今日、8月20日の閣議において、外務省の人事が決定されました。事務次官以下、局長クラスの大半が代わるという、非常に大幅な人事になりました。
いままで1年間一緒にやってきていただいた薮中事務次官が退任され、そのあとに、外務審議官をやっておられた佐々江さんが後任の事務次官になられます。
そのほか、それぞれ局長クラスで、今回違うポストに就かれる方や外に出られる方、海外の大使館などから本省に戻って局長に就かれる方など、かなり大幅な人事になりました。
こういった人事のときに、「政治主導」ということがよく言われます。もちろん、人事権は最も大きなトップの権限ですから、それを行使することは、言うまでもなく非常に大事なことです。
ただ、それは十分に客観的な評価を踏まえたものでなければならないと、私は思います。
役所がいろいろな案を作って、私は、それを基本的にあまり細かいことは言わずに了解しました。ただ、私が了解した原案は、事務方が練り上げたものですが、人事は、「誰が見ても大体これぐらいだろうな」という線はあるもので、それをむやみやたらに変えてしまうのは、私は必ずしもいいものとは思いません。
薮中事務次官には、局長クラスに関しては、私なりの評価や考え方を伝えてありましたので、そういうことも織り込み済みのうえで一案作ってもらったと思っています。
外務省の場合はやや特殊かもしれませんが、海外で大使などをやっておられる方とは直接言葉を交わすことが非常に少ないわけで、そういった方々の中で、誰を局長クラスに持ってくるかという場合には、必ずしも私自身が判断する材料を持っているわけではありません。そういった、他の役所とはちょっと違うところがあります。
そういうことも含めて私は、私の考え方が反映されたうえで、事務方が作ってきた案について、基本的にそれで問題はないと判断したところです。
1年間やってきて、それぞれの幹部の皆さんの考え方や仕事の進め方は、ある程度わかるようになってきましたので、そういったことを踏まえて、今回の人事は順当になされたと思っています。
いずれにしても、外務省の職員の皆さんには、「日本の外交を担っている」という思いで、しっかりと職務に100%頑張っていただきたいと思っています。
※ブログの動画版はこちら
ただ、それは十分に客観的な評価を踏まえたものでなければならないと、私は思います。
役所がいろいろな案を作って、私は、それを基本的にあまり細かいことは言わずに了解しました。ただ、私が了解した原案は、事務方が練り上げたものですが、人事は、「誰が見ても大体これぐらいだろうな」という線はあるもので、それをむやみやたらに変えてしまうのは、私は必ずしもいいものとは思いません。
薮中事務次官には、局長クラスに関しては、私なりの評価や考え方を伝えてありましたので、そういうことも織り込み済みのうえで一案作ってもらったと思っています。
外務省の場合はやや特殊かもしれませんが、海外で大使などをやっておられる方とは直接言葉を交わすことが非常に少ないわけで、そういった方々の中で、誰を局長クラスに持ってくるかという場合には、必ずしも私自身が判断する材料を持っているわけではありません。そういった、他の役所とはちょっと違うところがあります。
そういうことも含めて私は、私の考え方が反映されたうえで、事務方が作ってきた案について、基本的にそれで問題はないと判断したところです。
1年間やってきて、それぞれの幹部の皆さんの考え方や仕事の進め方は、ある程度わかるようになってきましたので、そういったことを踏まえて、今回の人事は順当になされたと思っています。
いずれにしても、外務省の職員の皆さんには、「日本の外交を担っている」という思いで、しっかりと職務に100%頑張っていただきたいと思っています。
※ブログの動画版はこちら
新メンバーとのお仕事が始まるのですね。学校でもクラス替えとか席替えがあると、活気が出て、ワクワクして、テンションが上がったものです。
全く違う世界の話ですが(笑)、環境が変わるとやる気が増える事は一緒です。更なるご活躍、期待してます。
私もその人事にこっそり混ざりたい・・・笑
投稿情報: いいちこ | 2010/08/21 14:35
失礼ながらメイルをお送りさせていただきます
人事原案の重視は人となりを把握している官僚の意見であり、これには異論はございませんが、政治主導という言葉には近いものとは思われません
さて、新政権となりあの普天間の問題では、「オキナワ」を全国的問題に立ち上げた以外には大きな進展がなかったと認識しております
そもそも海兵隊は全軍グアムに移転するはずであったものを日本側が利権がらみで留めたというのは周知のことで、防衛・外務官僚及びその他の権益がらみで物事を進めるのではなく、「オキナワ」の現状を日本の「沖縄」に戻すべくアメリカと強い交渉をしていただかなければ戦後は終らないと思います 戦争の記憶のある方々が元気なうちに「オキナワ」から基地を全て撤退させるくらいの意気込みをお願いいたします
戦争体験者がいなくなってしまったら「沖縄」に戻す求心力もうせてしまうでしょうから
また北方領土問題にしても自己保身の強い官僚主導ではなく外交委員長のように元島民のことそして現島民の双方の利益を考え交渉いただき、是非、北方領土返還の大臣といわれるようになっていただけることを願っております
ただこの記事のようにhttp://www.muneo.gr.jp/html/page001.html
北方領土復帰を願う団体が主催しているマラソン大会の後援をしておきながら官僚が一人も参加しないというのはそもそもの意識が低いといわざるを得ません
今後、存在感のある外務相とならんことをせつに願い、応援させていただきたいと思います
投稿情報: 成毛佳樹 | 2010/08/23 17:06
大幅な人事とてもいいと思います。しかしどうしてスウェーデン大使の人事は決まったかだけでも教えて欲しいです。直球で決まったかはわからないんですけど。大幅な人事こそ、マニュフェストに見合った人事であってほしいです。
投稿情報: 民主党支持者 | 2010/08/23 21:51
7月10日の秋田行きの飛行機で斜め後に座っていたものです。うちのかみさんはあなたの大フアンなので物凄くはしゃいでおりました。私もあなたは将来総理大臣になられる方だと思っておりますが危惧する点があります。
貴兄の評判は「生真面目で何事も全力で行う。」と聞いておりましたが、あんな厚みの書類を機内で読み続ける。感心しましたが、それと同時に心配しております。政治家ならば理想論だけではやっていけないし如何に調整していくかという問題点があろうかと思います。それが貴兄の一番不得手な所じゃないかと非常に心配しています。公僕は国民のしもべと言いますが、本人が倒れたらもともこもありません。どうか適当に手抜き(表現が悪いが)をされて公務に臨んでください。己の目標を達するためには健全な肉体が必要なのです。疲れていては駄目!
期待してます。
長橋
投稿情報: 長橋 篤 | 2010/08/30 13:35
個々の仕事をこなす上では皆さん優秀なんでしょうが、本当に日本外交を担ってるような人物なのかは疑問だと思う。
1国防
2経済
3環境
この三つを軸に今後20年間、日本はどうあるべきか、きちんと方向、それに向けての具体的な案が出せる人物が何人いるんですか?特に1,2は重要ですよね。
上に立つ人ならば、これらのしっかりとした自分なりのビジョンを答えられなければならないと思う。
「私自身が判断する材料を持っているわけではありません。」
ここら辺の言葉が本人自身もなにやってんだか分からないという、無責任に通じませんか。
投稿情報: ise | 2010/09/01 21:30