民主党の両院議員総会が開かれまして、そこで菅総理が、参議院選挙中の自らの消費税に関わる発言、もちろん、消費税を上げると言ったわけではありませんが、それが、上げると報道されたり、あるいはそう受け止められたことが敗因につながったということをお話しになり、陳謝されました。
私は前から、この選挙の敗北の原因は、その消費税に関するものだけではなくて、いわば、民主党が政権を取って以来のこの10カ月間の業績評価であり、消費税の問題が唯一の原因であるというのは明らかに違うと申し上げています。
しかし、菅総理はそういった点には触れることなく、自らが責任を感じているということをおっしゃって陳謝されました。
さて、このことについて様々な発言がありました。その中には、場合によっては、執行部や菅総理が責任を取れという発言もありました。
こういう発言は民主党においてはよくなされます。もちろん、いろいろな意味での責任は、私も含めて感じなければいけないと思いますが、我々は国民の皆さんに投票していただき、政権を担っています。
重要なことは、いかにしてこの国を担っていくかということであり、総理や執行部にだけ責任を押し付けて「辞めろ」というだけでは何も出てこないと思います。
もちろん、そういう責任を追及する意見があってはならないとは思いませんが、それがあまりにも続いたことは、国民の皆さんから見たときに、「民主党は何をやっているのか」と失望感を買ったのではないかと思います。
いろいろな調査を見ても、総理が「代わるべきだ」という意見は、そう多くはありません。そして、何が原因かというときに、消費税のことも原因の1つですが、その他にも、政治とカネの問題など、いろいろな問題がある。その中には、もちろん普天間飛行場移設の問題もありますが、いろいろな原因が挙げられています。
我々民主党の議員1人ひとりが、今回なぜ負けたのかということを、人のせいにするのではなくて、自らの問題として深く考える必要があると思います。
そして、同じ条件の中でも当選してきた人たちもいます。一方的に他人のせいにだけするのではいけないと私は思います。
いずれにしても、選挙の総括は総括として、これから、国民の皆さんに対して責任を負う政権与党として、しっかりと前を向いて前進していかなければいけないと思っています。
※ブログの動画版はこちら
さて、このことについて様々な発言がありました。その中には、場合によっては、執行部や菅総理が責任を取れという発言もありました。
こういう発言は民主党においてはよくなされます。もちろん、いろいろな意味での責任は、私も含めて感じなければいけないと思いますが、我々は国民の皆さんに投票していただき、政権を担っています。
重要なことは、いかにしてこの国を担っていくかということであり、総理や執行部にだけ責任を押し付けて「辞めろ」というだけでは何も出てこないと思います。
もちろん、そういう責任を追及する意見があってはならないとは思いませんが、それがあまりにも続いたことは、国民の皆さんから見たときに、「民主党は何をやっているのか」と失望感を買ったのではないかと思います。
いろいろな調査を見ても、総理が「代わるべきだ」という意見は、そう多くはありません。そして、何が原因かというときに、消費税のことも原因の1つですが、その他にも、政治とカネの問題など、いろいろな問題がある。その中には、もちろん普天間飛行場移設の問題もありますが、いろいろな原因が挙げられています。
我々民主党の議員1人ひとりが、今回なぜ負けたのかということを、人のせいにするのではなくて、自らの問題として深く考える必要があると思います。
そして、同じ条件の中でも当選してきた人たちもいます。一方的に他人のせいにだけするのではいけないと私は思います。
いずれにしても、選挙の総括は総括として、これから、国民の皆さんに対して責任を負う政権与党として、しっかりと前を向いて前進していかなければいけないと思っています。
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全くその通りですね。
岡田さんは選挙の敗北理由をある程度分かってらしゃる。
消費税の発言問題など初めから関係はなかったんです。民主党の政策、人災とでもいうべき個人個人の行動に国民がNO!を突きつけた結果なんです。
今の民主党は己の保身や利益にしか興味の無い、国に対する「口蹄疫」だと思ってます。
日本という国を掻き乱し、悪いものだけ撒き散らすだけ。
もう少し日本国というのを考えてみてはどうですか?このままでは民主党が野党に戻るより先に、日本が財政破綻で潰れてしまいますよ?
