昨日(26日)午後、ようやく衆議院本会議において、社会保障・税一体改革関連8法案が採決され、可決しました。
午前中には、衆議院社会保障・税一体改革特別委員会で締めくくり総括質疑を行って、まず委員会で8法案が可決されました。
委員会では、100時間を超える極めて長い審議でしたが、そこにすべて参加をさせていただいて、答弁をしてきました。
中には、「これは……」と思う質疑もあっことも事実ですが、多くの質疑者からは、非常にいいご指摘をいただき、いい議論ができたと思っています。
そういった100時間を超える審議の中で、論点が次第に明らかになり、そしてその論点について、自民党、公明党、民主党の3党間で協議を行って、合意ができました。そして、今回の特別委員会と本会議での採決、可決になったということです。
本会議においては、メディアも報じている様に、残念ながら我が党の中で、反対者がかなりの数出ました。非常に残念なことだと思っています。しかし、国会全体の中では、圧倒的多数でこの8法案が可決、そして参議院に送られることになったわけです。
全体の道のりからすると、私は、衆議院で可決されたことで、道半ばを越えたと思いますが、参議院では我が党は少数ですから、厳しい審議が予想されています。気を抜くことなく、しっかりと、そして誠実に答弁していきたいと考えています。
今回、これだけの合意がなされたことは、私は、非常に歴史的なことだと思います。
そもそも、消費税を上げるということに関して言えば、最初の時(消費税導入)の竹下内閣、そして村山内閣で(消費税引き上げを)決定し、橋本内閣で実施をしたということですが、いずれも政権は、そのことのみと言うつもりはありませんが、そのことによって、かなりの深手の傷を負って、やがて辞めざるを得なかったということです。
そういうことから見ると、今回、与野党の厳しい対立を乗り越えて、3党が合意し、そして衆議院で圧倒的多数で可決されたということは、私は、日本の議会史にとっても、歴史的なことだと思います。
こうなった最大の理由は、もちろん野田総理のリーダーシップもありますが、私は、やはり野党の自民党・公明党の皆さんが、最終的に協力していただいたということだと思います。
その背景として、「自民党は、民主党を採決に追い込んで混乱させることに狙いがある」など、いろいろなことが途中言われました。そういう面もあったかもしれません。
しかし、最も根っこのところにあるのは、やはりこれだけの借金を作ってきたことについて、長く政権与党にあった自民党・公明党が、その責任も自覚されて、政治の責任として、この問題を何とかしなければいけない。財政をしっかり立て直すための第一歩を、そして、社会保障制度を持続可能なものにするための第一歩を記さなければいけない。民主党が与党、自民党・公明党が野党だからといって、それを傍観できないという思いが、やはり根底にあったため、合意していただけたと思っています。
そういう意味では、政治は捨てたものではなくて、消費税の引き上げという極めて政治的にも重たい宿題を、各党が責任を共有し、協力しながら乗り越えつつあるということは、政治が前に進んでいるということの一つの大きな証だと思っています。
他の問題についても、一つひとつ各党と協力しながら、しっかり前を向いて進めていきたいと思います。道はまだまだ険しいですが、野田政権、前を向いてしっかり進んでいるということをご報告申し上げておきたいと思います。
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そういった100時間を超える審議の中で、論点が次第に明らかになり、そしてその論点について、自民党、公明党、民主党の3党間で協議を行って、合意ができました。そして、今回の特別委員会と本会議での採決、可決になったということです。
本会議においては、メディアも報じている様に、残念ながら我が党の中で、反対者がかなりの数出ました。非常に残念なことだと思っています。しかし、国会全体の中では、圧倒的多数でこの8法案が可決、そして参議院に送られることになったわけです。
全体の道のりからすると、私は、衆議院で可決されたことで、道半ばを越えたと思いますが、参議院では我が党は少数ですから、厳しい審議が予想されています。気を抜くことなく、しっかりと、そして誠実に答弁していきたいと考えています。
今回、これだけの合意がなされたことは、私は、非常に歴史的なことだと思います。
