連休はいかがお過ごしでしょうか。
私は、今晩といいますか、0時過ぎますが、夜遅くから海外に出かけることにしています。6日の昼頃に帰ってきます。
今回副総理として行くのは、バングラデシュとスリランカです。
なぜバングラデシュとスリランカなのかということを聞かれることがありますが、この2つの国に共通しているのは、1つは今年が区切りの年である。つまり、国交を結んで40年のバングラデシュと60年のスリランカです。
ともに非常に親日的な国です。そして残念ながら、最近、日本の総理大臣や外務大臣が訪問していないということです。総理大臣や外務大臣が毎年のように代わることの弊害の1つが、ここにあります。
大臣に就任した直後は、やはりアメリカや中国、あるいはヨーロッパの国を訪問するわけです。どうしてもそれ以外の国というのは後回しになりがちで、そのうちに大臣が代わってしまって、また新しい大臣が来れば同じことの繰り返し。
そういう中で、非常に重要な国々へ総理大臣はもちろん外務大臣すら訪問しないまま、時間が経ってしまうということになってしまいます。バングラデシュは、森総理(2000年当時)、そして麻生外相(2006年当時)が最後だと思います。スリランカは、海部総理(1990年当時)が最後ということです。
そういうところに副総理として訪問したい、そして40周年、60周年をともに祝いたいと考えました。
もちろんこの両国は、日本にとって非常に重要です。バングラデシュは、人口が1億人以上で、最近は繊維産業中心に経済成長がなされている。そして穏健なイスラム国で、民主主義がしっかりと根付いているという国です。加えて非常に親日的です。
インドとASEAN(東南アジア諸国連合)の間にありますので、どうしても注目度が低くなってしまいますが、私は、将来、日本の企業にとっても非常に重要な市場になるし、そして貿易相手国として有力な国になると思っています。
モニ・バングラデシュ外務大臣とは、私が副総理になる前(昨年12月)にインドネシアでお会いして、ご招待もいただいておりましたので、行くことにしたものです。
スリランカは、最近内戦が続いて大変な状況でしたが、それも収まって安定してきています。日本との関係は、かねてから良好で、戦略的にも非常に重要な位置にあります。ここもしっかりと日本との関係を再構築していく。
私は、外務大臣の時には、内戦の末期における人権侵害の問題について取り上げたわけです。そういう問題も引き続ききちんとしていただきたいと思いますが、同時にしっかり二国間関係を深いものにしていきたいと思います。
いずれの国も、大統領や首相、各大臣とお会いし会談をする。そして、なるべく現場も見てきたいと思っています。結果はまたご報告したいと考えています。
※ブログの動画版はこちら
※海外出張の概要はこちら[PDF]
大臣に就任した直後は、やはりアメリカや中国、あるいはヨーロッパの国を訪問するわけです。どうしてもそれ以外の国というのは後回しになりがちで、そのうちに大臣が代わってしまって、また新しい大臣が来れば同じことの繰り返し。
そういう中で、非常に重要な国々へ総理大臣はもちろん外務大臣すら訪問しないまま、時間が経ってしまうということになってしまいます。バングラデシュは、森総理(2000年当時)、そして麻生外相(2006年当時)が最後だと思います。スリランカは、海部総理(1990年当時)が最後ということです。
そういうところに副総理として訪問したい、そして40周年、60周年をともに祝いたいと考えました。
もちろんこの両国は、日本にとって非常に重要です。バングラデシュは、人口が1億人以上で、最近は繊維産業中心に経済成長がなされている。そして穏健なイスラム国で、民主主義がしっかりと根付いているという国です。加えて非常に親日的です。
インドとASEAN(東南アジア諸国連合)の間にありますので、どうしても注目度が低くなってしまいますが、私は、将来、日本の企業にとっても非常に重要な市場になるし、そして貿易相手国として有力な国になると思っています。
モニ・バングラデシュ外務大臣とは、私が副総理になる前(昨年12月)にインドネシアでお会いして、ご招待もいただいておりましたので、行くことにしたものです。
スリランカは、最近内戦が続いて大変な状況でしたが、それも収まって安定してきています。日本との関係は、かねてから良好で、戦略的にも非常に重要な位置にあります。ここもしっかりと日本との関係を再構築していく。
私は、外務大臣の時には、内戦の末期における人権侵害の問題について取り上げたわけです。そういう問題も引き続ききちんとしていただきたいと思いますが、同時にしっかり二国間関係を深いものにしていきたいと思います。
いずれの国も、大統領や首相、各大臣とお会いし会談をする。そして、なるべく現場も見てきたいと思っています。結果はまたご報告したいと考えています。
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岡田さん お疲れ様です。バングラデシュはかつて飢餓による死者が出る位超貧困国でした。かつてジョージ・ハリスンなど著名なミュージシャンがバングラデシュ支援コンサートを開催したことを思い出します。でも最近は国情も以前に比べたら安定してきたようですね。韓国や中国の企業がどんどん入ってきて工場建設のための立地の良い場所をだいぶ先行してとってしまっているようです。日本はやや進出に遅れをとっているようです。スリランカは紅茶や鉱物資源の豊かな国ですが、爆弾テロなどが頻発したときもあり、宗教的な問題や内部の問題でよく見極める必要がありそうです。日本人にはわからない宗教上の対立がこうした国々には根深いと思います。
投稿情報: ぽぽりん | 2012/05/03 10:06
本日、ダッカにお越しになられるのですね。私も今、バングラデシュに滞在しております。バングラデシュに滞在して感じますのは、非常に親日家が多く、とても好意的です。私は地方に住んでおりますが、ダッカなどはとても活気に溢れ、途上国なりにも発展の兆しを垣間見ることができます。反面、政治の不安定さを柱に社会情勢の不秩序などからその発展の波に乗るのは困難極まりないと思います。
何はともあれ、国交樹立40年の節目に副総理に訪問していただくことは両国間においてとても意味のあることだと思います。
投稿情報: しるく | 2012/05/03 13:37