今週(11月29日の週)はいろいろバタバタしましたので、ブログでの語りが滞ったことをお詫び申し上げます。
この国会振り返ってみて、結果を見れば大変残念であったと言わざるを得ません。
とにかく、補正予算を成立させることを第1目標に据えてやってきました。いつかもお話しましたが、補正予算だけを通すなら簡単ですが、様々な法案も少しでも成立させなければいけません。
「ねじれ国会」の中でそのことを考えたときに、まず、補正予算について、元来衆議院、参議院それぞれで2日あるいは3日ずつくらいの審議で可決・成立してきたのですが、野党の要求を受け入れて集中審議などを徹底的に行い、菅総理にも無理を申し上げて、補正予算の成立をとにかく実現しました。これは、成果だと言えます。
しかし、その間、菅総理は連日テレビ入りで国会に登場せざるを得ない。総理としての、国会以外の仕事は(国会の終わった)夕方5時以降に始まるというなかで、様々な国益が害されたと言わざるを得ないと思います。
その審議が内容のあるものであれば、国会優先ですから、私はやむを得ない面もあるかと思いますが、国会の審議については、皆さんご覧のとおりです。果たしてこういった議論でいいのか。
もちろん、すべてが悪かったというわけではありません。いい議論もありましたが、単にあげつらうだけの議論が多かったことも事実だと思います。
そして、補正予算が可決して、衆議院で各法案の審議を行いました。我々の主張は様々ありましたが、野党の要求を受け入れて、大胆な修正にも応じ、そして円満に衆議院を採決して、参議院に送りました。
しかし、ここで議員立法の何本かを除いて、審議が止まってしまったことは大変残念なことです。もちろん、問責という理由はあると思います。しかし、問責を受けた大臣の関係する委員会以外の委員会も止まってしまったことは、非常に理解しがたいことです。
そもそも、問責ということはあるにしろ、これは審議拒否であることは間違いありません。重要な法案を審議拒否して、衆議院では円満に採決したのに、参議院で廃案にしてしまったことをどう考えるのかは、問われなければいけない問題だと思っています。
しかし、いずれにしても、次の通常国会に向けて、野党の皆さんのご協力をいただかなければなりません。これからも、しっかりと努力をしていきたいと考えています。
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大臣に問責決議案が提出されたことも含めて、昨年の1~2月が丁度同じような状況でしたよね。
与野党は逆転してますが。
投稿情報: 鐘 | 2010/12/05 02:56
臨時国会が3日で閉会した時、民主党が今と違う連携を決めたのではないかと嬉しく思いました。それほど私たち国民にとっては日本の置かれている状況は切羽詰まっているように思うのですが。自民党や公明党にそして民主党にも”日本のために団結する”というような人はいないのでしょうか。素人の私たちには理解しがたい現状のように映ります。
投稿情報: baryon | 2010/12/05 04:38
菅総理も、閣僚の皆様も、毎日ギリギリの体力と精神力でいらっしゃったのでしょうね、、本当にお疲れ様でした、、他のお仕事もあるので、実際、想像できないほどの状態でいらしたのでしょうね、、、。
記者会見で、「審議拒否」という言葉を岡田さんがおっしゃってくださって、スッキリしていましたが、まさにそういうことですよね!!大体、問責だなんのと言っていることだけで、私には行き過ぎの行為に見えて許容不可な状況であるのに、さらにそのことを拡大して全てを投げ出すようなことをするなんて、、、、政権奪取を目指しているならば、変な先例を作るだけ作ってしまった後の、ご本人達の将来の同様の苦労をせめて考えて、自重してくださる訳には行かないのでしょうか・・。
それにしても、そのことを考えると、実に勇気があるとしか思えません、、、、ある方たちが同じ目に合った時のお顔とお声がまざまざと想像できてしまいます!
それだけでなく、今の政権に協力的に動くことで、色々と真近に観察をしたり、自分が内閣にいるとした時のシミュレーションができるんじゃないかな、、、とも思えるのですが、そういうことはどなたにとっても魅力的なことではないでしょうか!?
