持ちがわからないタイプ多いし、岡田さんは輪を掛けて頭固いから無理かな。
だから「若者に申し訳ない」程度の認識しか持てないんですね。
人間は数式ではなく感情を持った生き物ですので。
民主党全員議員報酬返上するぐらいじゃなきゃ誰も「身を切った」なんて認めません。
投稿情報: ぽと | 2012/03/17 22:02
岡田さん こんばんは 大連立の話が報道されています。しかしなかなか岡田さんの主旨というか本意がまわりには伝わらないように感じます。今の日本の状況を危機とみるか、まだ大丈夫だとみるかによって違ってくるでしょう。まだ柳の下にどじょうはいると思っている先生方が大勢いるのだと思います。また現在の状況は早急に応急処置を施さないといけない状況だと認識している人は極めて限られた人数です。似たような状況がどこかの国で過去の歴史の中であったような気がします。いろいろ言いたいことはありますが、おっかないので言えません。ただ、いろいろ先送りしてきている以上、楽観的ではいられない近頃の状況です。とにかく岡田さんを信頼しておりますので無理せず頑張ってください。
投稿情報: ぽぽりん | 2012/03/18 22:15
はじめまして。国家公務員を志望するものです。私には、この政策がどう考えても未来の日本のプラスになるとは思えません。若者の、しいては国家公務員志望の首を切るということは、予算の関係、雇用の関係以上に若者の日本人としての心を奪うことになると思います。
今年は東日本大震災の影響で国家公務員志望が急増しています。今の若者には、低賃金でも日本のために働きたいというものがたくさんいます。ぜひ、私たちの日本に対する思いを、若者の声を聞いて感じ取って下さい。私たちは日本のために働くことに誇りを持ちたいんです。日本のためにやろうとすることは分かりますが私たちの意見にも耳を傾けて下さい。宜しくお願いします。
投稿情報: 公務員志望 | 2012/03/19 15:09
はじめまして。現在公務員試験を含め、就職活動中のものです
。この政策がどう考えても不公平であると考えています。国の財源のためというのなら、なぜ負担を若者だけに押し付けるのですか?65歳までの定年延長といい、年寄りに対しての施策はおこなっても、若者には負担ばかり押し付けています。むしろ採用数を増加し、最初の2年間は契約期間として、問題のある人物は採用しないくらいのアイディアであれば、多くの人にチャンスを与え、また優秀な人材を採用できるとして、双方に理がありますが、現在の方針には全く同意できません。
正直若者としては、年配者にもそれ相応の負担を早急に負っていただきたいです。具体的には積立年金をすべて返金し、イチから作りなおすくらいはやっていただきたいです。
投稿情報: 米田正敏 | 2012/03/21 22:33
岡田さん、お疲れ様です。いつもブログを拝見しております。
公務員新規採用を強い抵抗の中進めていくことはさぞや大変だと思います。
ですが、これは批判を無視してでも強引に進める価値があるほどの改革でしょうか。
新卒の採用枠を減らすことは若者へのしわ寄せとなることはもちろん、現役の若手官僚の負担を増すことになります。対して抑えられる支出は短期的には議員年俸に比してはるかに低い新規採用公務員の俸給に過ぎず、あまりにも均衡を失しています。一見して明らかに合理性を欠いています。
もちろん、さまざまな思惑、政治的な事情、狙いと信念があることと信じています。しかしそれにしても今日にいたるまでの岡田さんの説明には説得力も根拠も乏しいといわざるを得ません。多少批判的になりましたが、私はこれまで岡田さんを支持してきましたし、今後もそうありたいと願っております。
投稿情報: pupupu | 2012/03/21 22:53
「東日本大震災の痛みを国民皆で分かち合うため理解してもらいたい」という野田総理の発言。でも結局、これから先、唯でさえより多くの負担をかける若者に、さらに負担を押し付ける、そういうことなんですね。
若者の声を真に届けることのできるのは若者しかいないのに。
半世紀程前、多くの若者が自分の命を捨ててまで託した未来は、このような未来だったのでしょうか。
今さら後に引けないのはわかっています。でも、若者をきった以上、岡田さんが、これまでもさらに命がけで、これからの未来を創っていかれることを期待しています。
投稿情報: 一学生 | 2012/03/24 23:12
だからあなたと約束した若者はいません!あなたは大人と約束しただけじゃないですか。なんで大人より若者が我慢しなければならないのですか。カメラの前で若者に向けて話してください。納得出ません。
投稿情報: 若者 | 2012/03/27 12:23
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
投稿情報: 職務経歴書の採用 | 2012/03/28 18:26
あーあ、公務員の夢が...
だけど素晴らしい実行力だ!!
次は議員56%削減よろしくね。
投稿情報: びっくん | 2012/04/01 14:58