この3年3カ月を振り返って、様々な思いがよみがえります。
特にこの1年、今年の1月に私は副総理(社会保障・税一体改革担当、行政改革担当大臣)として閣僚になり、官邸に入りました。この1年間、本当に慌ただしく、そして懸命に仕事をしてきた1年間だったと思います。
社会保障と税の一体改革は、何とか法律を成立させることができました。もちろん、残された課題は様々ありますが、ここは新しい安倍政権のもとで、民自公3党がきちんと協力しながら前に進めてもらいたいと思っています。これだけでも、野田内閣として歴史的なことをやったと思います。
特にこの1年、今年の1月に私は副総理(社会保障・税一体改革担当、行政改革担当大臣)として閣僚になり、官邸に入りました。この1年間、本当に慌ただしく、そして懸命に仕事をしてきた1年間だったと思います。
社会保障と税の一体改革は、何とか法律を成立させることができました。もちろん、残された課題は様々ありますが、ここは新しい安倍政権のもとで、民自公3党がきちんと協力しながら前に進めてもらいたいと思っています。これだけでも、野田内閣として歴史的なことをやったと思います。
加えて私自身、行政改革担当として、様々なことをやってきました。詳しくは、私が次の大臣のために作成した引き継ぎメモをホームページにも載せていますので、ご覧いただきたいと思いますが、例えば、公務員人件費抑制のための様々な政策、そして、公務員の人たちがしっかりと働けるための給与カーブの見直しなど、重要な課題に取り組んできました。
行政刷新の分野でも「新仕分け」をやりましたが、予算全体の制度の公開ということで、これは私だけではなくて3年3カ月の民主党政権の成果として、行政事業レビューというものを定着させました。国の全5000事業について公開し、誰もがホームページで見ることができるということも実現しました。
そして、政府CIO(情報化統括責任者)を任命して、政府のIT化・情報化についても大きな道筋をつけたと考えています。
規制改革も、自然エネルギーの分野については大きく前進し、経済活性化のためのワーキングチームもつくって議論がすでに始まっています。安倍さんの言われていることは、実はほぼすでに線路が敷かれており、この規制改革を是非前に進めていただきたいと思います。
いろいろなことをやってきたという思いと、そういう所掌を越えて、外交案件やその他重要なことについては、野田総理や藤村官房長官の相談相手になって、これはあまり表には出ないようにしましたが、しっかりと野田さんを支えてきたという思いもあります。
自分としては、能力の限り、体力の限り精一杯やったという思いはあります。
野田政権、最後は選挙で厳しい結果になりましたが、後世必ず野田総理の行ったことは高く評価されることは間違いないと確信をしています。
総理官邸を離れるにあたって、スタッフの皆さん、そして一緒に働いてきて落選された中塚一宏前金融担当大臣(元内閣府副大臣)とともに、初めて官邸の庭を散策しました。
窓の外から綺麗な庭はいつも見えていましたが、実際に庭に入るのは初めてで、それだけ慌ただしかったということが言えると思います。野田さんに「官邸の庭に降りたことがあるか」と聞きましたら、「全くないまま終わってしまった」と言われていました。
野田総理はこの間、本当に頑張られましたし、成果も出されました。私は、民主党政権も、3年3カ月、様々なことをやってきましたので、そのことが冷静に評価される時代が必ず来ると思っています。
これから、この民主党を立て直して、海江田新代表のもとで、皆が力を合わせて、政権交代可能な政治、自民党が迷走すればまた政権交代できるような体制を早くつくっていかなければなりません。次の総選挙目指して、一生懸命に全員野球で頑張っていきたいと思っています。
これが今年の最後のメッセージになります。来年もよいお年をお迎えいただきたいと思います。
※ブログの動画版はこちら
今年は、とてもいろいろなことが
ありましたが、
来年は、民主党の「更なる飛躍精神」を忘れずに、誠実に頑張ってください。
どうぞ、明るい新年をお迎えください。
投稿情報: 仁科 純子 | 2012/12/28 20:44
岡田さんこんばんは^-^
3年間お疲れ様でした。岡田さんも野田さんも本当に頑張っていらしゃいました。
