国民会議メンバー決定―３党で協議しながら前に進めていく

懸案だった「社会保障制度改革国民会議」のメンバー（有識者委員）が決まりました。昨日(２７日)、会見で私から発表しました。

まだ会長は正式に決まっていません。新聞では慶應義塾大学の清家篤先生（塾長）という名前が出ていますが、これは委員の互選で決めることになっていますので、正確にはまだ決まっていない状態です。

いずれにしても、今月中に第１回を開くということで、具体的な日にちは３党（民主・自民・公明）で協議して決めることになっていますので、現時点で私の口から言わないほうがいいと思いますが、第１回を開いてしっかりとした議論を始めたいと思います。

できれば、選挙期間中にも第２回目を開いて、少しでも前に進めておきたいと思います。最終的には、来年の８月２１日までに、年金、医療・介護、子ども・子育てのしっかりとした具体策を議論して、決めていかなくてはなりません。

かなり忙しくなりますので、選挙をやっている、やっていないにかかわらず、しっかり前に進めていくべきだと考えています。

この問題は、民主、自民、公明、３党で段取りを描いて進めてきていますので、選挙の結果がどうであろうと、この国民会議の運営や社会保障制度の改革についての議論は、３党でよく協議をしながら進めていくことが非常に重要だと思っています。

これから政権をどちらが担うにしろ、社会保障制度、年金、医療・介護、子ども・子育て支援策が選挙のたびに変わるということでは困りますので、ここは、選挙では敵味方あるいは与野党ということですが、しっかりと協力・協議しながら進めていきたいと思っています。

※ブログの動画版はこちら

Comments

[投稿情報: ＨＹ]

失礼ですが・・・。
毎々「しっかり」を連発されてますが、裏を返せばしっかりしてない政治の現われではないでしょうか？。

[投稿情報: 自主研]

自分にできる仕事を一生懸命にしていれば、人並みの生活ができ、家族も子供ももてるという社会であってほしいと思います。

[投稿情報: のらくろた]

消費税増税で社会保障に充当するということですが、実際は増税しても、まだまだ不足している状態です。財政も国債残高は増える一方。結局、あと何年かは原則的には御法度の特例公債発行と国債発行決議が同時におこなわれることになったため、赤字は全く減らない。減るどころか増加していくということがはっきりしました。
アメリカではこうした際限もなく国債を発行することはもちろん、国債発行残高の限度増加に議会が反対しています。そこで「財政の崖」が問題となっています。減税も終わりになり、財政緊縮政策を続けることにより、経済発展が押さえられてしまうのです。家計が増税で窮迫して、結果的にＧＤＰが大きく下がってしまい、アメリカ経済が不況になってしまうというわけです。これくらいアメリカは経済政策について慎重に分析してやっているのに、我が国は一体どうなってるんでしょう。
ＴＰＰについても、アメリカは中国を最終的に取り込みたい。中国の際限もなく広がる経済発展を抑制し、結果的に軍事力の増大も押さえたい。日本については、保険、医療をねらっているのでしょう。なにしろ保護主義が強いとアメリカは見ています。日本は中国、韓国などと連帯して本来アメリカの圧力をうまくかわしたいところですが、あいにく現在不仲になっているため、うまくいきません。
今、日本経済は本当に厳しい。選挙にメディアの目も行きがちですが、政権を執った政党は即、地獄の政権運営を覚悟しなければなりません。一番怖いのは無知です。無知な政権運営は我が国を転覆させます。今、選挙に当選するためにいろいろやってますが、危機感をもってやっている政党はどこか、という基準で選択すべきではないでしょうか。

[投稿情報: naomi]

岡田さん、おはようございます

今回の内容について、
選挙の結果にかかわらず、３党で協力しながら進めて頂けたらと、私も思っています

そして前回のブログでも思ったのですが、
選挙期間中も、一つ一つ問題に取り組んでいこうとされている様子がよく分かりますし、
実際に今、そのように進められていること、素晴らしいと思っています

国民の皆さんのことを大切に考えて下さって、感謝の気持ちでいっぱいです
本当にありがとうございます

[投稿情報: 地球の帝王]

岡田さんこんにちは。
本日日曜朝の「新報道２００１」で石破さんとの激論をとくと拝見させていただきました。もし、百歩譲って総選挙後、民主、自民、公明の３党連立で政権を運営するなら私は「民主党」に１票を入れます。わざわざ自民党に入れません。私は「小泉自民」が好きではありません。それを変えてくれたのは民主党です。今の政権運営でいいと私は思っております。ですから、自信を持ってこれからも協議を進めてください。

[投稿情報: 翼]

いつもお疲れ様です。
国民会議の設置は、「社会保障と税の一体改革」の具体的道筋の第一歩めですから、選挙後枠組みで荒れることが予想される前に達成できたことに一安心しました。
消費税が先行しているとよく言われますが、国民会議の設置でその批判もかわせるのと思っています。
世論調査出てましたが、決してフォローウィンドウではないものの、民主党の支持が底堅く広がっていると思いました。ただ、北朝鮮のミサイル発射への対応を間違えれば、支持が上げ止まりかねないと危惧しています。適切な対処、特に前回問題となった情報連絡に不備がないことを願ってます。
議員の番組出演を見てて思いますが、民主党はもちろん自民党、公明党の議員も、政権を担った人達はその重厚感が違うなと思います。日々の責任感が溢れていると言うのでしょうか、真にこの国の問題を捉え、リアルスティックにそれを解決していこうとする姿勢が現れています。そういう面も現実的な政治を求める有権者に支持されて、支持率回復に繋がっているのではないかと思います。