土曜日(21日)に、福島県のいわき市を訪ね、社会保障と税の一体改革を考える「明日の安心」対話集会を開催しました。
朝早く出て、まず「Jヴィレッジ」に行ってみました。ここは、言うまでもなく、福島第一原発で様々な作業を行っておられる方々の出発点となっている場所で、私は一度是非訪れたいと考えていました。
実は、幹事長時代の昨年5月に訪れる予定にしておりましたが、たまたま菅総理と同じ日に訪問することが直前にわかり、私は遠慮させていただいたという経緯があります。
昨年3月11日の大震災のあと、私は幹事長として、各党の実務者の皆さんに政府がいま何をしようとしているかを伝えるとともに、各党のご意見・ご要望などをいただく場を毎日作っていたのですが、そういう中で出てきた話の1つとして、Jヴィレッジに福島第一原発で作業をした人たちが戻ってきて、廊下などで寝泊まりしている。食べ物も、なかなか温かいものが出ずに、携帯食を食べている。そういう話がありました。
早くきちんとしたベッドで寝られるような場を確保すべきではないか。少なくとも温かい食事が出るようにすべきだ。ただでさえ放射能との闘い、過酷な条件の中で作業をしている人たちなので、できることはしっかりとバックアップすべきではないか。あるいは、疲労から思わぬ問題が発生したり、間違いが起きたりするかもしれない。そういう議論を一時期散々やっていたものですから、是非(Jヴィレッジを)訪れて、頑張っている皆さんに一言申し上げたいと思って、訪ねました。
その後、いわき市内の病院などを訪ねたあと、「明日の安心」対話集会を行いました。
いつも通り、10数人の方々からご質問いただきましたが、特徴的だったのは、その内4人が女性だったということです。なかなかどこの会場も、(質問をする)女性はせいぜい1人、場合によっては0人ということもあるわけですが、今回は、女性の皆さん、そして若い世代の皆さんからもご発言いただいたということで、非常にいい集会だったと思います。
集会の模様は、官邸のホームページからアクセスしていただくと、最終的にはYouTubeで放映していますので、1時間半ぐらい、ちょっと長いですが、是非ご覧いただきたいと思います。非常にいい質問が出て、いい議論ができたなと思っています。
いわき市は、海岸は津波の影響を受けています。したがって、多くの方々が亡くなり、家も流されたわけです。そういう方々の一部は、市外に避難されている。
一方で、津波であったり、放射能であったり、双葉郡の被災された多くの皆さんが、いわき市内の仮設住宅などで生活しておられるという状況にあります。大変厳しい状況ですが、前回訪れたときと比べると、やや落ち着きが戻ってきたのかなという感じがしました。
いい話を1つ、いわき市長から聞きました。
それは、前回もトマトの栽培をしている農業者の方を訪ねて、その時には風評被害もあって、トマトも全く売れなくなっていると、そういう苦しい状況をお話しいただいたわけですが、そういったトマト栽培農家の皆さんが集まって、東京に1つ拠点を持って、セールスを展開されているというお話を聞きました。
厳しい状況の中で、そういう前向きな動きが出てきていることは、非常に嬉しい話として受け止めさせていただきました。
※ブログの動画版はこちら
早くきちんとしたベッドで寝られるような場を確保すべきではないか。少なくとも温かい食事が出るようにすべきだ。ただでさえ放射能との闘い、過酷な条件の中で作業をしている人たちなので、できることはしっかりとバックアップすべきではないか。あるいは、疲労から思わぬ問題が発生したり、間違いが起きたりするかもしれない。そういう議論を一時期散々やっていたものですから、是非(Jヴィレッジを)訪れて、頑張っている皆さんに一言申し上げたいと思って、訪ねました。
その後、いわき市内の病院などを訪ねたあと、「明日の安心」対話集会を行いました。
いつも通り、10数人の方々からご質問いただきましたが、特徴的だったのは、その内4人が女性だったということです。なかなかどこの会場も、(質問をする)女性はせいぜい1人、場合によっては0人ということもあるわけですが、今回は、女性の皆さん、そして若い世代の皆さんからもご発言いただいたということで、非常にいい集会だったと思います。
集会の模様は、官邸のホームページからアクセスしていただくと、最終的にはYouTubeで放映していますので、1時間半ぐらい、ちょっと長いですが、是非ご覧いただきたいと思います。非常にいい質問が出て、いい議論ができたなと思っています。
いわき市は、海岸は津波の影響を受けています。したがって、多くの方々が亡くなり、家も流されたわけです。そういう方々の一部は、市外に避難されている。
一方で、津波であったり、放射能であったり、双葉郡の被災された多くの皆さんが、いわき市内の仮設住宅などで生活しておられるという状況にあります。大変厳しい状況ですが、前回訪れたときと比べると、やや落ち着きが戻ってきたのかなという感じがしました。
いい話を1つ、いわき市長から聞きました。
それは、前回もトマトの栽培をしている農業者の方を訪ねて、その時には風評被害もあって、トマトも全く売れなくなっていると、そういう苦しい状況をお話しいただいたわけですが、そういったトマト栽培農家の皆さんが集まって、東京に1つ拠点を持って、セールスを展開されているというお話を聞きました。
厳しい状況の中で、そういう前向きな動きが出てきていることは、非常に嬉しい話として受け止めさせていただきました。
※ブログの動画版はこちら
ジャーナリストの田原総一朗氏が「フクシマ」から「福島」への脱却、つまり原発事故からの復旧に従事するサイトの作業員や、復興へ生活再建に懸命になっている人々についてもっとメディアは取り上げるべきだとブログで述べていた。私も同感です。
こういった前向きな話は全国レベルのニュースでより積極的に配信されるべきだと考えます。
投稿情報: Taoki | 2012/04/24 01:46
岡田さん お疲れ様です 福島第一原発での作業員の方たちは専門的な技術者でありどなたでも従事できる仕事ではないと思っています。それだけに作業環境は万全を期して整えて頂きたいと思います。福島市内などまだ放射能の値が高い地域があり特に小さなお子さんを育てているお母さんたちは心配だと思います。
投稿情報: ぽぽりん | 2012/04/25 02:53
岡田さん いつも私たちの目線を考慮された 提案、行動をなされていて 頼もしく思っております。今のいわいる政治不信は、多分どの政党が政権を担当しても 同じように繰り返されるような気がしてなりません どうして政権を 担う方に協力して日本国をもっと良くするという気持ちが持てないのかと 思うばかりです。
岡田さんの 起されているものを拝見させてもらっておりますと如何に国を 国民を良い方向にもって行こうかという信念のようなものを感じます。
私は 今回の大震災の被災地の真只中の石巻の住民ですが やはりスピードを要求されるべき復興は
まだまだ手つかずが 現実です。
政権は 国内外の問題が山積した状況のなかで 運営している訳ですが、岡田さん 前にも訪れられているようですが 又 是非石巻の実情を視察して頂きたいと思います。4月の仙台での対話集会では
貴重なお話ありがとうございました。厳しい公務でお疲れのようすでしたが 今後とも 頑張って下さい 6月には三重県方面に旅行に行く予定です
投稿情報: 千葉チャン | 2012/05/03 09:40