民主党の皆さんもです。
海江田新代表の元、力を合わせて
政権交代を実現して下さい。
応援しています。
最後になりましたが、来年が岡田さんにとってよい年になりますように^^
良いお年を。
投稿情報: naoko | 2012/12/28 21:07
冷静に判断すると民主党は日本のためになる肝心な事は何もしなかった。自己評価だけ高すぎます。日本人は冷静に判断して、民主党にNOを突きつけました。早く国民のために政治から足を洗って下さい。あなた達が政治にかかわることが税金の無駄です。2009年には期待していた者です。
投稿情報: あいちゃん | 2012/12/28 22:11
岡田さんお疲れさまでした。
過去の自民党政権が残したつけを民主党政権でかえさなくてはならなくて大変だったこととおもいます。
とにかく早く民主党を立て直しください。
投稿情報: 群馬 | 2012/12/29 00:12
「民主党政権の3年3カ月―野田政権は後世高く評価されると確信」
私もそう思います。民主党が敗退したことは、国民の未熟さを示していると思います。悪罵が投げつけられますが、大きな足跡を残したと思います。実に残念です。あと4年、民主党が政権を握ることができていれば・・と思います。
投稿情報: 岩田賢司 | 2012/12/29 00:29
向かい風を追い風にするには自分が後ろを向くしかありません。そしてそれはつまり、自分の志を捨てる事にほかなりません。野田前政権は、始まりから終わりまで向かい風でしたね。それはきっと、野田前総理は勿論の事、岡田さん達がしっかりと前だけを見て頑張っていたからだと思います。なかなか前に進めず、歯痒い思いをしていたのは国民だけではなく、政権を担っていた皆さんも同じでしたよね? 選挙で負けたという事は非常に残念でしたが、私の母は「野田さんは間違ってなかったと思う。だからもっと評価されてもよかったのに」と言っていましたよ。私もそう思います。岡田さんも、あの政権交代以降(勿論それ以前もでしょうが)、常に重責ある立場で活動され、精神的にも体力的にも大変だったと思います。本来なら目上の方に使う言葉ではないようですが、敢えて、「ご苦労様でした」と言わせて頂きます。党の再生は本当に大変だと思います。でも、絶対に出来ますよ、信念さえ捨てなければ。
投稿情報: 結花 | 2012/12/29 02:01
「臥薪嘗胆」。
こうした一言では尽くされないほど厳しい日々がこれから待ち受けていることと思います。
同時に安倍内閣の組閣や党の人事を見て思ったことは人材の多様さです。率直にいって、メディアへの露出度や知名度が低くても、専門分野を地道に勉強してきた面々が相応に配置されているように思います。もちろん第二次安倍政権のこれからには第一次の時よりさらに厳しい視線を向けていかなければなりませんが、民主党も政権奪還の時に備えてじんざい
投稿情報: t.amtc | 2012/12/29 05:48
今回の選挙で敗れた原因と対策を明確にする事だと思います。
但し政策が正しいから、国民の支持につながるかと言えばそうではないのが現実です。
例えば報道によればイタリアでも同じような傾向が見られます。
民主党は鳩山及び管元首相の
迷走及び小沢さんの悪影響が国民の支持を失った大きな要因と思います。要するに国を背負って国を動かす自覚が足りなかったと思います。
野党になってもアメリカ、中国等と
交流を継続し、経済振興と税の一体改革を実現すべく、奮闘する事を望みます。
投稿情報: 鈴木賢二 | 2012/12/29 08:58
岡田さん、こんにちは。
岡田さんはこの3年3ヶ月の間、本当に頑張ってこられたと思います。
様々な政策はもちろん、裏で総理を支え、痛烈な批判にも屈しない岡田さんの姿は胸打たれるものがありました。
私は過去に岡田さんが民主党代表で小泉自民党と戦ったあの衆院選から、ずっと岡田さんを応援してきました。
正直この3年3ヶ月、私はずっと岡田さんが総理になってくれることを願っていました。
今回は叶わなかったけど、また民主党が政権を取ったときは、絶対総理になって下さいね。
これからもずっと応援しています。
良い年を迎えて下さい。
それと、気が向いたらメールでも下さい。
投稿情報: ナオ | 2012/12/29 14:49
