金曜日(19日)に3党の党首会談が行われました。結果は物別れということです。大変残念に思います。
総理は、以前に谷垣総裁との間で交わした「近いうち」にということについて、「真摯に受け止め、自分としては、時が来ればきちんと判断する」と言われました。しかし、それがいつか。例えば、年内にとか、いつにというようなことは、総理としては言えるはずもないわけで、そういったことに安倍さんや山口さんが固執をして、物別れになったということです。
これは非常に残念なことで、いつ解散するかはっきりしないといろいろな議論に応じないというのは、まさしくそれは審議拒否と同じことで、大変不毛な議論だと思います。
総理は、以前に谷垣総裁との間で交わした「近いうち」にということについて、「真摯に受け止め、自分としては、時が来ればきちんと判断する」と言われました。しかし、それがいつか。例えば、年内にとか、いつにというようなことは、総理としては言えるはずもないわけで、そういったことに安倍さんや山口さんが固執をして、物別れになったということです。
これは非常に残念なことで、いつ解散するかはっきりしないといろいろな議論に応じないというのは、まさしくそれは審議拒否と同じことで、大変不毛な議論だと思います。
総理は同時に3つのことを言われました。特例公債法案の成立。これは、今後こういうものが政局のおもちゃにならないように、どうすべきかということも含めて、具体的にお話しになりました。
安倍さんにとって、次の選挙で勝って総理大臣になるというお気持ちがあれば、ある意味、極めて魅力的な提案だったと思いますが、それはそのまま放置したままで、深い議論がなされたということはありませんでした。
そして、その他の2つ。「社会保障国民会議」の設置を急いでいただきたいということと、1票の格差の最高裁判決を受けて、それへの対応。こういった重要な問題について、中身に至ることなく、単に解散の期日を特定しろという議論で終わってしまったことは、非常に残念だと思います。
いずれにしても、29日に国会開会、会期約1か月という方針は、その後、政府・民主三役会議で確認されましたので、我々としては、野党の中に審議に応じないところがあるかもしれませんが、粛々と国会を開催し、議論していきたいと考えているところです。
そして、3党党首会談の報道の中で、明らかに間違っている報道があります。それは、先ほどの3つの案件を満たせば解散すると総理が語ったことは全くありません。
これは菅さんのときも、「辞めるための3条件」などということで、いろいろ混乱を招いたわけですが、解散することは総理が決めることですから、「近いうちに」ということで、いつか具体的には決める。現時点でいつかということは、それは言えない。そのことと3つの案件を解決することは、条件ではなく、それぞれ独立したことであると。総理は明確にそういう考え方を持って、党首会談を行われて発言されているわけです。
それがいつの間にか、3条件のように一部報じられていますが、これは明らかに間違いで、そういうことは100パーセントあり得ないと申し上げておきたいと思います。
いずれにしても、国民から見て非常にわかりにくい。そういう全体の流れになっていることは残念です。我々が国会できちんと説明をすることと、法案を成立させること、同時に国会の外で政府としてやるべきことは山積していますから、経済・景気対策はじめ、様々なことに懸命に取り組んでいかなければいけない。そう思っているところです。
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解散は,その時機が来たらすればよいのであって,それが“近いうちに”訪れる,ということでよいのだと思います。
その時まで政権与党として黙々と任務を遂行し,国民と国際社会のために力を尽くしていれば,無責任な野党との相違も自ずから明らかになり,それが総選挙の結果にも表れることと予想されます。
野田総理の下,政府与党が一致結束して,政策の遂行に邁進してほしいと思います。
投稿情報: 山口昌史 | 2012/10/22 23:04
確かに、国民にとってわかりにくい流れになってます。。
とにかく、この内閣。。何をする内閣なのかが判らない。。
松原前拉致担当相のどこに不満があったのだろう。。あるいは、田中拉致担当相のどこが優れてるのだろう。。
換えるべき必要性を説明する必要があるものと思う。。もう既にボロが出てるのだから。。
確かに、特例公債法案を人質に解散を迫るのはどうかとも思うが。。
国会を開きたくない内閣。。答弁を逃げ回る大臣。。
この内閣が続くだけ、日本の政治空白は先に延びる。。
いっそ、解散総選挙程度の空白なら受け入れよう。。
最近の世論調査は、国民のそんな思いを良く反映してると思う。。
投稿情報: こうたろう | 2012/10/23 02:08
いい加減解散してくださいよ。
今すぐ解散すれば、選挙終わってすぐに公債法案通せば間に合うじゃ無いですか
何でこんなに国会の開催を引っ張るんです
外国人から献金受け取った人が次々入閣したり、
あなた方に、文句を言う権利などあり得ません
何でそんなに日本人を苦しめるんです
投稿情報: いちろう | 2012/10/23 02:21
国会が再開されたなら、いじめ防止対策についても実効性のある議論を深めてほしいと思います。
いじめ防止に対する学校の義務が法律的に明文化され、虐待関係諸法と同じく関係機関との協力の下で対策に当たるしくみが法定されることを心待ちにしています。
今の多くの皆様の私的な努力では決定力を持てないのです。
それらの方々にとっての有効な支援となりえる法的対策を強く望みます。
投稿情報: 自主研 | 2012/10/23 09:54
野田さんが解散の期日を口にした瞬間、民主党の離党が数十人規模のグループではじまり新党結成を目指す気がします。もうほんとに将棋で言えば詰められそうな状況です。野党はどうやって詰めるか。与党は先行きどうするか。交付金がおりなくて各地域が困ってます。民主党も処理を誤れば解党の危機でまさに背水の陣です。特例公債法案も成立されればものすごい多額の国債が発行されます。そこで国債を売らなければなりません。国債の利率が乱高下するかもしれず、しばらく注視していかねばなりません。
投稿情報: のらくろた | 2012/10/23 16:07
岡田副総理がそんな説明をしなきゃいけない 近いうちに解散などと野田総理は言ってはいけなかった。この言葉を出してから どれだけの日にちが経過してるか。普通の感覚では 近いうちに と言うとひと月以内のことと思う。待ったなしと言って消費税増税を決めたくせに ほんとに待ったなしの特例公債法案を決めれないのはなんでと聞きたい。
投稿情報: 山中辰彦 | 2012/10/24 02:08
岡田さん、おはようございます
議員の方々それぞれのお立場があり、
いろいろな事情を抱えていらっしゃると思いますが、
例えば、良くないと言われているような事柄が起きた時、
お互いに欠点だけを取り上げて、傷つけ合うようなことをされてはいないでしょうか?
