新潟県に先週末(25日)お邪魔して、「明日の安心」対話集会の最終回を行いました。
これは、私が社会保障・税一体改革担当大臣に就任して以来、週末を利用して行ってきたものですが、4大臣(一体改革、厚生労働、財務、総務)で手分けをし、私自身は34カ所、延べ5000人ぐらいの方とお話ができたと思います。
最後になった新潟県新発田市でも、活発なご議論をいただき、私としては丁寧にお答えさせていただいたと思っています。
いずれにしても、この間感じたことは、いろいろメディアは伝えるわけですが、国民の皆さんは、やはり消費税の引き上げを含むこの一体改革の必要性というものをよく理解していただいている。
もちろん、負担が増えることは楽しいことではありませんから、いろいろなご意見をいただくわけです。しかし、「やっぱりこれはやらざるを得ないだろう」と思っておられる方はかなり多く、そういうなかで、いろいろな社会保障についてのご議論や、あるいは消費税の痛みを和らげるためのご議論をいただくというのが、多くの会場、あるいは会場で書いていただいたアンケート用紙の記入欄をすべて見させていただいた私の感想です。
国民の皆さんは、本当はこの一体改革の必要性についてよく理解していただいているということを確認した、この約半年間の全国34カ所の集会だったのかなと思います。
もちろん、これからもこの一体改革についての広報は、政府広報として様々進めていきたいし、私自身もいろいろな方々のご意見をさらにいただくために、機会があれば全国を回っていきたいと思っています。
残された転嫁対策は、きちんと、消費税が最終消費者にまで転嫁され、途中の段階で不公正にその負担を押し付けられるようなことがないようにしなくてはいけないわけです。
それから、消費税の痛みというものを、特に所得の少ない方を中心にどうやって和らげていくか。複数税率か、給付付き税額控除か、という問題等々、しっかりこれからも議論しなければいけません。
併せて、3党合意で認められた国民会議をはやく動かし、年金の抜本改革や高齢者医療制度の見直しについての議論もスタートさせなければいけないと考えているところです。
そういったことについては、またこの場でも皆さんに途中経過をお話ししたいと思っています。
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岡田さんお疲れ様でした。半年間で全国34ヶ所5000人との国民との対話、まさに身を削る覚悟で、臨まれたのではないか、お身体は大丈夫なのかと日々案じておりました。岡田さんは立派に国民との対話集会の役目をこなされたと思います。責任感のある岡田さんのこと、一つ一つの対話集会に全力でぶつかって行ったかと思います。国民の一人として、岡田さんの説明でよく分かり納得しました。ありがとうございました。
投稿情報: 良 | 2012/08/30 17:05
岡田さん こんにちは。消費税増税は決まりましたが、社会保障などの問題はきちんと決まるんでしょうか。国民会議を開催して与野党で決めるべきを決めるということはどうしたんでしょうか。やはり、「近いうちに」という野田総理の言い方がかつての管さんの発言のようで、よくないと思います。だからと言って増税だけ決めて社会保障のほうは棚上げでは困ります。選挙制度の是正もやり方によっては、得をする政党、損をする政党などでてしまうので、なかなか話し合いに進まないのでしょう。災害が頻発したりして、国民自身も災害に対して過敏になっていると思います。野田総理自身はしっかりした方なので、ここはリーダーシップを発揮して、野党に肘鉄食わされても大事なことは話し合ってもらい、また野党もあせらず準備してもし政権が移る場合でも、仕事の引き継ぎだけはきちんとできるようにして頂きたいと思います。
投稿情報: ぽぽりん | 2012/08/31 13:43
岡田さん、こんばんは
「明日の安心」対話集会、
無事に最終回も終えられましたね
お疲れ様でした
岡田さんは34カ所に行かれて、
国民の皆さんから様々なご意見が出され、
有意義な場を持たれたようで
本当に良かったですね
今、こうしてコメントしている間も
虫の音が聞こえてきます
これも、
地球からの大きな愛情のこもった
贈り物の一つですね
”ありがとうございます”の気持ちを込めながら、
この後しばらく虫の音の響きに耳を傾けて
心穏やかに自然を感じてみたいと思います
投稿情報: naomi | 2012/09/01 20:36
唐突ですが、年金は将来消費税を財源とした税方式にしなければならなくなるのではないでしょうか。今、無年金者で結果的に生活保護費の支給を受けている人が月額68,000円。であるのに40年間月15,000円ずつ保険料を支払ってきた人が月額66,000円の支給では、なんだか不公正です。保険料を徴収すために、毎年660億円の経費もかかっているそうです。税方式にすれば、国税庁がやってくれるのでそうした経費もかかりません。また、生活保護は医療費も無料とか。生活保護は廃止して、税方式の年金制度に一本化する。徴収した保険料は個人個人の積立金としてお返しするようにしていく。徐々に移行していかないと、高齢化社会がさらにひろがる我が国に間に合わないと思います。
投稿情報: のらくろ | 2012/09/05 10:15