まだ23歳の若造なので拙い文章だと思いますが、政治家の方々より日本の事を考えているつもりです。
どうか日本をちゃんとした道に戻してください。お願いします。
投稿情報: ナナシの権兵衛 | 2010/07/31 00:42
テレビで、執行部や菅総理の責任を追及している人達の姿を見て、「この人たちは、政権与党として、国民から担わされている一分一秒を、一体何だと思っているのかな、、。」と、騎馬戦の馬が崩れていくような、かなり焦るような気持ちになりました。
その人たちは、ぼんやりとしながら、指の間から、日本国民の大事な労働やら時間やらお金やらチャンスやらを、なんの気兼ねもなく落とし続けても平気である人たちなのでは、、とさえ感じました。
せっかく菅総理を中心として新たにやって行こうとしているというのを、まるで砂の城を無邪気に壊すかのように、簡単に崩そうということを口にするなんて、言語道断です。岡田さんがおっしゃっているように、日本の国益を損なう、ということを「感じとれない」のであれば、それはもう寝ぼけているとしか思えません。こんな、色々と危機的時代でなくても、そんなことは国内的にも対外的にもあってはならないのに、いまや、そんなことをやっている猶予は全くないはずだと思います。ましてや、岡田さんがおっしゃるように、事実、絶対的失態があるわけでもないのに責任だのを大声で叫ぶなんて、本当にその時間がもったいなくて、そんなことより、その「責任」という二文字を言う時間を、実際に国民生活の向上の為の何かに使って頂きたいです!
そして日々日本の為に本当に奔走していらっしゃる岡田さんの時間をそんな言葉を聞かせる為に使うなんて、そんなくらいなら、休憩のおやつタイムに使って頂きたいというものを、、!
また、付け加えると、私はこの数年、日本全土に妙な姿で広がってしまった、「責任」という言葉に辟易としています。今や、誰も彼もが「すぐさまある特定の人間に押し付ける」為に「責任」と言い、その結果、「押し付けられるのから逃げる」為に、ほんの僅かの責任から逃れるのに必死です。
色々な事故があったときにそれは顕著ですが、私たちの日常でも、半分以上のお医者さんは後から責任を取らされるのを恐れて、最悪の症状の可能性を平気で患者に話して悪魔のように怖がらせてくれますし、美容師さんですら、いきなりショートヘアにしてまとまりがつかなかった場合の責任が取れないとして、驚くほど徹底的に慎重な態度をとって、なかなかお願いした通りの珍しくもない普通の髪型にしてくれません。
そんなことよりも、運の悪さによる不幸や失敗があったとしても、それらを専門家としての普通の心ある態度と言葉で、後から落ち着いて説明してくれるのであれば、その人たちが戦々恐々とするほどの責任なんて普通の感覚ならば追及するものではないと思うのですが、、。
菅総理も、そういう意味で、今回のことは陳謝されたのかもしれませんが、世の中に蔓延している、「責任」という言葉を、まるで天から与えられたカードのように無制限に安易に使う風潮が、殺伐とした人間味のない状況を引き起こしていることは明らかで、その言葉を使い、そしてそれに小ざかしく振り回されるツケというのは、実は大きいのだということを、心して頂きたいものだ、と思いました。神様だけでなく、国民は静かに見ていると思います。
それにしても、この「失敗があれば、すぐに責任を誰かにとらせようという風潮」が、あちこちで、ますます経済的にも日本を縮こまらせる一因になっている気がして、そのことがいつでも心配です。「失敗」がなければ、どんな事業も成功しないのではないかと思うので、懐大きく、失敗を許す社会にならない限り、日本が再び元気になることは難しいのではないでしょうか、、。豊かさを経ている世代や、今の若者達の特徴として、失敗をただでさえ恐れるという個々人の性向もあるという状況の中、大々的に、失敗を包み込んでくれるそんな世の中になってほしいと思います。
投稿情報: レイ | 2010/07/31 00:54
同じ党内で責任を擦り付け合ってる場合じゃないです。一致団結しないと、バラバラになっちゃいますよ。