そのような時こそ、
同じこの国の政治に関わる方々が団結するチャンスなのでは、と思っています
一方では、お互いに意見を出して話し合いをし、
より良い未来へと進めていくことが大切だと思いますし、
もう一方では、傷つけ合うのではなく、
支え合い、協力し合う必要があるのではないでしょうか
その土台になっている大切なものが何であるかは、
議員の方々はよく分かっていらっしゃると思います
本当に大切にするべきものは何なのか、心の中を見つめて頂けたら嬉しいです
議員の方々は、政治に携わっている同志です
投稿情報: naomi | 2012/10/24 06:10
いつもご苦労様です。
先生のおっしゃっていることは正論だと思います。自民や公明の解散への執着は行き過ぎです。
ただ正直、今の野党の姿勢は福田・麻生政権時の民主党の徹底抗戦を思い出します。よく、民主党が与党であることが国益を損なっており、民主党が下山すれば全て上手くいくんだというトンデモ論を、自民党の方が言ってますが、これも民主党が野党時代に言っていたことで、そういった同じ政争を繰り返す日本の政治はこれから本当に大丈夫なんだろうかと心配しています。
また、今回の党首会談の一番の問題点であり、その後支持率が激減した訳は、輿石幹事長が新しい提案があるだろうと言ったのに、そういった提案が何も無かったことです。谷垣前総裁が、三党合意がありながらそれを否定する問責を提出した2枚舌で失脚したように、今回も民主党の2枚舌が野党を失望させ、国民を失望させたことは明らかです。今までそれでも実直な人だということで、最終段階の低支持率にならなかった野田首相の最後の支持層が、一瞬見えた狡猾さに失望して崩れたということだと思います。自分も非常にがっかりしましたが、これからも応援していきますので、これからの臨時国会も頑張って下さい。
投稿情報: 翼 | 2012/10/25 13:18
社会福祉国民会議の設置はぜひやりとげていただきたいですね。
国民会議でよく検討し、実のある結果を出すことにまで責任をもっていただかねば、国民は増税されただけになってしまいます。
投稿情報: 自発研 | 2012/10/27 23:05
そもそも、特例公債法が通らないのも、野党のせいにしていますが、そうした反対にあっても成し遂げていくのが政権与党としての責務ですよね。すり替えるのはやめていただきたいです。そうさせないような政権運営をしてください。
そして、自分たちが野党の時に行ってきたことを、与党になって自分たち都合が悪くなってから変えようというのも、どうなのでしょう。特例公債法の取り決めについても、自分たちが野党になったときに、信念をもってそうした行動をとらなければ良いだけではないですか?取り決めをしないと自制できないのでしょうか。野党になったときに、同じことはしないのでしょうか。
ともあれ、最近の発言を伺っていて、残念でなりません。筋論をしっかりおっしゃっていらっしゃったと思いますが。トップの方々と同じになってしまわれたのでしょうか。
投稿情報: ふじかわ | 2012/10/28 18:04
あなた方の耳に聞こえた「解散要求」は安倍さんや山口さんの声だったでしょう。でもその声は紛れもなく「国民」の声なのです。
野党が無責任なのではありません。無責任な上に無能な現政権に一刻も早く政権を降りて欲しい!っという「民意」なのです。残念ですが、もう民主党で成せる事は何一つないでしょう。
あなたの地元有権者で、貴方に一票投じた者として一言言いたい。
あなたの手で「解散総選挙」に運んでください。でなければ、あなたも「民主党」と共に沈没してしまいます。目を覚ましてください。
投稿情報: syannk | 2012/10/28 21:02
こんな支持率が低い政党・政権が存続していること自体、正当性がありません。
早く解散して信を問うべきです。
民主党の議員の議席を守るために、国民の生活を犠牲にしているようしにか見えません。
投稿情報: あかやまさすけ | 2012/10/28 22:00