いよいよ国会も代表質問が終わり、来週からは予算委員会ということになりました。予算委員会の筆頭理事として、与党側と時間あるいは質問の順番などについての詰めの作業をしてきましたが、おおむねまとまりました。
火曜日(10月9日)から3日間、総理にすべて出ていただいて、総括的な審議を行うということになりました。是非いい議論をしたいと思っています。
3日間のうち、最初の2日間はテレビが入ります。この2日間、初日は1時間15分しかありませんが、ここは長妻さんに年金を中心にしっかりやってもらう。水曜日(10日)には菅さんにトップバッターに立っていただいて、その後は馬淵さん、前原さん、そして私と、それぞれ1時間10分から1時間半の時間で、総理はじめ閣僚と討論を行うということになりました。
3日目(11日)も我が党の予算委員の中で、大変強力なバッターを揃えて、木曜日についても頑張ろうと思っています。
なお、予算委員会はこれで終わりではなくて、集中審議をどこかでやるということも確認をしました。政治とカネや年金などいろいろな問題で、これからさらに新たな事実が出てきたり、議論が深まったりすると思いますので、予算委員会でも総理を呼んで、集中審議もしなければならないと思っています。
私自身は予算委員会で取り上げようと思っているテーマは、総括的な福田総理の基本姿勢、あるいは経済財政についての基本的な考え方、そういったことがひとまとまりです。
総理も代わり、安倍さんのときとはかなり変わってきました。どこがどう変わったのかということを、経済財政あるいは政治そのものについて明確にしたいと考えています。その上で、インド洋における自衛隊の活動の問題、これは我が党では鉢呂さんが中心となって、週に何回も関係省庁を呼んで、議論をしてきてきます。
話をすればするほど訳が分からなくなるというのが私の率直な感じです。最初はインド洋で展開している海上警備行動のようなものに油を補給しているということだったのですが、決してそれだけではないということが次第に明らかになってきました。
そういったことについて、まず事実を明確にするという視点で、しっかりと議論をしていきたいと思います。
そしてその上で、新法を作るにしろ、あるいはいまの法律を延長するにしろ、いまの活動をそのままダラダラ続けていくということはないということを明確に主張していきたいと思っています。
そして、もう1つ私が是非やりたいと思っているのが、地球温暖化の問題です。これは非常に重要な問題です。世界の政治の中では最も重要なテーマの1つだと思います。今年の、そして来年のサミットでも大きなテーマになることは間違いありません。
残念ながら代表質問ではあまり温暖化の問題は議論されませんでした。したがって、この問題をしっかり取り上げて、日本がリーダーシップを取れるように、そういう視点から議論をしていきたいと思っています。
いずれにしても、予算委員会は火曜日から始まりますが、いつものことながら準備に非常に時間をかけています。全体の予算委員会の日程が3週間ほどズレましたので、この週末は兵庫県と地元で予定はビッシリですが、その合間を縫って最後の質問の仕上げをしたいと考えています。
大分寒くなってきましたので、私もちょっと風邪気味ですけれども、皆さんもお体に気をつけていただきたいと思います。
秋の美味しぃものをぃっぱぃ食べて、栄養っけて、風邪を早く治して質問頑張ってくださぃね。
岡田さんの風邪が早く治りますょぅに…
(^-^)g"
投稿情報: ☆イチゴアイス | 2007/10/06 00:13
世界規模で、自然破壊が進んでいます。我が日本でも予算執行のための無駄な工事をやめて、温暖化をはじめ自然破壊をくい止めましょう。岡田さんのご健闘をお祈りいたします。
投稿情報: かもねおじさん | 2007/10/06 14:56
ブログから岡田さんの生真面目さが伝わってきて、信頼感を持ちます。
民主党HPをみても、自民党の遣り口ズルズルなし崩し狡猾体質が伝わってきます。
もう姑息な悪知恵だけの政治では、立ち行かなくなっているのに、自民党にはその自覚がない。
TBSラジオ13時からのストリーム、コラムの花道(14時から)、カツヤまさひこサンの政治批評はとても面白い。
NHKの自民党広報みたいのとはちがいます。是非、聞いてみてください。
それにしても、自民党の議員で掲示板持っている人いるんでしょうか。
福田さんはご意見メールコーナーもなかったような。
そのような態度に、国民のことなど考えていない自民党の姿勢が浮き彫りになります。
投稿情報: 地球人 | 2007/10/07 08:32
10月7日(日)PM7:30~
四日市市 集会所にて
住民との座談会に参加しました
岡田氏の政治方向が理解出来ました。
質問に丁寧に分かり易く説明して頂き有難うございました。
10月10日(水)の予算委員会での質問テレビの前でしっかり聞かせて頂きます。
いつもエールを送っている私達を忘れないで!
投稿情報: FJC なお | 2007/10/08 11:30
【自衛隊の役割について】
最近の自衛艦によるインド洋における給油活動並びにテロ特措法に関する報道に接して、感じたことを投稿させてください。
岡田さんがおっしゃられたように、まず何よりも政府に情報開示を求め、事実を明確にすることが重要だと思います。政府が情報を開示しないことは、事実上議論を拒否し、主権者である国民に判断をさせないことになると思います。シビリアン・コントロール(国会・国民による防衛政策の民主的統制)の重要な要(かなめ)は、情報の開示だと思います。
そして、十分な情報開示を前提とした上で、もうひとつのシビリアン・コントロールの重要な要は、国会を中心とした国民的議論だと思います。私は、現在、日本は、自衛隊の役割について、オープンで国民的な議論をすべき状況にあると思っています。国民の福利・自由・安全を守り、実現するという観点から、自衛隊の役割を日本の国土を守る専守防衛のためだけに限定すべきか、あるいは、その役割に加えて、自衛隊に国際的な貢献をする役割も担わせるべきか、どこまで担わせるべきか、議論をすることが必要だと思っています。自衛隊の性格・位置付けについて、国会を中心に、オープンで国民的な議論をすることが必要だと思います。
実は、自国の軍隊について、どういう役割を持たせるべきかという議論・合意というものは、どの国においても、行われているようで、意外に行われていません。現在、日本だけではなく、多くの国が答えを模索中です。
現代の軍隊は、様々な役割を果たすことが期待されています。伝統的な国土防衛・専守防衛活動以外に、国際的な平和維持活動(PKO活動)、麻薬に対する戦争、テロに対する戦争、国際的人道援助、国際的災害援助などがあります。
それらの役割のうち、国民の福利・自由・安全を守り、実現するという観点から、どの役割を自衛隊にも担わせるのか、あるいは担わせないのかについて、個別的な事案・個別的な法律に基づき、オープンで国民的な議論をすることが必要だと思います。
そして最後に大切な要は、政治が国民に問いかけることだと思います。自衛隊の役割を、伝統的な国土防衛の役割にとどめるか、国際的な貢献の役割も担わせるか、どこまで担わせるか、明確に問題提起をして、最終的に、国政選挙で、国民の判断を仰ぐべきだと思います。国会・国民による防衛政策の民主的統制のためにも、各政党は、はっきり自分たちの立場を明示し、与党と野党で争点を明確にし、国政選挙で、国民の判断を仰ぐべきだと思います。
委員会における質問がんばってください。
投稿情報: Abraham_Lincoln | 2007/10/08 17:57