本当にごくろうさまでした。オバマ大統領が野田総理をほめたという報道もありました。行政事業レビューや自然エネルギーの規制改革など改革の流れを自民党がしっかり引き継いでくれるといいのですが…
しっかりした影の内閣をつくれる党であってほしいと思います。
投稿情報: 自発研 | 2012/12/29 22:47
選挙で民主党が惨敗した一因は,党内のごたごたであったと思います。野田元総理の責任とは言えず,以下に惨敗したとはいえ,野田さんが辞任したことはとても残念ですし,選挙前にはこれで民主党もすっきりしてよくなるのではと期待した人も少なからず居たと思います。
選挙後の民主党は,また先祖がえりしているようで,またどこぞと合流などとなりかねないような気がしています。
選挙のための政治ではなく,政策の実行を考えることを第一にして欲しいものです。その点では,ぶれないみんなの党を見習って欲しいです。
今回まで民主党に投票して,期待しているだけに,選挙のための離合集散だけは絶対に避けるようにしてください。
投稿情報: 都忘れ | 2012/12/30 05:04
岡田さん、野田総理、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
本当は「岡田さんお勧めのイラン映画『別離』とても良かったです」とか、「官邸では熱い緑茶をガラスのコップで飲んだりひどくまずい紅茶を飲まされたりするそうですが、それはなぜかわかりましたか」などということも書きたかったのです。しかしそんな暢気な話題を出せる雰囲気もないまま2012年も終わってしまいますのが心残りです。
来年は民主党再生元年となりますように願っています。
良いお年をお迎えください。ご健康とご多幸をお祈りします。
投稿情報: さんぴん茶 | 2012/12/30 11:16
野田さんが職員に見送られながら官邸を去る映像を見たときは非常にさびしく思いました。
岡田さんは野田さんを支え続けよく頑張ったと思います。本当に御苦労様でした。
岡田さんが外務大臣時代に世界中を飛び回っていた時が一番かっこよかったです。
岡田さんが次に官邸に戻ってくるときには総理大臣として戻ってきてほしいです。
今度は総理大臣として世界中を飛び回って欲しいです。
民主党に期待してる国民が沢山いることを忘れずにこれからも頑張ってください!
投稿情報: 溝口(静岡県) | 2012/12/30 13:35
私は、世論の大勢とは異なるのかも知れませんが、2005年と2012年の総選挙では民主党に大いに期待しましたが、2009年には期待しませんでした。実現不可能なマニフェストを掲げて総選挙で勝利したことが、今回の敗北の最大の要因だと思います。
こども手当16000円、消費税増税を前提とした最低保証年金導入といった公約でも2009年の政治状況では十分過半数を狙うことができたはず(300議席は無理でしょうが)だったのに、本当にばかげた公約でした。
極めて逆進性が強い社会保険料、支出に比例する消費税、累進課税だが所得捕捉率の差など不公平な要素がある所得税をどうミックスし、社会保障制度を維持・改善していくのか。所得が少ない人でも子供を育てることができ、老後は金融資産がなくても安心して暮らせる社会をどう作るのか。それは少子化対策と内需拡大のために欠かせないことです。
自助ばかりを強調する自民党にはできません。まして米共和党右派の主張に似ている部分がある維新の会やみんなの党からはこうした発想は出てこないと思います。
野田前首相には、与党の基盤がしっかりしていれば、社会保障制度の改革やTPPなどの問題を解決できる中曽根首相以来の名総理になる資質があると思っていたので今回の選挙結果は非常に残念ですが、民主党にはどういう社会を目指す政党なのか軸をはっきり打ち出して再起を目指してもらいたいと思います。
投稿情報: 遼遠 | 2012/12/31 11:39
もちろんメディアを通じてしかわかりませんが、野田総理・岡田副総理・藤村官房長官の頑張りには、実直さがひしひしと伝わるものでした。岡田さんが今一度官邸に戻るときは、総理大臣(あるいは野田総理の副総理として再び・・・)として戻られることを期待しています。
投稿情報: NTT | 2013/01/03 13:11