今の、熟議の国会を政府が求めるなんていうこの状況などは、本物の志を持った政治家にとっては特に、素晴らしいチャンスなはずです。
もし有能で野心的で革新的な野党の政治家がいるならば、積極的に、できる範囲協力して、意味ある議論をしたりもして、その効果や結果を実際出していくことで、政府の懐にて野党の身である責任の少ない状態で色々じっくり観察したり練習したりして、政治家としての真の実力を蓄えた後に、政権交代を果たすことがあったら、その効果を余裕で発揮することだってできるかもしれませんよ!?
(危険なことを書いてますかね~・・ちゃんといい人じゃないと困りますけど!笑)
政権交代しなくたって、本当に政治家として、日本の国を良くしたい、、と思っているのなら、熟議をすることでいくつか良い決定がなされる、、というその段階で、十分にお仕事に充実感を感じることが出来て、政治家としてものすごく幸せなことなのじゃないのかな、、、と思ってしまいますが、どうなのでしょう。菅総理は、きちんと話を聞く、、とおっしゃっているのです、、冷静に、きちんとお話になれば、菅政権は、ちゃんと受け入れるべきことは受け入れてくださるはずです、、。諦めて、投げ出さないで欲しいです、、。
ともかく、少なくとも、非協力的で殆ど不正とみえる手段で何かを手に入れても、すぐさまそれは自分に返ってきてしまうか、駄目になってしまうものとしか思えないので、ご自分の身のことも良く考えて、、、、、野党の方たちには、協力して頂きたいです、、。(本当は国民と岡田さんの為にと言いたいですけど、、)
投稿情報: レイ | 2010/12/05 05:04
国会中継見てましたよ(^O^)☆
与野党共々、雑な発言やパフォーマンスにしか見えない質疑が多くて、少しガッカリしました。国民目線にたって政治家たちは頑張ってほしいと思います。その点では岡田さんはパフォーマンス議員よりは信頼できます。来月の通常国会ではひとつでも多くの法案が通るように頑張ってください。
投稿情報: さくら | 2010/12/05 08:35
※渉世浅、点染亦浅。歴事深、機械亦深。故君子与其練達、不若朴魯。与其曲謹、不若疎狂。
安倍内閣時代
・大臣が子供を産む機械などと発言をしたから辞任しろと審議拒否
・憲法改正のために必要な国民投票法で民主案を飲んだら審議拒否
・民主党が出した教育基本法改正案を自民党が丸呑みしたら審議拒否
・参院選で勝った民主党の要求どおりに解散しないから審議拒否
福田内閣時代
・参院選で負けたのに首のすげ替えで福田に変わった。民意を問わないで首をすげ替えたのは民意に反しているから審議拒否
・日銀総裁人事が気に入らないと審議拒否
・イージス艦と漁船の衝突事故の真相究明がされるまで認めないと審議拒否
・後期高齢者医療制度を廃止しない事、ガソリンの暫定税率を復活させた事を理由に問責可決→問責したのだからと以降審議拒否
麻生内閣時代
・民意を問わずに首相が替わることは許されない。解散しないから審議拒否
・定額給付金を撤回しないから審議拒否
・麻生が補正予算案を臨時国会に出してこないから審議拒否
投稿情報: 世ヲ渡ルコト浅ケレバ・・ | 2010/12/05 12:32
野党時代、同じこと、いや、与党がそれに応じてもしつこく嫌がらせを続けたのは民主党でしょう。そしてあなたでしょう。
国民は覚えていますよ。
事務職員さん、このコメントも、「民主主義」の議員のブログであるならば、載せるべきだと思いますよ。
民意無視はFAXや直接攻撃につながるだけですからね。
投稿情報: ルー小塚 | 2010/12/05 12:58
正しい事さえしていれば、それに反対する事は出来ません。だから、岡田氏が幹事長になられた事は、野党にとっては嫌だと思います。揚げ足を取るネタが無いから・・・。困ってるんだろうなぁ・・・。言い返せない。突っつくところが無いよぉ~って。笑
だから、関係ない他の人を話に持ち出して、同じことの繰り返し・・・。そうしている間にも、弱い立場の人間はどんどんこの世から姿を消しています。人間だけじゃない、他の動物も植物も。みんなギリギリになってるのに。
とにかく前に進んで下さい。手遅れにならないうちに。
投稿情報: いいちこ | 2010/12/05 14:38
コメントもしたくない内容。審議拒否が問題だなどと とても言える立場にないことが 分からない。 とは残念なことだ。
投稿情報: そばかす | 2010/12/05 17:47
これ以上この国をおかしくしないでください!!!