そもそも、消費税を上げるということに関して言えば、最初の時(消費税導入)の竹下内閣、そして村山内閣で(消費税引き上げを)決定し、橋本内閣で実施をしたということですが、いずれも政権は、そのことのみと言うつもりはありませんが、そのことによって、かなりの深手の傷を負って、やがて辞めざるを得なかったということです。
そういうことから見ると、今回、与野党の厳しい対立を乗り越えて、3党が合意し、そして衆議院で圧倒的多数で可決されたということは、私は、日本の議会史にとっても、歴史的なことだと思います。
こうなった最大の理由は、もちろん野田総理のリーダーシップもありますが、私は、やはり野党の自民党・公明党の皆さんが、最終的に協力していただいたということだと思います。
その背景として、「自民党は、民主党を採決に追い込んで混乱させることに狙いがある」など、いろいろなことが途中言われました。そういう面もあったかもしれません。
しかし、最も根っこのところにあるのは、やはりこれだけの借金を作ってきたことについて、長く政権与党にあった自民党・公明党が、その責任も自覚されて、政治の責任として、この問題を何とかしなければいけない。財政をしっかり立て直すための第一歩を、そして、社会保障制度を持続可能なものにするための第一歩を記さなければいけない。民主党が与党、自民党・公明党が野党だからといって、それを傍観できないという思いが、やはり根底にあったため、合意していただけたと思っています。
そういう意味では、政治は捨てたものではなくて、消費税の引き上げという極めて政治的にも重たい宿題を、各党が責任を共有し、協力しながら乗り越えつつあるということは、政治が前に進んでいるということの一つの大きな証だと思っています。
他の問題についても、一つひとつ各党と協力しながら、しっかり前を向いて進めていきたいと思います。道はまだまだ険しいですが、野田政権、前を向いてしっかり進んでいるということをご報告申し上げておきたいと思います。
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税金の扱いは政治そのものです。
選挙では一言も出なかった消費税、麻生政権で話題になったときにはそれを批判して政権交代を勝ち取った民主党が、今度は自民の主張を代弁する。
一体、何処でどうなったものやら、現内閣こそ造反の最たるものではないか?。
屁理屈はいい加減にしてくださいね。
投稿情報: HY | 2012/06/27 22:30
衆院での可決ご苦労さまでございました。
小沢グループからの会派離脱願が提出されたようですね。彼らの国内的信条は分かるのですが、このことで国際的に厳しい判断が出ないよう祈ります。
首相がおっしゃるように、改革が待ったなしであることや改革の中身を随時、我々国民に分かる形で伝えていただくことを今までにも増してお願いしたいところです。
投稿情報: 自主研 | 2012/06/28 09:52
先日テレビで国会を拝見したが、与党・野党がいがみ合っていない様子で、おや、国会は以前からこんな様子であっただろうか、と思った。
これならば、孫にも見せてやれるだろうか、と初めて思われた。
自民・公明党が借金の責任を取ろうとしているとのこと、感銘をもって読ませて頂いた。一度、こうした過去を償おうという行為をなせば、余ほどのねじくれた性格でない以上、人はすぐに信頼感を回復するもの。
自民・公明党への評価も上がった。
投稿情報: 安部 | 2012/06/28 13:52
岡田さん お疲れ様です。消費税の軽減税率ですが、よさそうで政治家や官僚の利権を産む温床になるので、よくないかもしれません。すなわち、ある業界は「うちは食品ということにして5%にしてください」などと言いかねません。低所得者の配慮も給付したほうがよいのでしょう。また低所得者も実際は資産を沢山持っているのに低所得者扱いになってしまうこともないとは言えません。何を持って低所得者と判定するのかよくよく審議してほしいです。増税は全くうれしくないですが、やった以上は汚職がないよう、また社会保障の面もきっちり審議していただきたいです。
投稿情報: ぽぽりん | 2012/06/28 21:15
>借金を作ってきたことについて、長く政権与党にあった自民党・公明党が、その責任も自覚されて
本当にそう思われているのですか?
自民党は責任を自覚しているのではなく責任を国民におしつけているだけではないでしょうか?
そういう政治家のぬるま湯体質を批判してきたのが与党になる前の岡田さん達だと思うのですが。
投稿情報: ヒル君 | 2012/06/28 22:10
どうせ都合の悪い内容は表示されないのでしょうから、言いたい事を言わせて頂きます。
岡田さんの目指す政治は何でしょうか?
