昨日(7日)、行革懇談会をスタートさせました。
これは、京セラの名誉会長の稲盛和夫さん、そして行政刷新会議の民間のメンバーの皆さんを構成員とする、私の私的諮問機関です。
第1回ということで、野田総理にも出席していただき、冒頭ご挨拶をしていただきました。
この懇談会は、行革について、広く民間の有識者の皆さんから大所高所のご意見をいただくためにスタートさせたもので、現時点では、副総理(内閣府特命担当大臣)である私の私的な懇談会という位置づけです。
ただ、民主党に行革の議員立法(行政改革実行法案)を出していただいていますので、その法律が成立すると、法律に基づく組織に衣替えするということを予定しているものです。
かつては、「土光臨調」あるいは「橋本行革」など、行政改革について、従来からいろいろな試みがありました。
行政改革の責任者として、公務員総人件費の抑制、国有資産の売却、あるいは行政監視機能の再編成などの様々な問題について、今取り組んでいるところですが、その全体をまとめ、大きな方向性をこの懇談会でご議論いただきたいと思っています。
私から冒頭申し上げたことは、「内外の大きな変化、経済のグローバル化、アジアの時代の到来、少子高齢化、そして膨大な国の借金、そういった変化にきちんと対応できる行政でなければならない。効率的で力強い行政を作っていくために、ご議論いただきたい」と申し上げました。
その上で、「強いものが勝ち残るのではなくて、変化によりよく対応したものが勝ち残る。そういう日本政府を目指したい」と申し上げたところです。
構成員の先生方から、非常にいいご議論をたくさんいただきました。その中でも特徴的だったことは、これは稲盛さんも言われ、何人かの構成員の方も言われたわけですが、この厳しい財政状況、民間企業の破たんと言ってもいいかもしれない、そういう厳しい状況の中で、持続可能な財政を作っていくためにどうあるべきか、ということをしっかりと踏まえたうえで議論すべきだ、という話。
それから、公務員が本来持っているはずの志、つまり、公のためにしっかりと役割を果たしたいという志を自覚できるような改革でなければならないと、何人かの構成員が言われました。
非常にいいご意見をいただいたなと思っていまして、次回以降、まず行革の基本的な理念、考え方の整理をしたうえで、具体的な問題にそれぞれ入っていきたいと考えているところです。
各論をそれぞれ進めながら、同時に大所高所からのご議論をいただき、「平成版土光臨調」と言われるだけの、しっかりとした結果を残したいと思っています。
※ブログの動画版はこちら
かつては、「土光臨調」あるいは「橋本行革」など、行政改革について、従来からいろいろな試みがありました。
行政改革の責任者として、公務員総人件費の抑制、国有資産の売却、あるいは行政監視機能の再編成などの様々な問題について、今取り組んでいるところですが、その全体をまとめ、大きな方向性をこの懇談会でご議論いただきたいと思っています。
私から冒頭申し上げたことは、「内外の大きな変化、経済のグローバル化、アジアの時代の到来、少子高齢化、そして膨大な国の借金、そういった変化にきちんと対応できる行政でなければならない。効率的で力強い行政を作っていくために、ご議論いただきたい」と申し上げました。
その上で、「強いものが勝ち残るのではなくて、変化によりよく対応したものが勝ち残る。そういう日本政府を目指したい」と申し上げたところです。
構成員の先生方から、非常にいいご議論をたくさんいただきました。その中でも特徴的だったことは、これは稲盛さんも言われ、何人かの構成員の方も言われたわけですが、この厳しい財政状況、民間企業の破たんと言ってもいいかもしれない、そういう厳しい状況の中で、持続可能な財政を作っていくためにどうあるべきか、ということをしっかりと踏まえたうえで議論すべきだ、という話。
それから、公務員が本来持っているはずの志、つまり、公のためにしっかりと役割を果たしたいという志を自覚できるような改革でなければならないと、何人かの構成員が言われました。
非常にいいご意見をいただいたなと思っていまして、次回以降、まず行革の基本的な理念、考え方の整理をしたうえで、具体的な問題にそれぞれ入っていきたいと考えているところです。
各論をそれぞれ進めながら、同時に大所高所からのご議論をいただき、「平成版土光臨調」と言われるだけの、しっかりとした結果を残したいと思っています。
※ブログの動画版はこちら
こんばんは。
前回の先生のブログに、「行革懇談会」が具体的にどう政策立案されていくのか見えにくいと投稿させていただいた者ですが、「平成版土光臨調」を目指しているのですね。驚きました。
まだ法律に基づいた組織でないためか、メディアではあまり報じられてませんが、よいものに仕上がることを期待、いや先生を含めそれだけのメンバーが揃っているなら確信します。
私はまだ20代前半で、これから大きな負担を負っていく世代にあたりますが、高負担の中にもそこを貫くしっかりとした土台があるなら耐えることができると思っています。高度経済成長期の日本人の勤勉さが称賛されたように、この苦悩の時代を耐え抜いた世代として後々絶賛される世代でいたいです。「行革懇談会」での先生の健闘を願っております。
投稿情報: 翼 | 2012/05/08 23:18
政権交代に期待してきていまや失望にかわりつつあります。なにもかもが中途半端に思えるからです。
この行政改革は必ず目に見える成果を出してください。やり遂げてください。日本人にも自らを変える力があると証明してください。
時間はあまり残されていません。スピード感をもってお願いします。
投稿情報: haru | 2012/05/10 20:08
行革懇談会発足うれしいです。日本の政治経済に影響力のある方にしっかりと議論してほしいものです。
国民に納得できるのは、信頼できるデータに基づく責任ある立場からの政策案です。
消費税という我々にとって痛みを伴うものも必要性と今後の展望のもとで受け入れざるを得ないものになります。
今までの議論ではまだ十分な説得力があるとは思えませんのでもっと分析を深め我々が納得できる説明をしてください。
法案だけ通っても、デモで崩れては何にもなりませんから。
投稿情報: 自主研 | 2012/05/14 11:33
平成版土光臨調の議論が深まっている事と期待してます.消費税国会を注目して成り行きを見てます.しかしながら莫大な国の借金を残した自民党議員の質問内容はあまりも党利党略的な質問が多くて..自民党が選挙で負けた総括もしないで再び政権を目指そうとはあまりにも国民を舐めてますね..行政改革の具体的な内容の議論なし..原子力発電も国策として自民党が率先してきたのに..危機的な状況に人事みたい.おらの町の国会議員の時代じゃあなく国の為に何をする議員なのかを国民は注目してます
投稿情報: 太田 | 2012/05/22 23:50
昨日野田総理と小沢元代表の会談の後NHKに出演された小沢さんのお話しを見て私の考え方と同じと感じました.行政改革の根幹は中央省庁の権力をある程度地方主権へ..その後で消費増税です.その時には一部の意見に道州制もと言われてますが.今の二重行政からして道州制に踏み込んでいかねば日本国の将来はないと思います.野田総理はあまりに消費増税ばかりに前のめりで自民党の党略に利用されそうです.中央省庁の役人と自民党が長い間築いたシステムを壊されるのを黙っているはずがないでしようね.岡田副総理殿私前にも意見述べさせて頂きましたが自民党に利用されたその後は民主党は消滅するかも.かつての社会党みたいに.民主党の中では良識ある副総理の国家体型再構築に期待致しております.
投稿情報: 太田 | 2012/05/31 09:49