歳出削減の徹底は当然の努力、それを怠ってきたのが小泉政権
財政再建という難題を乗り越えられるのは民主党しかない
皆さんからご意見をいただきありがとうございます。
いただいたご意見の大半は、税金の無駄遣いをやめ、歳出削減を徹底すべきだというものでした。当然のご意見だと思います。
小泉総理はその在任中に約170兆円の借金を新たにつくる一方、この当然の努力を怠ってきました。例えば、各府省の国家公務員の定員削減(純減)は実質的には前年度比平均0.5%程度にすぎません。国の大型公共事業もそのままです。廃止・民営化を掲げた特殊法人もほとんどが独立行政法人に衣替えしただけで、いまだに国の税金が投入され続けています。防衛施設庁のような官製談合による税金の無駄遣いも何ら変わっていません。
民主党は昨年の総選挙で、国家公務員総人件費を3年で2割削減する、国直轄の公共事業を半減する、特殊法人・独立行政法人への国の支出を半減する、罰則を強化して官製談合を防止する。そして、これらを実現するために「行政刷新会議」を設置して、税金の無駄遣いを徹底排除するといった大胆かつ具体的な公約を掲げ、私も党代表として、これらのことを強く訴えました。
小泉総理あるいはその次の総理も、財政再建に向けた具体的かつ徹底的な歳出削減を明示すべきであり、その具体案を法律化して実現を担保すべきです。その上で初めて、どうしても足りない部分について国民の皆さんに増税をお願いするというのが本筋です。
なお、いただいたご意見には、国会議員自身がまず身を削るべきだというものもいくつかありました。これについても民主党は、議員定数の1割削減や議員年金の廃止など議員特権廃止のための公約を掲げています。
問題は政策より政策の実現力だと思います
民主党の政策のほうが大胆な部分も多いですが、一応小泉政権だって方向性だけは似たようなことをしてきたわけで。
一応歳出削減だって実現してますし。
民主党が政権をもってたって、借金増はかなりあったはずです。
「努力を怠ってきた」というのは見方によります。
>難題を乗り越えられるのは民主党しかない
これに説得力をもたせるには、政策を示すだけじゃなく「何がなんでもやり遂げる」というアピールが必要だったんです
前の選挙ではそれが足りなかったと思います
>大胆かつ具体的な公約を掲げ、私も党代表として、これらのことを強く訴えました。
確かに具体的な数字をあげてましたが、自民党の公約だって曖昧な部分ばかりではありませんでした。
「~を見直す」「~に向けて案を作成する」みたいな曖昧なところがあるのはお互い様でした
今の民主党の混乱をみても、実現力という点で信頼されないんじゃないですか・・・?
私たちは、政策だけを見て選ぶわけではありません。
投稿情報: L | 2006/04/08 04:37
国債や増税に頼らず、先ず歳入の削減を行うべき。
遣り繰りは資金が無いから行うもの、
手元にお金があれば、対策に真剣さが欠けるのでは。
投稿情報: tokumei | 2006/10/01 15:09
霞ヶ関が立案する補正予算の施策にどれだけの波及効果があるのだろうか。本予算要求の段階でこぼれた施策が復活したり、政策のキーワードや冠をつけてふわふわした心地よい説明で予算枠を確保しただけの(内容後付けの)各省庁各局各課の取り敢えず枠取った予算など、仕事をしている振りにすぎない。この国をどうするのか。
無駄遣いは確かに排除すべき。しかし、各々の施策で無駄を排除する視点のほか、中長期的なメニューも考えるべきではないか。将来の日本はどうあるべきか、そのために行政および組織(中央、地方)はどうあるべきか。行政改革を帰納的に考えるべき時に来ているのではないか。その枠組みを企画立案するのは、もはや霞ヶ関自身では無理ではないか。
投稿情報: barbarian | 2009/04/29 23:52