菅総理が任命された、松本龍復興担当大臣が辞任されました。私は平成2年初当選で松本さんと同期です。年齢もほぼ同じ、大変親しい友人として、この件については本当に残念に思います。
特に、松本さんはいままでも防災担当大臣として3月11日以降、官邸の地下に連日寝泊りをして、大震災対応の陣頭指揮を取ってきました。
仮設住宅が遅れることなく出来るように、被災地のいろいろな思いに政府として少しでも応えるために、懸命に頑張ってきた人ですので、私は、復興担当大臣に適任だと思っていましたが、短い時間での退任になったことを大変残念に思っています。
松本さんのことで私が思い出すのは、4月の後半のことだったと思いますが、私のほうで、同期で頑張っておられる閣僚、大畠国土交通大臣や高木文部科学大臣とともに松本さんも呼んで、夜に中華料理を食べたことです。
松本さんは、「外で食事をするのは3月11日以降初めてだ」と言われながら、しかし、疲れも見せずに陽気に話をしておられました。しかし、横から見ていて大変だなと感じたことを思い出します。
この未曾有の大震災の中、大変なプレッシャーの中で仕事をしておられ、まじめな松本さんだけに、大変な思いをしておられたのではないかと思います。
その松本さんですが、村井宮城県知事、達増岩手県知事に対する発言としては適切でない発言が行われ、それが、被災地の県民の皆さんの気持ちを傷つけたということなので、辞めるという決断は残念でしたが、やむを得ないものだと思います。
後任の平野達男さんは、内閣府の震災担当副大臣としてやってこられました。非常にバランスの取れたしっかりされた人で、難しい案件でも、平野さんに任せれば大丈夫だという信頼感を持って、いままで多くの仕事をしてこられました。
副大臣と大臣の立場はかなり異なります。何より国会での答弁は大変難しいのですが、平野さんであればしっかり答弁もこなし、被災地の被災された皆さんとも正面から向き合って、復興に向けて、しっかり大臣としての力量を発揮していただけると思います。
いずれにしても、今回のことで復興が遅れることがあってはなりません。菅総理にも、こういったことを乗り越えて、残された期間、総理大臣としてしっかりと力を発揮してもらいたいと思います。
そして、その菅総理の下で、各大臣はこの未曾有の大震災に対し、復興に向けて汗をかいてもらいたいと改めて感じています。
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昨日、松本復興担当大臣と村井宮城県知事の会談の様子をニュースでみました。
私の身内も今回の震災の被災者ですが、復興を目指し必死に頑張っています。
そんな人達に対し、今回の発言は如何なものかと思いました。
ただ、謝罪の気持ちがあるのならば辞任という形ではなく、1日も早く復興させるべく頑張ってほしかったと思います。
今回の騒動で復興が遅れることなく、後任の復興担当大臣にはより一層頑張って頂きたいです。
投稿情報: gachapin | 2011/07/06 00:09
この件に関してはマスコミ、特に週刊誌などは一斉に菅総理を批判することでしょう。
論調はおそらく「人として最低限の礼儀を・・・」うんぬんだと思われます。
(その言葉、そっくりマスコミ各社にかえしたいものですが!)
確かに松本復興相の発言はほめられたものではありません。ただ知事の態度や発言も(以前から拝見して)「どっちもどっち」とお見受けします。お互いプライドが高いんでしょうか?一般企業同士のやりとりならそのようなことはさらっと流してビジネス(この場合は復興)に焦点を合わせると思うのですが・・・。
菅総理はそのような変な「プライド」のようなものはあまりない、裏表のない方と思っているのですが、今回の件はさすがにこたえたかもしれません。それがひいては復興の遅れになってはそれこそ野党の言う「空白」になってしまいます。
与党からも退陣の声が多く出ているというマスコミ報道もあり危惧しておりますが(もちろん鵜呑みにはしていませんが)、ぜひ岡田幹事長を始め皆様で、雑音を気にせず国政に当たって下さい。
投稿情報: 岸 健一 | 2011/07/06 08:24
自分を「お客さん」という感覚、「オフレコです。書いたらその社は終わりだから」というメディアに対する脅し。
被災地のみなさんはもちろん傷つかれたと思います。私は腹がたちました。そんな上から目線の特権階級意識で復興にあたっているから、うまく進まないんだ!と。
政権内の人々が遊んでいるとか手を抜いているとかは思いません。がんばっている、のでしょう。でも、その際の意識が低ければ、努力の方向性がおかしなものになるのではないですか?