消費税関連の事だけが敗因と思っている人が党内にいるなんて、がっかりです。そんなちっちゃい事じゃないでしょう。もっと色々見直さないといけないところがあるでしょう。
仲良く出来ない党なんて、嫌いです。
投稿情報: いいちこ | 2010/07/31 11:29
これから政権与党としてどう責任を全うするのか、期待するところです。課題は山積みですね。一つ一つ方針を立て、国民の目に見え、実感できるような方法で解決し、前進させてほしいものです。
私は、民主党に欠けているものは、「約束したことは、しっかり守る。」という人間関係を繋ぐ最も大切なもの「信頼」の欠如だと思います。政治家として最低持ち合わせていなければならないものが、民主党議員に今必要だ思います。国民との信頼回復に必死にならなければならない時期に民主党内で権力争いしている場合ではないでしょう。これまでに裏切ってきた約束事をもう一度精査し、今度は絶対に全うできるような対策や方針を練り上げ、果敢に課題解決していくべきです。民主政権が誕生したときの気概をもちましょう。革命政権である原点に。良い政策には、大勢の協力や応援団が、自然にできるものです。そういった国民の支持的風土を作り上げ、次々と政治解決していけるはずです。民主主義を基本とした本格的な政治を期待しています。
投稿情報: Tsuyoshi Tanida | 2010/07/31 16:06
両院議員総会の模様をテレビで少をしだけ見ましたが、やはり、責任を取って辞めるべき… の発言は発言者の不満、イライラ感が強く出ていて決してあまり気持ちの良いものではありませでした。
民主党から受ける一般的な印象はクリーンで颯爽とした…だと思います。停滞感、閉塞感から抜け出したい、そんな期待から政権交代が起きたと感じられます。
G20では日本が例外扱いされましたが、日本が抱える莫大な財政赤字、景気回復にどのように対峙するのかなど待った無しのこと、
日本が得意とする自然科学における基礎研究(山中教授によるIPs細胞の発見も地道な基礎研究の積み重ねにろりなされました)、匠の技の継承(これがハイテク産業に生かされます)こういった分野に予算をしっかりつけて欲しいと思いますし、国民一人一人が自立、努力をして誇れる日本にが基本ですが、これからの前向きな政権運営に期待をしたいです。
投稿情報: 楽友 | 2010/08/02 02:13
民主党の両院議員総会をインターネットのライブ配信で拝見し、国民の一人として感じたことをお伝えさせてください。
1. 政権交代という大きな目標を達成したあと、民主党は、党としてのアイデンティティが不明確な状態にあると思います。そのため、両院議員総会でも、各議員に、共通の理念、まとまりがなく、バラバラな状態です。
民主党は、保守とリベラルという対立軸に基づき、民主党らしさをもう一度徹底すべきだと思います。保守は、「既得権益・伝統の保護」「自助努力」「峻厳な姿勢」という特性を持ちます。リベラルは、「進歩・改革」「弱者保護」「寛容な姿勢」という特性を持ちます。
改革は、まだ始まったばかりです。民主党がリベラルの立場を徹底し、保守との戦いを続けることで、民主党議員全体に、リベラルとしての一体感が生まれます。その上で、党内で率直に意見を交換することが、建設的な合意形成につながると思われます。
2. 参議院選挙の敗因の総括を、執行部自身あるいは両院議員総会で行なうことは、客観性や議事進行の点で難しいかも知れません。そのため、たとえば、国会議員5名、外部有識者5名程度で構成される検証委員会を設け、そこで冷静かつ客観的に参議院選挙の敗因について検証を行なうとすることがひとつの方法かも知れません。
その上で、検証委員会から両院議員総会に報告書を提出し、それをたたき台にして議論を行ない、最終的に両院議員総会において多数の承認が得られるまで検証を行なうとすることが考えられると思います。