投稿情報: ろめお | 2010/12/06 15:00
本当に大変な国会だったと思います。岡田さんは野党によって国会が困難にもなり残念な結果にもなりとお考えのようですが、私は、民主党が小沢さんへの正しい対処が出来ずに、その事が一因となり審議が滞ってしまっている状況だと把握していたので、一人の政治家の存在によって良い舵取りをしてもらえない国民を思い、本当に悲しかったです。
ただ一つ、障害者自立支援法の改正案が通過した事は喜ばしい事でした。私は障害者には縁がありませんが、今回管首相の言う理不尽な世の中から救われた人々が出来た事はその喜びを共有したいと感じます。国民生活に余り影響のない成立しなかった法案をあげつらう報道に対しては、こうした民主党の成果を正しく世の中に発信して欲しいと切に願わずにおられません。
投稿情報: 石川美幸 | 2010/12/06 15:18
一つだけお聞きしたい。
審議拒否され法案が通らなかったことの最終的な責任は誰にあるのでしょうか?
投稿情報: hiroko | 2010/12/10 16:08
7月の参議院選挙の結果を受けて、非常に逆風の中での国会となりましたが、岡田さんも幹事長として非常に苦労が多かったことと思います。
国会の審議の状態について思う事は、ブログの中で岡田さんが書かれたことと、ほぼ同意見です。
会期中、何度か私も国会中継をテレビで見る機会がありましたが、自民党の議員の質問は、一言で言って不毛の極みというべき内容でした。
あくまで私が民主党を支持しているという政治的なバイアスを断っておく必要があるでしょうが、野党時代に岡田さんなどが提起していた議論と、今の自民党の議員たちが提起している議論との間には、質の面で雲泥の差を感じます。尖閣諸島問題以降(それ以前もひどいものでしたが)、より国粋主義的な色彩が増し、議論の中で具体的な一致点を見出すというより、「愛国か売国か」といった、極めて大雑把で見ている方がばかばかしくなってくるような発言が多くなったように感じます。それと日々付き合わなければならない立場にある管総理を始めとする民主党の方々は、よく我慢したな、というのが正直な感想です。
私は昨年の総選挙で民主党を支持しましたし、今年の参院選でも民主党を支持しました。選挙で特定の政党を支持し、一票を投じる以上、その決断には自分自身で責任を持つべきであると、国民の一人として考えています。決して早急に結果を求めてはいません。結果だけを急ぎすぎる態度からは結局は何も生まれないと思います(むろん日本人がみんなこんな風に考えているわけではありませんし、政治思想も個人の自由ですから、こんな風に考えろと言う気もありませんが・・・)。
アメリカのオバマ政権が直面している現状と、日本の民主党政権が直面している現状は非常に似通ったものだと感じますが、「正しい変化」に期待し、その方向性を支持している人間は社会の中にちゃんと存在しているはずです。民主党はそのような期待や支持を形にしていける政党であると私は信じます。
来年の通常国会も頑張ってください。応援しています。
投稿情報: 京都の大学生 | 2010/12/11 10:05
政権と党はどちらも大事だが、党はなくなったら、お前たちは何もない。世論は変わるものだ。
投稿情報: 小泉 純一郎 | 2010/12/13 07:43
>京都の大学生様
それは外交防衛員会でカップラーメンの値段を尋ねるのと、どちらの方が下らない質問でしょうか?
投稿情報: 鐘 | 2010/12/20 22:07