震災後、国民は以前よりずっとしっかり政治家の言動を見ています。政府は国民を助けるつもりはない、と怒る人も増えています。政府の舵取り次第で、日本はまだいくらでもよくなれるはずです。理念ある政治をお願いします。
投稿情報: 石川裕子 | 2011/07/06 10:22
岡田さんのおっしゃるように、やはり被災地の方々の気持ちを傷つけたのであれば、私も辞任はやむを得ないと思いました。
・・ただ、否定的な書き方をする新聞の記事でさえ、ぱっと読むと「ひどすぎる!」と思えても、よくよく読んでいるうちに、「・・言葉と態度は乱暴で無駄な唐突さと意味不明さは見えるけれども、顔見知りの知事の方に対してであり、失敗しているけれど親しみを強調したかったのかもしれず、復興についての話もそうして見ると内容的には責任感と意味と並外れた意気込みが理解できるし、こういう元気で暴れん坊なキャラクターを演じることで、一種の新しいスタイルの『勢いとスピード感と政府と被災地との強い一体感』を復興の過程に持ち込もうとされたのかもしれない。そして、もしそのまま大臣を続けておられたら、それが可能となって復興も目覚しく進み得たかも、、、。」という風にも思っていました。
それで、どうにも非難一辺倒の気分にはなれないなあ、、、、傷ついた方がいらっしゃるのに、ひどいかもしれないけれど、、。と思っていましたら、岡田さんのお友達でいらっしゃるということで、そして真面目でいらっしゃるということを聞いて、あながち間違いでもないかと思いました。
また、岡田さんのお話にある、震災対応に今までどれだけ力を入れていらっしゃったか、、を知ると、菅総理の任命責任をあれこれ言うのは、やや的外れな感じであることが分かりますね。
・・ただ、どちらにしても、ああいう物の言い方は、相手方に受け取った言葉の処理の為にエネルギーを使わせることを丸投げしてしまっているので、必要以上に元気を必要とさせるので、流石にこの先、疲れていらっしゃる被災地の方々にそんな思いをさせるのはどうかな、、とも思うので、、、やはり今回は辞任されても良かったのかもしれませんね。
(・・何か失礼発言をされる度に、お仕置きに、松本さんよりもかなり年配の女性などに、ほうきでお尻を叩いてもらって両成敗!、、、とでもする決まりでも作れば、皆さんの気も少しは晴れて、お仕事もこの先進めていただけたかもしれませんが、、、『世界初のお尻叩かれ大臣』誕生ということで、久々に明るい話題に、、お友達なのに、変なこと書いてごめんなさい!笑)
投稿情報: レイ | 2011/07/06 14:46
松本大臣の辞任は残念です。気骨・男気のある人なだけに、そういうタイプの人は、危機には最適なのです。確かに、常識的に観点からは知事等への言葉・対応の仕方には大人として問題があったと言わざるを得ません。しかしながら、緊急事態には、多少言葉や態度が横柄でもこのように気骨のある人が適任なのです。「ああでもない、こうでもない」と言いつつ、何も決められず、前に進まずにいることが今の日本の最大も問題なのですから。(というより菅総理の人間性としての問題の方があると感じますが)
それにしても、安住さんが公然と、しかも最大級の言葉で内閣を批判していましたが、その気持ち、本当によくわかります。国対委員長の立場でそうした憤懣の言葉そ発しないといけない状態まで気持ちが追いやられたのは国会内では余程ひどい状態なのでしょう。容易に推測できます。私達、一国民の気持ちは、「なさけない」という一言での表現がぴったりなのです。菅内閣は、もう裸の王様状態。一人芝居。その人の言動に振り回され、マスコミはあることないこと話題にする。もう誰も菅総理・民主党を支持していませんよ。だって、小学生でもやらないことを大の大人が、しかも国民を守る与党・内閣が平気で「ほったらかし」をつづけているのですから。一応総理大臣だから周囲は組織上従わざるを得ず、岡田さんも職責上、ご努力をされていることは承知しています。主に野党との協議・調整もよくわかります。でも、ここまで来たら、もうこの状態は、いかなる割引を考慮しても放置はできませんよね。先般も申し上げましたが、岡田さんが菅総理の首に鈴を付けるのが第一優先ですね。そうしないと、国会が再開しても、一切決まらないでしょう。そして国民はさらに不幸になる。特に被災者は。菅総理を支えるべきとの声もあるでしょうが、菅総理は、自ら退任を示唆(総理大臣の言葉は重い)し、それを翻しては与野党から非難されている。非難されるからには何か理由があるから事の大小はあれ、非難するのです。もう子供以下のお遊び・駆け引きはやめて欲しい。それを解決するのが、岡田さんの役目だと思いますが、違いますか?
