来年度の予算案の中身が固まりました。テレビも含めて、メディア各紙が報じています。これを見て、非常に疑問があると申し上げなければなりません。
まず、キャッチフレーズとして、4年ぶりに税収のほうが国債の発行額を上回ったと言っているわけです。数字としてはもちろんそういうことなのですが、そこにトリックがあって、別に歳出を削った結果そうなっているわけではないということです。
つまり、歳出は、今年度であれば経済予備費を9000億円計上してきました。これは、大きな経済変動があったときに使うというもので、今年度も予備費はほぼ使い切っています。この予備費を計上しなかったことで約1兆円。
そして、国債の金利をより低く見たということで、ここも歳出が削減されているわけです。しかし、この2つはいずれも歳出の無駄なものを整理して切ったというものではなく、考え方を変えたというにすぎないわけです。
続きを読む "来年度予算―財政規律は守られず、従来型公共事業を大幅積み上げ" »
週末は当面、地元を中心に活動をするということは申し上げたと思いますが、まさしくいま、それに力を入れています。
私の選挙区においては、1日使える日には、幹事会を10回以上を目安に開いています。これは、事務所のスタッフもかなり大変なのですが、私の選挙区の中で、「町」や「字(あざ)」は、ざくっと言って500ぐらいあります。
その中の150ぐらいに、その字を代表する代表幹事、あるいは副代表幹事、幹事の皆さんがいて、いざというときには、その字の中に大体くまなく声をかけていただける。そういった後援会組織がきちっとできている字や町は150程度。
続きを読む "地元活動―町・字での組織固めと三重県全体の足元固めに走り回る" »
いよいよ今日から国会が始まりました。今日は安倍総理が第183回国会における所信表明演説を行いました。この演説は、極めて短いもので、自らの基本的な考え方を述べたということですが、従来だと具体的な政策をいろいろ語ります。それに比べると、項目としても、経済再生、震災復興、そして外交・安全保障という3項目だけを述べられたものです。考え方はいろいろあって、この国会の中で、やがて施政方針演説も予定されていますので、具体的なものはそこで述べるという1つの整理をされたのかもしれません。ただ、聞いていて、国民会議で議論されている社会保障制度改革についての言及が全くなかったことなど、従来、大臣として担当してきた私から見ると、気になるところです。
続きを読む "国会開会―抽象的な思いを述べた所信、国民会議への言及もなく" »
今度の党の新しいスタートにあたって、私は政治改革推進本部長に就任しました。選挙前の党首討論において、定数の削減と選挙制度の抜本改革についても議論をし、次の通常国会の間に結論を出すということが、自民党との間で合意されました。そのことを確実にやり遂げていくということが、まず私の責任になります。選挙制度について我々は、比例を中心に定数を削減し、制度の現状は維持していくということが従来からの主張で、基本的にそのことは変わらないと思います。
続きを読む "政治改革推進本部長就任―定数削減と選挙制度改革をやり遂げる" »
日銀と政府の共同声明が出されました。2%の物価目標の設定、そして、それまでの間、無期限に金融緩和を進めていくというものです。
2%という数字は入ったものの、いつまでにということが盛り込まれず、日銀法の改正についても見送られたということで、常識的なものに落ち着いたと思います。
すべて日銀に責任を負わせるような一時の安倍さんの物言いから見て、日銀と政府が責任を共有し、本来の成長戦略、つまり、日銀の責任で行う金融政策だけではなくて、同時に政府が成長戦略をしっかりやっていくということも併せて強調されたということは、私は適切なものだと考えています。
続きを読む "日銀・政府共同声明―物価2%目標達成へ実質経済成長の戦略を" »
先般の民主党三重県連の幹事会において、私が県連代表に就任することになりました。
今回、衆議院選挙における敗北を受けて、もう一度しっかりと民主党を立て直さなければいけない。そして、そのためにも、まず三重県連をしっかりと再構築し、そのうえで参議院選挙、どうしてもこの三重県でも勝利しなければいけない。そういう思いで、県連の代表をお引き受けしたところです。
三重県は、高橋千秋さんと芝博一さんという、いずれも民主党の参議院議員が当選をしてきました。そういう意味では、参議院の中でも特に民主党が強い県だということが言えると思います。
続きを読む "県連代表就任―三位一体の三重県方式で参院選を戦い抜く" »
今日は、政治家と気分転換について、少しお話をしたいと思います。
何度も触れているように、私は──民主党代表時代(2004年)からですので、もう10年近くになりますが──ジムに通うということを心がけています。大体週に2回程度、3時間ぐらいジムで汗を流すということにしています。これが気分転換にもなるし、体力も付くということで、非常に大きな息抜きになっているわけです。
加えて、ジムに行かない日は、なるべく室内のウォーキングマシーンの上を、時速6.8キロぐらいで、1時間ほど歩くことを心がけています。これは、テレビや録画した番組を見ながら歩くということになります。早足ですが、息が切れるほどではありません。これをなるべく毎日やるということで、体調管理をしてきました。
続きを読む "政治家と気分転換―スポーツや映画鑑賞でストレス管理" »
正月はいかがお過ごしになったでしょうか。私は、1日の夕方から2日間は東京で過ごしましたが、それ以外は、ずっと地元(三重)で新年会に出席するなどして、過ごさせていただきました。特に、私の地方では、「初集会」といいまして、自治会単位でほぼ全員の方々が集まって、1年間の自治会の計画や決算の報告をする仕組みがあります。したがって、そこに出て、3分間ほどお話をさせていただくといったことを地元ではしています。
続きを読む "地元活動―党を再生させるというメッセージをあらゆる機会で発信" »
皆さん明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になり、本当にありがとうございました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
昨年12月の総選挙は、民主党にとっては非常に厳しい結果になりました。
私は、3年3カ月の民主党の政治・政権に対する国民の皆さんの評価が、結果となって表れたと考えています。反省すべき点はいろいろあります。そこはしっかりと党としても総括をしていかなければならないと考えています。
しかし、最も残念だったのは、多くのことを成し遂げながら、そのことが伝わっていない。あるいは、党の中のいろいろなゴタゴタが、国民の皆さんの失望を招いた。そういったことについて、真摯に反省し、総括し、そして再出発しなければいけないと思います。
続きを読む "2013年―日本政治と日本の再生への第一歩を記す1年にしたい" »
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