この3年3カ月を振り返って、様々な思いがよみがえります。特にこの1年、今年の1月に私は副総理(社会保障・税一体改革担当、行政改革担当大臣)として閣僚になり、官邸に入りました。この1年間、本当に慌ただしく、そして懸命に仕事をしてきた1年間だったと思います。社会保障と税の一体改革は、何とか法律を成立させることができました。もちろん、残された課題は様々ありますが、ここは新しい安倍政権のもとで、民自公3党がきちんと協力しながら前に進めてもらいたいと思っています。これだけでも、野田内閣として歴史的なことをやったと思います。
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安倍内閣がスタートしました。
首班指名のために衆議院本会議場に入ってまず気付いたことは、席が議長から見て右手から左手の野党席になっているということ。そして、人数も2005年衆院選のあの敗北の直後よりもさらに減ってしまったということです。
私よりも当選回数が多い方というのは、横路孝弘前衆議院議長と菅直人さんだけで、同期も大畠章宏さん、高木義明さん、赤松広隆さんと、非常に少なくなってしまいました。
同期の中で連続当選してきた仲間である鉢呂吉雄さんと細川律夫さんは、いずれも社会保障と税の一体改革の大変な影の功労者です。
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韓国の大統領に、朴槿恵(パク・クネ)氏が選ばれました。
接戦が予想されましたが、割と早く決まったなという感じです。
朴槿恵さんとは、私も5~6回はお会いしていると思いますが、大変印象深い人です。特に私が印象に残っているのは、少し前になりますが、彼女が新しい党を立ち上げたときがありました。大変注目を浴び、かつある意味では政治生命を賭けての決断。時間もないなかで、私との約束をキャンセルすることなく、お会いいただきました。
続きを読む "韓国・朴槿恵新大統領―言葉数は少ないが確信に満ちた話しぶり" »
先日(19日)の両院議員総会で、次の代表を選ぶ手順について議論されましたが、もう少しいろいろな議論をしてからということで、日程が先送りになりました。
私自身も、この3年3カ月間の民主党、今回の選挙で国民の皆さんから厳しいお叱りをいただいたわけですが、何が問題だったのかということについて、一度じっくり話してみたほうがいいと思っていました。
その上で、お互い共通認識を持って、リーダーを選んだほうがいいと考えていましたので、日程が先送りになったことは決して悪いことではないと思っています。
続きを読む "民主党政権の3年3カ月―何が足りなかったのか、徹底的に議論を" »
総選挙が終わりました。
結果は、報じられている通り、民主党は大きく議席を減らすことになりました。代わって、自民党の議席が非常に増えて、政権交代が再度行われることになりました。
今回のこの結果をどう考えるか、これから党の中でもしっかりとした議論が必要だと思います。
ただ、比例における自民党の得票率は、前回政権交代が行われたその時とほとんど変わっていませんので、そういう意味では、自民党に対する期待があったということではないと思います。
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いよいよ総選挙が始まります。
非常に重要な選挙で、かつ民主党に対しては厳しい風が吹いていますが、それを乗り越えて、しっかりとこの国の政治を担う、そういう民主党であり続けたいと考えています。
この選挙で、いくつかのことを私は訴えていきたいと考えています。
まずは、社会保障と税の一体改革。私たちは3年3カ月前に、(政権交代後の)4年間、消費税を上げないというお約束をしました。にもかかわらず、なぜ消費税の引き上げを含むこの改革を実現したのか。それは、まさしく状況の大きな変化。すなわち、ヨーロッパの経済危機や東日本大震災、そういうなかにあって、改めていま私たちが置かれている日本の財政状況の厳しさを考えさせられたということです。
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