3. 現在、民主党は、どの時点のマニフェストを実現するのかが分かりづらくなっています。たとえば、ホームページでも、2010年のマニフェストが掲示され、2009年のマニフェストが参照しにくくなっています。
マニフェストは政権公約です。民主党は、2010年のマニフェストだけでなく、常に2009年のマニフェストに立ち返りつつ、国民の直近の意思を察知し、政策の検討を行なうべきであると思います。
その際、民主党は、政府・執行部であれ、党内であれ、特定の個人に権限を集中することなく、政調会機能を活性化し、党としての政策議論をより深め、進めるべきです。自由でオープンな議論は、最善の選択肢を導き、大きな過ちの回避を可能にするからです。
仮に政調会の部門会議で結論がでないときは、部門会議から少人数の検討委員会を選抜し、そこで妥協案をじっくり検討し、再び部門会議にはかるという方法が考えられると思います。そして、国民に対する丁寧な説明が必要です。
4. 今回、両院議員総会で各議員から菅首相に対し、非常に厳しい意見が出された背景には、菅首相が直前まで財務大臣を務めていたこと、唐突な消費税発言、国家戦略室の縮小、シーリング枠設定など一連の事実から、菅首相が財務官僚に取り込まれたのではないかという疑念を持たれたことがあると思います。そこで、菅首相は、その疑念を払拭し、党内の結束を実現するため、これを契機に、予算編成および修正について、国会・委員会に大幅に権限を委譲するということが考えられるかも知れません。
これまで、日本の予算編成は、大蔵省・財務省主導の下、概算要求、財務省原案、復活折衝、大臣折衝という流れを何十年間も続けてきました。そして、国会・委員会では、ほとんど予算修正がされず、与党が多数の力で、政府提出予算をそのまま承認するということが行なわれてきました。
民主主義の下、本来、予算の決定は、立法府の最大の権限のひとつです。現行憲法も、予算は国会が議決するということを定め、予算の決定権限を国会に委ねています。そこで、国民の目に見える国会・委員会の場で、具体的な予算の編成・修正作業を行い、財務省でなく、国民の代表である国会議員、そして究極的には、国民が、予算決定の主導権を持つようにすべきだと思います。
投稿情報: Publius | 2010/08/02 17:10
毎日本当にお疲れ様です。よくブログを読ませて頂いております。岡田さんがおっしゃる通りだと強く感じたので投稿させて頂きました。政治の世界を見ていると、いえ今の日本人は本当に、何かあったらすぐ人のせいにする、責任を取れと騒ぐ、意見の違う人を徹底的に批判する。なぜ助け合わないのでしょう?なぜ協調しようと努力しないのでしょう?勿論強い信念、意見を持つのは立派な事です。議論は非常に有効であると分かります。でも批判しあっているだけでは溝は埋まりません。せっかく国民が信頼して投じた一票一票で選ばれた政治家が集まり、しかも有能な方々が沢山いらっしゃるのですから皆で知恵を絞って協力しあって、助け合って少しでも日本をいい国にするよう頑張って欲しいとつくづく感じます。皆が決めた民主党政権そして選ばれた菅総理、皆で協力しましょうよ!
投稿情報: エリ | 2010/08/02 21:36
敗因は、コミュニケーション不足だったのではないでしょうか?
民主党の党内事情は知りませんが、報道を見る限り議員の皆さんはみんなバラバラなイメージがありました。
そして国民とも同じように、意思の疎通を欠いているようにも見えます。
例えば普天間の問題では、どうして朝鮮半島などに対しての「抑止力」についての説明がないのですか?
民主党はちゃんと、国民とコミュニケーションをとるつもりですか?説明だけじゃ、もちろん足りません。
国民も議員もみんなバラバラで、日本は大丈夫なんでしょうか。
投稿情報: 海 | 2010/08/03 20:59
補足です。
特に民主党の支持はしていませんが、民主党政権がもっと長く続いて、自民党政権とは違った結果を残して欲しいと願ってます。
本当は派閥や政党にとらわれない政治家が増えるといいなぁとは思うのですが。
投稿情報: 海 | 2010/08/04 13:36