投稿情報: jrocky | 2011/07/06 18:25
何があっても弁解の繰り返し。
全く「責任」という概念が存在しない民主政権には開いた口がふさがりません。
松本氏がそんなに立派な方ならば辞める理由は何ですか?。
政治家の意味を今少し勉強されるよう進言いたします。
投稿情報: HY | 2011/07/06 21:33
松本元大臣の「知恵を出さないやつは助けない」の発言ですが、知事の皆さんに、今まで以上にさらに努力してほしいという願いからだったと感じました。
「(漁業に関して)コンセンサスを得ろよ」も、地域住民に皆さんを尊重するということですから、内容的にはもっともな発言であると思います。
表現の仕方の問題だけだったと思うので、それだけに残念ですが、松本元大臣には、これからに期待しています。平野新大臣にもがんばってほしいです。
投稿情報: machi | 2011/07/07 09:59
松本前大臣の退任は、誠に残念です。前原さんの場合も、清いと言えば清いのですが、民主党の置かれた現状に対する危機感が感じられないのは誠に残念です。
幹事長のご苦労に対し、深く敬意を払いたいと思います。
菅総理の発想なり行動は、なかなか理解することはむつかしいようですね。
幹事長として多忙を極めておられるとは存じ上げますが、党内を仕切るためにも、官邸には可能な限り足を運び、総理、官房長との意思疎通をお願いします。
国対委員長も野党対策でフラフラのようですが、国の意志の最高決定権者は、当然ながら総理大臣です。亀井代表の発言は、長く国政を担当、見てこられた方の発言としてかみしめたいと思います。
投稿情報: 末岡明武 | 2011/07/07 22:46
岡田幹事長こんにちは。
毎日暑い日が続いていますが、体調等くずされていませんか?
松本龍復興担当大臣の辞任の件、私も残念に思っております。
松本大臣が、宮城県の村井知事におっしゃった言葉は、暴言ではありません。事前に報告があったにも関わらず松本大臣を待たせるのは失礼に値するのでは。
遅れるにしても、担当者の方がきちんと大臣に報告する義務があるのではないでしょうか。
松本大臣に非はありません。
震災以降、ご自宅にも帰れず頑張っておられた方を非難する権利はないと思っています。
投稿情報: 直子 | 2011/07/09 10:33
松本さんは一生懸命仕事をされてきたのでしょう。
しかし今回の辞任劇で確認したいことがあるのです。松本氏の発言は真実であったかどうかということです。つまり、(松本さんの様に正直では無い人々)はうまく演技をしてきたが実際には松本さんの発言どおり、中央省庁が未だに絶対的な権力を握っているのかと言う点です。私が仕事上、役所との接点があった10年前はそうでした。中央省庁から地方自治体への指示はまさに“XXせよ。”といったおよそ民主主義国家とは思えないような命令調でした。その後、地方自治体の活躍が目立つようになって随分改善されたのではないかと期待していましたが、今回の松本氏の発言でそれも極めて怪しく感じられました。
官僚主導の政治からの脱却(明治維新体制からの脱却)が民主党政権成立時の鳩山首相の国民に対する約束だったのではないでしょうか?つまり政治主導によって官僚機構を変革する、ということですが、これが全く実現できていないのでは無いでしょうか?柳沢大臣の失言問題以降この疑念は去りません。もし中央省庁中心の体制が変えられないのであれば、むしろ旧体制の運営に慣れている自民党のほうが良かったと言うことになるのではないでしょうか?
民主党にはもう一度、政治主導の方法を根本から考えてほしいと思います。一案ですが、
専門性の高い分野においては官僚を抜擢して大臣にすれば良いと思います。米国では、
当たり前に行われていることであり、“民主党の理念を行政において実現する“最良の方法とも思います。経営的見地で言えば、株主は国民である。取締役は国会議員であるとすると執行役員は行政ということになります。専門家である官僚に民主党の方向性どおりの運営をさせる。出来ない大臣は勿論即刻首にする。官僚にも優秀で本当に国政について考えている人は大勢います。官僚の上層部については年功序列を廃止して実力主義で大臣を登用する。一方、民主党は各部門(省庁)に強力な管理委員会を設置して行政が政権与党の方針どおり仕事をすることを確認する。
多くの国会議員にとって大臣になることが最終目的となっていることが大きな問題だと思います。この愚かな慣習を廃止して国会議員にとってもっとも名誉のある職は行政管理委員長である様にすれば良いのです。今のように国会議員が大臣として職責を全うする為に部下である官僚に助けてもらわなければいけないような状況では、大きな変革が出来るはずもありません。まさに終末的状況な現内閣ですが、次の内閣ではかかる“実行可能な”思い切った決断をしなければ民主党が政権を取った意味は無くなってしまいます。
もし新政権の元で総選挙を戦うのであれば、“官僚主導からの脱却”をワンフレーズにして国民に問題を提起してほしい。このままでは日本は沈み続けるばかりです。よろしくお願いします。
投稿情報: y浦野 | 2011/07/09 20:08
被災地の方々は被災によってかなりの不幸を背負っているのはわかりますが 義援金を貰うのはあたりまえとか 感謝の念が薄くなってるような気がします。自分のできることすらせずに人にしてもらおうという空気 それを感じたからの発言という気がします。ただ 物には 言い方があり、いきなり そんな発言をせずに 相手を労る言葉の後に言っていれば そこまでこじれなかったと思います。
投稿情報: 山中辰彦 | 2011/07/16 01:32