ミャンマーで総選挙が行われ、その後、(自宅軟禁中だった)アウン・サン・スー・チーさんが解放され、自由の身になりました。
ミャンマーの問題には、私は外務大臣時代から非常に関心を持って取り組んできました。
この選挙は、誰にでも開かれたという観点から見ると不完全なものであり、いままで権力を持っていた軍部が引き続き権力を維持するということで、様々な問題があることは否めないと思います。
しかし、だからといって全否定するのではなく、極めて不十分でありながらも、選挙が行われたことは事実であって、一部に軍人以外の当選者が出たわけで、次回の選挙では、より開かれた公正な選挙が出来るように、それまでに、日本政府としても強く働きかけていく必要があると思います。
アウン・サン・スー・チーさんも、解放されて、本当に晴れやかな顔でテレビに映っていましたが、そのことを心から喜びたいと思います。
そして、ミャンマーの民主化について、現実的に、しかし、大きな理想を失わずに、着実に前に進めていただきたい。スー・チーさんの役割も、極めて大きいと考えています。
この選挙が終わり、スー・チーさんが解放されたから、直ちに大幅な経済協力をするということにはならないだろうと思いますが、同時に、単に突き放すだけではなくて、しっかり関与をしていくという、粘り強い対ミャンマー外交が求められていると思います。
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スー・チーさんの名前を見るたび、岡田外相のお顔が浮かびます。
少しずつでも、民主化に向けて前進しているのが、このように形になったという事はとっても大きい事だと思います。
一気にとんとんと平和に・・・とは難しいですけど、ちょっとずつでも良い方向へ進んでいって欲しいです。
幹事長になっても変わらず関心を持たれる岡田氏、やっぱり素敵です♪
投稿情報: いいちこ | 2010/11/15 15:27
例え軍事独裁政権だとしても、日本と敵対していない国でかつ経済的な利益がある相手なら交流を躊躇しない方がいいと思います。
でないと、あまり他国の民主主義に関心のない国同士が経済的に結びつき、彼らばかりが得をする結果になってしまいます。
投稿情報: 佐藤健 | 2010/11/16 00:31
スーチーさんの数奇な運命には言葉もありません。
政治信条は良く存じ上げませんが、あの強固な信念は畏敬すべき人間の究極の姿として現れてます。
容姿の美しさも奥深くて極上ですね。
ところで、ミヤンマーの不正選挙は兎に角として、民主党だって先般の党首選でいろいろと疑惑が云々されてます。
党員・サポーターのハガキ投票で記載した名前が丸見えで、しかも他人の倉庫へ保管では執行部の采配によってどうにでもなるでしょう。
あれほど加熱した選挙で60%台の投票率はあり得ないと思いますがね。
察するに、疑惑の後遺症は延々と続くに違いありません。
投稿情報: HY | 2010/11/16 09:35
岡田さんが外務大臣時代(もはや懐かしいですね~!なんてことでしょうか!)に、力を入れていらっしゃったことが、一歩とは言え花開いたということでしょうか!
岡田さんは、何度でも挫けずに強く主張していらっしゃいましたものね~、これからも世界の嬉しいニュースが届くといいです!
ところで、嬉しいニュースと言えば、外務大臣時代に岡田さんとのツーショット写真が素敵だった、モンゴルのエルベグドルジ大統領が、今日本にいらっしゃっていますね!今、本当に内外で、がくっとくる話ばかりが続いている中で、久々に素敵なほっとするような友好的な大統領のお話をニュースで見ることができて、幸せでした!
投稿情報: レイ | 2010/11/18 21:12
ミャンマーが軍事独裁に至る道には旧日本軍を始めとした当時の日本政府も
深く関与していますね。
そうしたことを念頭に置くなら、ミャンマーの民主化を援助することは
ある意味、日本の責務でもあるように思います。
中国や北朝鮮などに対してもそうですが、こうした問題は国内に対しても
言えそうな気はします。
企業団体献金や官僚支配など、まだまだ日本国内でも民主化せねばならない
ところはあると思います。
岡田幹事長は言ってみれば与党の最高指令官としてその最前線にいるわけで、
ぜひあらゆる戦略を駆使して、そうしたものと対峙して頂きたいと思います。
投稿情報: 藤盛 | 2010/11/23 21:27