まだまだ残暑が非常に厳しく続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
私は週末地元に戻って、地元の活動を本格的に再開しました。これから地元につきましても、座談会などをなるべく開催して、しっかりと地元の皆さんを通じて、有権者の皆さん、国民の皆さんとの、コミュニケーションを取っていきたいと思っています。
いつも思うのですが、最も率直なご意見を言ってくれるのは、地元の皆さんです。したがって、オープンセミナーや座談会といった形でなるべく多くの方々と膝を突き合わせてお話をできる機会を作っていきたいと思いますし、そのことは私の政治家としての大きな財産になる。
常に民意はどこにあるのかということを、しっかりと認識をさせていただきながら政治活動をやっていきたいと思っています。
さて、現時点ではまだ安倍新内閣の陣容は固まっていませんが、党三役は決定しました。私が、安倍総理にお願いしておきたいことは、国会でしっかりと議論できる、少なくても閣僚について議論できる人を揃えてもらいたいということです。
安倍内閣の下での予算委員会は、私は非常に期待外れでした。きちんとした議論ができる閣僚は、いないとは言いませんが、少なかったように思います。そして、高飛車に自らの意見を述べるだけ、相手の発言に耳を傾けようとしない、それは中身がないから発言に耳を傾けようとしないということになるんだと思いますが、そういった閣僚が非常に多かったと思います。
是非、しっかりといい議論ができる、そして、相手の意見に対しても、それが中身のある正しいものであれば、しっかりと耳を傾け、謙虚に聞く姿勢を持つ、そういった大臣を期待をしたいものだと思っています。
私は、ようやくカンボジア、ミャンマーでの疲れが取れました。本当に現場で頑張っている、そういうNGOの皆さんの努力には頭が下がる思いですし、日本だけではなくて、ミャンマーでも、カンボジアでも、その中で家族の生活のために、あるいは自分たちのために、一所懸命に汗を流して働くそういう人たち、そこにやっぱり政治の基盤はある。そういうことを改めて感じさせていただいています。
実は今晩遅く北京に飛んで、日本の「言論NPO」と中国側のマスコミが主催する、「北京-東京フォーラム」に参加します。大変忙しい日程ですが、パネルディスカッションに参加をしたり、あるいは15分ほどスピーチをすることになっております。
そして、それを途中で切り上げて、毎年私が参加している「日韓フォーラム」、今年は釜山で開催されますが、そこに後半出席し、木曜日の遅くに東京に戻るということになっております。
アジアをしっかり見るというのは私の今年の課題の1つで、そういう意味で短期間の間に、ASEANの中でもまだ経済開発がうまく進まずに非常に厳しい状況にあるミャンマーやカンボジア、そして、方やかなり経済開発が進んで、場合によっては日本と肩をならべるだけの発展状況になっている韓国あるいは中国、そういった国を訪れ、意見交換をできるということは大変意味深いことだと思っています。
また韓国や中国については帰り次第皆さんにご報告を申し上げたい、金曜日のこの場でご報告できるのではないのかと思っています。
金曜日には民主党の常任幹事会や両院議員総会も予定されています。新しい執行部の下でしっかりと、小沢代表にリーダーシップを取って頑張っていただききたいと思います。
私は従来と同じように、執行部に対して、それを外側からしっかりと支えていく、そういう姿勢でこれからも挑んでいきたいと思っています。
内閣の顔ぶれが出揃い、これからしばらくの間、日本を背負っていくことになるのですが、あまりに媚を売りすぎているように思うのは私だけでしょうか?