今回の法案については、残念ながら『三党合意する事』だけが目的のようにしか感じ取れません。
そもそも消費税を上げないと公約して政権を取ったのに、消費税は上げるは、自民党とは組むはで、民主党には本当にガッカリさせられました。
政治家としてではなく、商売人の息子として、庶民の目線で物事を見る力がおありかと思っておりましたが、誠に残念です。
国民は、消費税を上げるための審議が100時間を超えた事より、生活用品を1円でも安く買える事の方が大事です。
次回の選挙では、今後に期待の出来ない民主党には票は投じません。虚偽の公約ばから掲げている政党には、是非、一票の重さを感じ取って頂きたいです。
最後に、選挙の時だけ、国民の事を考えている振りをするのはやめて下さい。シラケます。
投稿情報: 佐藤正人 | 2012/06/29 03:21
自民党の歴史が米国とのバンドワゴニングの歴史であるならば、民主党はバランシングのための仕事を目指すべきだと思います。時間はすでに進み世の中は変化して行きます、2年4年前の約束の形も変わってゆくのは当たり前でしょう。
投稿情報: baryon | 2012/06/30 03:58
岡田さん お疲れ様です。岡田さんにしてみれば、ここまでの道のりは本当に長かったのではと思います。しかし、これから先の政局を展望すると大きな変動があるような感じがします。小沢さんグループが反対に回りました。これは、ただ反対したというより全く政策が一致しなくなってきた表われではないでしょうか。政権をとる前の選挙でいいことを沢山聞かされました。でもかなりの部分でくつがえされ、おまけにいいことが少なかった。その前の自公政権にも手詰まり感があったため民主党を選択したのに、失望したという国民は多いのではと思います。アメリカでも中間選挙でオバマ大統領に投票しないという米国民は多いようです。かつて政権を執る前、岡田さんの街頭演説を聴きに行きました。何と警備は警察官一人だけでした。麻生元総理のときはものものしいSPの警備でした。そして先日、岡田さんの税と社会保障の説明会に行ったとき、SPの方が大勢いて、金属探知機まで装備していました。政権を執るということはこういうことなんだなとつくづく思いました。消費税を増税して、いろいろな予測がたてられています。経済や家計にどのような影響があるか。また官僚や政治家の皆さんは、自分のお金でないのに自分のお金だと思って、また無駄遣いするのではないか、心配です。日本はギリシャなど財政窮迫していないと楽観するのでなく、なってしまったつもりで身を引き締めてやっていかなければなりません。経済や会計について、ただデフレ克服というのでなく、もっとつっこんだ考察が必要ではと思います。戦後からすれば、確かに日本は立派になりました。平和を享受することができたことは本当にありがたいと思います。これは多くの先人の苦労があったおかげです。なかには有名ではありませんが国民の生活に大きく寄与するすばらしい仕事をされた方もおられます。そうした先人の苦労を無駄にすることなく、私たちは国を立て直し、つくりあげて次の世代に引き継がなければなりません。
投稿情報: ぽぽりん | 2012/06/30 22:43
先日、周南市での対話集会に参加させていただきました。普段から税制や社会福祉のあり方に高い関心を持っていますので、目新しいことは特にありませんでしたが、副総理の丁寧なご説明を直接拝聴できたことにとても満足しております。
しかし、終了後に他の参加者の方達の「あまりよく分からなかった。」という声が聞こえてきたりもしました。
私自身、副総理の説明が良くなかったとは全く感じませんでしたし、その参加者の副総理への不満は口にされていませんでした。
やはり、税制、社会保障といった問題が多伎に渡ることや制度自体が複雑なことで、自分の生活に与える影響を上手く想像しにくいことが原因と感じます。
近頃の報道などを見て感じるのは、石原都知事や橋下市長などの特定の問題の特定の部分だけを誇張して語る、分かりやすさに特化した政治パフォーマンスが支持を得ているということです。(中身については理解不能なものが多いです)
私は、その様なやり方は支持しませんが、現政権を見ていて、政治パフォーマンスもときには必要なのではないかと感じます。
副総理の芸風(?)には合わないかも知れませんが、少しご検討いただければ幸いです。
今後ともご活躍を期待しております。
投稿情報: たろう | 2012/07/02 06:37
参院を通るためにも、増税がデモやストライキでつぶれないためにも、今後の目標についての明確な国民へのメッセージを発してください。
少子化で有用性に疑問があるような建設物などに血税が使われてしまったら、国民はさらなる増税になど絶対同意しません。
頑張っている国民が頑張りきれなくなった時セーフティネットを張りながら、行政の無駄を排除し、社会システムの効率化していくという大課題に、我が国の最も優秀な人々を集めているはずの政策決定に参与する国家公務員の力を示してください。
投稿情報: 自主研 | 2012/07/02 09:45
歳入庁が骨抜きになってるようだけどどういうことですかねえ
そんなに財務省と戦うのが怖いのか?
政治家は何のためにいるんだよ
既得権と戦うことを恐れて国民から託された思いにこたえられないのならそれは政治家じゃありませんよ?
国民との約束を破って消費税法案通した以上、あなたがたにはやる責任がある。
民主主義の手続きを一切無視した消費増税だけでもハラワタが煮えくり返る思いです。
せめて約束したことを守ってもらいたいし、この要求は3年前の選挙で投票した一人として当然の要求です
検討していくなどという言葉はもういりませんから、歳入庁創設の時期を明言し、いつまでに法案を出すのかメディアの前ではっきりと語ってください。
あんたらにはその義務と責任がある
それができないというのならそれは民主主義を根底から否定するものです
民主主義のプロセスを無視する政治など許されませんよ
投稿情報: masato | 2012/07/03 19:55
今読んでいて余りにもよいしょコメントの多い事、是が本当にサラリーマン、中小零細、年金受給者の本当の気持とは思えません、将来につけを残さないと耳触りのいい言葉又世界経済を見据えた日本の経済状況とのたまいながら、だったら国内で給料は下がる一方年金を下がり国内が自閉したらどうなるのかマクロ経済を結う前にミクロの国内低迷がつずいたらそれで世界云々言っても国内が成り立たない状況をつくって一体どう考えているのか、そんななか1年生議員で国民との約束として離党した温情のある議員に私は拍手を送りたい、余りのも自分の生き残りに始終した、与党議員、もう次の支持はありません。
投稿情報: いとう | 2012/07/05 11:14