昨日(29日)、衆議院本会議場で野田総理の所信表明演説が行われました。
この所信の表明は、この国会、あるいはそれ以降も展望して、野田内閣として何をやろうとするのかということを述べたもので、非常に危機感を持った明確なメッセージだったと思っています。
この所信の表明を受けて、代表質問が行われ、そして予算委員会で更にやり取りが行われるという流れになります。
ただ、今回は参議院においては所信の表明を聞かず、代表質問もしないということで、これは、特に代表質問しないというのは極めて異例なことです。
続きを読む "臨時国会開会―代表質問拒否は極めて異例、国会は議論をする場" »
日曜日(28日)投票の鹿児島3区の補選。突然お亡くなりになった松下大臣の後を受けての補選でした。残念ながら及びませんでしたが、5600票差まで迫ったというのは、非常に大きなことだと思います。
元々保守地盤の厚いところで、国民新党公認、民主党推薦という形で、全力で戦わせていただきました。もちろん、負けは負け。しかし、希望の見える負け方だったと思います。
私も半日入って、3会場で応援させていただきましたが、野間さんは敗れたものの、非常にいい候補者ですから、「近いうちに」行われる総選挙において、今度こそはしっかりと勝利をしていただけると期待しています。
続きを読む "鹿児島3区補選―希望の見える負け方、民主への信頼は取り戻せる" »
金曜日(19日)に3党の党首会談が行われました。結果は物別れということです。大変残念に思います。
総理は、以前に谷垣総裁との間で交わした「近いうち」にということについて、「真摯に受け止め、自分としては、時が来ればきちんと判断する」と言われました。しかし、それがいつか。例えば、年内にとか、いつにというようなことは、総理としては言えるはずもないわけで、そういったことに安倍さんや山口さんが固執をして、物別れになったということです。
これは非常に残念なことで、いつ解散するかはっきりしないといろいろな議論に応じないというのは、まさしくそれは審議拒否と同じことで、大変不毛な議論だと思います。
続きを読む "3党党首会談―解散明示に固執は不毛、解散3条件などあり得ない" »
一昨日(17日)、総理が経済対策として、政府の中でしっかり取りまとめを行うようにという指示を臨時閣議でされました。これから、政府の中でしっかり検討していかなければならないと思っています。
その柱は、やはり被災地の復興対策、そして、先般政府として取りまとめた「日本再生戦略」の中で、グリーン、ライフ、農林漁業の重点3分野を決めましたので、そこについて、来年度要求する予定だったものを前倒ししてやっていくということが中心になるだろうと思っています。
もちろん、いま政府の経済の先行きの見通しは、3期連続して慎重な見方に変わってきていますので、状況は非常に厳しい。そういうなかで、手遅れにならないように、果断に景気刺激策もやっていかなければいけない。
続きを読む "経済対策―予備費と補正の二段構え、野党は特例公債法案に協力を" »
いま復興予算について、いろいろな問題があるのではないかという指摘が、メディアによってなされ、今日も参議院の決算委員会に私も呼ばれて、答弁を若干しました。
この問題は、議論にやや混乱が見られます。メディアもつまみ食いで報じているところもありますので、改めて私から申し上げたいと思います。
まず、被災地以外のところにいろいろ予算が使われていること自身が何か問題かというと、それは法律上、被災地以外についても使うということが明記されているわけです。
続きを読む "復興予算―新仕分けでしっかりチェック、より重視すべきは被災地" »
いまメディアの中で、国民会議の問題が取りざたされています。
これは、先般の社会保障・税一体改革の8本の法律の中で、社会保障制度改革推進法に、年金や医療・介護の問題など、まさしく国民的な議論を必要とするものについて、定員20名から成る国民会議(社会保障制度改革国民会議)を設け、そこで1年以内に結論を出すことになっている、その国民会議のことです。
私は、この国民会議は早期に立ち上げなければならないと、担当大臣として強く感じています。そもそも、期限が1年ということで切れています。すでにもう1か月以上の時間が経ったわけです。
続きを読む "国民会議─3党で早期に立ち上げたいが、最終的な責任は内閣に" »
先週の土曜日(6日)に、私が地元桑名市で行ったオープンセミナーでの発言が、随分と誤解を招きやすいものとして報道されていますので、私がどういう発言をしたかということをここで明らかにしておきたいと思います。
私が申し上げたことは、今回の福島の事故がいかに厳しいものであったか、そして、関係者に大変なご苦労をおかけしているということを申し上げたうえで、しかし、一歩間違えれば、この事故はさらに最悪な事態ということも考えられる状況であった。東日本全体が汚染されるというようなこともあり得た。そうならなかったのは、それは単に幸運によるものでしかない。つまり、運が良かったから最悪の事態を免れただけで、逆に言うと、そういう最悪の事態になる可能性は十分にあったということを申し上げたわけであります。
続きを読む "福島原発事故に関する私の発言―誤解を招きかねない報道は残念" »
たまたま台風も来たということで、日曜日(30日)の午後に、比較的ゆっくりと女子ゴルフの番組を見ていました。
世界の強豪が集まって、大変見ごたえのある試合だったわけですが、宮里美香、宮里藍、そのほか日本選手の活躍が今一歩だったというのは、大変残念に思いました。
ただ、私はこの番組を見ていて、中国出身のフォン・シャンシャンさんが優勝し、2位には韓国出身の選手がつけたわけですが、ギャラリーの皆さんが、ある意味では、いま外交関係が非常に緊張関係にある中国や韓国の選手に対しても、惜しみなく拍手を送っていた姿を見て、やっぱり日本は素晴らしいなということを改めて感じました。
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野田改造内閣がスタートしました。
今回の改造は、思いのほか大きなものになりましたが、今まで党でいろいろご尽力いただいた城島国対委員長や樽床幹事長代行、そして前原政調会長に、それぞれ閣内に入っていただいて、しっかりとこれから協力しならやっていきたいと思っています。
「近いうちに」というのはいつになるかはともかくとして、少なくとも衆議院議員の任期が1年を切っているわけですから、どこかで総選挙ということになります。その総選挙に向けて、しっかりと野田政権、あるいは、今回のこの4年間の民主党政権の仕上げをやっていかなければいけないと思っています。
続きを読む "内閣改造―副総理留任、一体改革を成し遂げ行革を目に見える形に" »
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