自民党で小泉さんの剛に対して、柔の印象の安倍さんで国民の人気を得たからと、自民党の中でも馴れ合いで首相の座に着き、なあなあで内閣を決め、決めた内閣が国民からそっぽを向かれたと言って、また、内閣の人選で調和を取る。
国民の意識を尊重するのは結構ですが、内面にばかり意識が行くと、遠くのものが見えなくなります。今の安倍政権の、あいまいさは世界には通用しません。まして、インド訪問をある意味、私的に(?)利用した印象を持ってしまいます。
幼さばかりが目立つので、世界と対等に向き合うには短命内閣であることを願っています。
投稿情報: 斜家庵 | 2007/08/28 08:52
岡田先生のされているNPO活動というものは、地味で変哲もなく見えますが、実は、案外テロ対策につながっているのではないかと思います。タリバンなどは、テロを仕掛けた後、国境伝いの部族にかくまわれるなどという情報も新聞にでていました。貧因、治安の悪さなどというものと知識不足がテロを生む温床にもなります。アフリカでかまどの使い方を教えたり、食事前に手を洗うことを提案したり、そのような日常の地味な積み重ねが、人間の健康な生活と人権を守る土壌を作ると思います。南京大虐殺70週年にも当たる今年、中国に行かれるのも意味深いことだと思います。自民党の政治家は、自分達と経済界トップと一部超富裕層の利益を国益と称します。我々一般国民の目線で政治を考える岡田先生に期待します。
投稿情報: 地球人 | 2007/08/28 09:48
寸暇を惜しんで、アジアの多くの国々を訪ねておられる岡田さんに敬服の念をいだきます。ここ数年の間に、アジアの国と国との経済的なつながりは急速に深まり、国境を越えて人とモノと情報とが頻繁に行き来するようになりました。唱えられた当初は画餅にすぎなかった東アジア共同体という発想も、今や現実のものとなりつつあります。そのような中で、岡田さんが「アジアをしっかり見なければならない」とされていることに希望を感じずにはいられません。ありがとうございます。
安倍さんやその前の小泉さんのような覇権主義的な態度では、早晩、日本が東アジアの孤児と化してしまうことは必至です。日本には、偏狭なお国意識に囚われている暇などなく、韓国や中国をはじめとする他の国々と協同し連携してグローバルな時代に対応していく必要があると思います。そのリーダーとしての務めを、私は岡田さんに期待しています。
投稿情報: 田中裕喜 | 2007/08/28 12:53
ミャンマーおよびカンボジア歴訪ご苦労さまでした。
ところで、安倍首相のアジア諸国訪問はインドや豪州などと将来的な安全保障を模索するためのようです。中国をけん制するという意味ですべてを否定はする気にはなりませんが、ASEAN+3から逃げ出しているように見え、それでいて中国を刺激することにしかなっていないようです。
アジアでの中国独走を抑えるには隣国である韓国の協力が必須で、それにこそ価値観外交が役立つのではないでしょうか?
中国ではダルフール問題についても取上げて頂ければと思っていますが、もう機上の人でしょうか?
中国の民主化を促すために、民主党は魏京生氏達や虐げられている少数民族の方たちを支援することなどに積極的に取り組んでほしいものです。
しかし、すぐに中韓訪問とはそのバイタリティーに恐れ入る限りです。
投稿情報: 讃岐の親方 | 2007/08/28 15:42
生活一番は、憲法25条健康で文化的な最低限度の生活そのもの。
日本だけでなく、世界の人権を考える岡田先生の大局的視点には頭が下がります。健康的で文化的な最低限の生活は、戦争があったらできません。やはり9条は大切です。これは、小田実さんの「中流の復興」からの受け売りです。
政府が国益と言ったとき、自民党政治家の利益か、我々庶民の利益か、よく考えなければと思います。
投稿情報: 地球人 | 2007/08/29 11:33
初めて政治家の人のブログ見ました。
テレビに出てる人以外の人は、普段どんな活動してるのか、あまり伝わってこないため、こうゆうブログは、いいと思います。
頑張ってください。ネット難民になりそうな、27歳でした。
投稿情報: ネット難民 | 2007/08/30 02:36
副代表おめでとうございます。
小沢さんの執行部人事に関心しています。ポイントが効いていてとても上手だと思いました。
民主党の力で今までよりもよりよい日本になってくれる事が夢です。
岡田さんはこれからも今までどおりに歩んでいってください。
投稿情報: りこ | 2007/09/01 10:13