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2010/08/28

タイ訪問―アジア・ASEAN政策の重要なパートナー

今日はタイのお話をしたいと思います。

タイは日本にとって非常に重要な国であり、ASEANの中でも、特に自動車産業を中心に日本の企業の進出が蓄積されています。タイは「東洋のデトロイト」を目指すと言っていた時期もあり、特に日本の自動車メーカーがたくさん工場を作っています。タイで働く日本のビジネスマンも非常に多いです。


私はちょっと意外な気がしましたが、日本の外務大臣としては5年ぶりにタイを訪れたということです(注:国際会議出席等を除く)。タイの重要性からすれば、もう少し頻繁に訪れてもいいのではないかと思います。

アピシット首相とは、もう10年以上の長い付き合いになります。ともに、日本とタイの民主党代表として、2005年にタイでお会いしたこともあります。

私たちが今回タイを訪れた理由の1つは、政治的混乱――その中で、日本人カメラマンの村本さんもお亡くなりになりました――を乗り越えたタイにエールを送りたいと思ったことからです。

その前提として、村本さんが亡くなられた原因について、しっかりとタイ政府に究明してもらいたい。あるいは、赤シャツ騒動の中で、営業停止を余儀なくされた企業に対しても、中小企業が多いのですが、きちんと手当てをしてもらいたい。そのことを、まず、アピシット首相とカシット外務大臣に申し上げました。

その上で、タイは日本にとって非常に重要な国であるとして、3つの理由を挙げました。歴史的に日本とタイの関係は良く、日本の皇室とタイの王族との交流もあります。非常に親日的な国で、そういった長い交流の歴史が理由の1つです。

2つ目に、経済的に非常に深いつながりができていること。そして、3番目に、アジアの中の民主主義国家であるということ。タイは、ASEANの民主化を進めていく国です。

いま申し上げた3つの理由で、私はタイとの関係を深めていかなければいけないと申し上げました。

100人近くの人が亡くなったバンコクにおける騒動を経て、アピシット首相は、若くて優秀な首相ですが、そういった困難に直面し、乗り越えることで、より強い指導者になったのではないかと私は思います。

いずれにしても、これからも国際会議などで、タイのカシット外相やアピシット首相にお会いすることも結構多いと思います。しっかりと連携を取りながら、日本のアジア政策やASEAN政策を進めていきたいと思っています。

あわせて、今回、トヨタ自動車の最新の工場を見る機会がありました。なるべく、これから海外へ行ったときには現場も見たり、そして、今回もありましたが、日本人の皆さんのお話やご苦労を聞かせていただいたくことも、時間のある限りしっかりとあわせてやっていきたいと思います。

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